デビュー作から1年2ヶ月ぶりに発表された2ndアルバム。前作では難解・・・というより |
かなり詩的だった歌詞も解きほぐされ、かなり理解しやすい聴きやすいものになってい |
る。また、1曲目にイントロダクションとしてインスト曲を配すのも彼らのアルバムの特徴。 |
よく言えば「ボーナストラック」、悪く言えば「もったいつけた導入部」(笑)。3人目のメン |
バーである木根尚登氏の姿もこのアルバムでようやく陽の目を見ることになった(笑)。 |
この中で声を大にしてお薦めしたい楽曲は「6.TIME」。イントロのレストランの中での出 |
来事と思われる効果音が印象的な、「別れの情景」を歌った彼らのバラードの中でも抜 |
きん出た名曲である。シングル「2.ACCIDENT」は駆け抜けるような流れがとってもTMら |
しい曲で○。「4.永遠のパスポート」はデート中に彼と彼女とケンカして、彼女が車から飛 |
び出していってしまうが、結局は元に戻って仲直りするという、まさに傍から観たら「勝手 |
にどうにでも仲良くやってくれ」ソング(笑)・・・なのですが、この不思議な世界観にいつ |
のまにか惹きこまれてしまうんです。これぞ小室哲哉アレンジのマジックといえよう(笑)。 |
そして初期の代表曲として数えられる「7.DORAGON THE FESTIVAL」。木根尚登のメロ |
ディーメイクが光るバラード「11.愛をそのままに」で幕を閉じる。”少年時代の終わり”と |
名づけられた盤だけあって、そこに楽しさやうれしさだけでなく、悲しみも残されている。 |