| どこかの惑星のバス停でバスを待つという幻想的なジャケットが印象的な2ndフルアルバム。やはりアフロな |
| 分、片方の宇宙服の頭がデカいというのには笑えます(笑)。「1.君に告げる」は朝起きて寝ぼけた”君”に朝だ |
| よと告げる・・・そんな幸せな一日の始まりを歌った短編バラード。「2.全力少年」は積み上げたものぶっ壊して |
| すべてを一から始めれば、きっと世界は開かれる!と歌われたポップチューン。少なくともボクは全力少年で |
| はなかったなあ(笑)。「3.水色スカート」は”好き”って言ってくれてる彼女にいつまでも不安を感じる気弱な青 |
| 年の心細さを歌った楽曲。うん、わかる(笑)。「4.冬の口笛」は「水色のスカート」のその後の青年を歌ったよう |
| な印象を受ける一曲。いや〜月日が経つと、男も自信をつけてしまうものですね(・・・って言いつつまだ心のど |
| こかでは不安に思ってるとこがまたいい(笑))。「5.フィクション」はいつも平均的なポジションばかりを歩いてき |
| た銀行メン(笑)の心情を歌った曲。打ち破りたいんだけどできない・・・それもわかる!(笑)「6.さみしくとも〜」 |
| は幻想的な風景がマブタの裏に広がってくる楽曲。「7.キレイだ」は、思えば別れた彼女と僕は正反対だったな |
| あ・・・と回想する、デビュー時のアルバムに多かったシチュエーション。ただ曲調が激しい分、逆にサラっと聴 |
| けてしまう不思議な曲。「8.かけら
ほのか」はノスタルジックな気分にいざなってくれる夏の日のワンシーン。夏 |
| のほのかな想い出っていつまで経っても心に残ってるものなんですよね〜。「9.目が覚めて」はひとりでいる自 |
| 由が欲しかったはずなのに、いざ手に入れてみれば彼女との時間がいかに自分にとって大切だったかを思い |
| 知る男が描かれてる。「笑いながら、君が消えた」の一節が切ない。「10.飲みに来ないか」は恋愛のかけひき |
| を歌った楽曲・・・とはいえ、やっぱりここでも男より女の方が1枚上だ。だけどこの男もそれを承知なのがいい |
| ね。「11.雨待ち風」は失った愛する人に対する男の想いが綴られた壮大なバラード曲。なぜあの時追いかけ |
| なかったんだろう?・・・そんな男の頬を雨待ち風がなでてゆく・・・なんて余韻の残る名曲なんだ!このアルバ |
| ムに対しあらゆるメディアが「『夏雲ノイズ』を越えた」と書いていたが、あのアルバムとこのアルバムは比べる |
| ことはできない。そのぐらい双方ともクウォリティーの高いアルバムなのだから・・・。とにかく必聴盤です! |