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〜せ

4206 「then」 back number 13/06/25
A「逃した魚」(09/2/18)
 あの時確かに君はこの助手席にいた。そして今君はそこにいない。過去を変えることなどできな
い。だから君が再びこの助手席に座ってくれることなどないのだろう。君と助手席の窓から見た無
数の星たちは今も同じように輝いてるけどあの時と同じ星たちじゃない。そして君の想い出も喜び
や悲しみと同じようにこの腕をすり抜けてゆく。僕はこれからも歩くのだろう。光が失われた道を。
4987 「戦火の花」 KOKIA 15/08/15
A「KOKIA∞AKIKO 〜balance〜」(09/3/18)
 生まれて一度も戦争を知らないこの国に生きる者にとっては、想像で語ることしかできない。そ
の巨大な力に対して一民衆の声など一切届かない。だから国家自体が戦争一筋だった当時の
人たちはさぞつらかっただろう。愛する者を戦場へ表向きには喜んで送り出さなければならなかっ
たのだから。だけど戦争について何を言っても慰めにしかならない。でもそうせずにはいられない。
181 「1991年のクリスマスソング」 福山雅治 00/12/08
A「BROS.」(91/11/6)
 この曲はきっと以前紹介した「ただ僕がかわった」という曲の続編なんじゃないかな、と思う。街
にはジングルベルが鳴り響くけど、僕の心の中には吹雪が吹き荒れている。そこには彼女の幻を
断ち切ろうとしながらも、実は求めている男のシーンが浮かび上がります。でも「愛」と「夢」を天秤
にかけ「夢」を選んだ僕なのだから、君に届くまで歌い続けようという意思の強さを歌う名曲です。
1519 「1999年 夏 沖縄」 Mr.Children 04/09/02
S「NOT FOUND」カップリング曲(00/8/9)
 復活ツアー最終の地・沖縄でのライブを終えた後に書いたと思われるフォーク色の強い曲。生ま
れた時にもうすでにいろんなものが用意されていたボクらの世代って、何かを創っていくのがすごく苦
手なんだと思う。でもこれからは今まであったものに頼るんじゃなく、今にはない新しいものを創らな
きゃいけない時代なんだと思うのです。それってどこか歌を創って歌っていくってことに似ているよね。
1784 「せんこうの華」 平川地一丁目 05/07/25
A「えんぴつで作る歌」(04/7/28)
 夏の終わりから秋にかけてっていうのはどう見積もってみても感傷的な気分になってしまいます。
季節は夏を終え秋を迎えようとしている。そんな中、君と火をつけた線香花火がただただ僕らの
目の前で燃え尽きてゆく。そしてそんな君と僕を、今ひとりで想っています。なんてドラマティックに
展開される曲なんでしょう。ここにはいない”君”と”僕”をつなげる旋律が胸にしみる曲ですね〜。
1488 「線香花火」 さだまさし 04/08/02
A「帰去来」(76/11/25)
 夏の恋っていうのは、どうしてこうもはかなく感じるものなのだろう?この歌は彼女とふたりきりで過
ごしているまさにその瞬間を切り取ったものなんですけど、その恋の寿命がまるで線香花火がついて
いる間だけしかないかのような、そんな切ない気持ちになってしまう。ホタルが君の浴衣の露草模様
を本物だと信じてとまる。この一節はこの先のふたりの運命を暗示してるようにも思えてしまいます。
673 「センチメンタル」 ゆず 02/04/28
A「ゆずえん」(99/10/14)
 イントロのまさにセンチメンタルな導入部からハーモニカを伴いポップな楽曲へと変身してゆく、夏
を感じさせる曲。二人が出逢ってから実に様々なことがあった。時には傷つけ傷つけられ、それで
も二人は光を信じてここまで来た。「はぐれた心の破片を拾い集めて〜」の一節にジーンとくるな。
ポップでありながら切ないメロディーが秀逸。一度聴いたらその切なさまでも忘れられなくなります。
1632 「センチメンタルクリスマス」 浜田省吾 04/12/24
A「愛の世代の前に」(81/9/21)
 個人的にはどうしても浮かれた街を連想してしまう「クリスマス」という行事なんですけど、この時
期のことを歌った楽しく浮かれたような歌は敬遠してしまいたくなるんですよ(笑)。クリスマスだから
こそ余計に悲しみを感じるってことがきっとあると思うんですけど、その悲しみを今夜だけでも癒せた
らなあっていう歌が好きなんです。たとえ明日からまた怒涛の日々が始まろうとしているとしてもね。
4238 「センチメンタル・ボーイフレンド」 いきものがかり 13/07/27
A「NEWTRAL」(12/2/29)
 私にセンチメンタルは似合わない。だけどそうなってしまうのは、きっとあなたを好きすぎるからなん
だろうな。あなたといつまでも一緒にいたい。でも一から十まで私の思い通りになってしまうのもまた
違う。他の誰かとではつくれない、あなたとわたしでしかつくれない物語を描いてゆきたい。ってこの
曲書いたの女性じゃないのにその独創性がすごい。個人的には”そうだよ”の歌い方がツボ(笑)。
2185 「センチメント・エクスプレス」 GOING UNDER GROUND 06/08/30
A「かよわきエナジー」(01/10/24)
 タイトルのしめす通り、なんてセンチメンタルなメロディーラインなんだろう。ポップだけど胸がキュン
としてくる楽曲なのです。夏の終わりって何でこうもおセンチになってしまうんでしょうね。”夏”という
一年で一番のひのき舞台が終わって、”秋”っていうちょっと淋しさを感じる舞台の幕があがる合間
だからなのかもしれませんね。そしてその季節を通り過ぎた少年はまた一歩、大人に近づくんだ。
4122 「セントレイ」 サカナクション 13/04/02
S(08/12/20)/A「シンシロ」(09/1/21)
 自分自身を冷静な目で見返すことができるのは夜だけかもしれない。それはわかる気がする。
だって陽の光を浴びている間はいろんなものが目の中に飛び込んできて、いったいどれが本当かな
んて意識すらできないもんね。でも夜になれば視界は狭まり、本当だけが目の中に飛び込んでく
る。何が嘘で何が本当か?それは暗闇の中でしか理解することができないような気がしてくる曲。
3584 「千年メダル」 ザ・ハイロウズ 11/10/12
S(98/4/29)/A「ロブスター」(98/5/8)
 「永遠に君を愛せなくてもいいか」とは、なんて潔いメッセージなのであろうか!(笑)人の心な
んてうつろいやすいもの。ましてや本当に心のこもった誓いなんてそう簡単に言葉で示せるものじ
ゃない。「一生君を愛します」って終わってもいないのに簡単に言えることの方が不誠実のように
思えるのです。「できるだけ長生きするから」って妙に言い訳じみてるところがまた痛快な曲です。
929 「1000のバイオリン」 ザ・ブルーハーツ 03/01/18
A「STICK OUT」(93/2/10)
 ザ・ブルーハーツ後期の名曲。マーシーの表現はデビュー当時から比べて、すごく比喩表現を多
用してるなあって感じがしますが、要は過去を振り返るよりも、今を生きてゆくってことが大事なん
だってことを言ってるんでしょうね。「ヒマラヤほどの消しゴム」「ミサイルほどのペンを片手に」と、スケ
ールが大きいんだけど内容はごく個人的なことなのがまたいいよね。そしてメロディーがすごくいい!
1880 「全部、君だった。」 山崎まさよし 05/10/29
S(03/3/19)
 人はその現状に身を置いている時、その現状の大切さに気づかない。だけどいざその現状を失っ
た時、失くしたものの大きさや大切さを初めて思い知ることになる。このタイトルは、まさに男のその
当時の”現状”を言い表してると思う。君がそばにいること、それが僕の生きた証だった。雨がやみ、
部屋が明るさを取り戻したとしても、そこにはただ暗い表情の僕だけがいつまでもとり残されている。
1348 「全部だきしめて」 KINKI KIDS 04/03/15
S(98/7/29)
 メロディーにありったけの思いが歌詞となりつめこまれた「拓郎テイスト」な楽曲(笑)。だけど「間抜
けなことも人生の一部だと 今日のおろかさを笑い飛ばしたい」って一節が響いてきます。そう、人間
は基本的に間抜けにできているもんだ。それをみんな必死に隠そうとしてるから滑稽に見えてくるの
かもしれない。そういう部分も含めて全部だきしめて生きて行けたら、きっと幸せになれるんだろうな。
3370 「千本桜」 レインブック 10/03/12
S(08/3/5)/A「花水木」(09/3/25)
 毎年春の季節になるとこのあたりの風景は桜の色に埋め尽くされる。私が誰に出会おうと私のま
わりから誰が立ち去ろうと、桜はいつも同じように咲き誇り、その人の記憶にすりこむように色を添え
る。満開の桜は一見華やかのように見えますが、同時に哀しい記憶もよみがえらせる気がするのは
ボクだけでしょうか?そうやって桜は何年もの間、人々の出会いと別れを見続けてきたのでしょうね。
3477 「ゼンマイ」 ゆず 11/06/27
A「FURUSATO」(09/10/7)
 昔の人々が見たら今の若者たちってすごく甘えん坊に見えるんだろうな。だって社会的に何でも
揃ってるし、やろうと思えばある程度のことはどんなことでもできちゃうもんね。だけどそんな時代の若
者だからこその悩みだってある。モノが溢れすぎてるからこその迷いもある。でも先人が遺した重い過
去を背負い込みながら、僕らはそれでも半べそかきながらも今日も右へ左へと走り出してゆくんだ。
793 「前夜(桃花鳥 -ニッポニア・ニッポン-)」 さだまさし 02/08/27
A「夢の轍」(82/12/11)
 戦前の「日本人」は、祖国をすごく大事にしていた人種でした。でも今の「日本人」はいったいどう
なのでしょう?この国がどうなろうと、自分たちの今の生活があればそれでいいという風潮。自分もこ
の風潮に片足をつっこんでる身ですが、いざこの国が沈みかけた時、いったい何人がこの国について
真剣に本気で考えることができるのでしょう?いや、実際にもう沈みはじめているかもしれませんが。
781 「戦友会」 さだまさし 02/08/15
A「家族の肖像」(91/7/25)
 「戦友会」は「同窓会」とは全く異なるものなのでしょうね。「明日死ぬかもしれない」そんな生と死
の隣り合せの中で芽生えた友情って言葉では言い表せない関係なんでしょうね。「銃弾に倒れた
友の顔を 忘れることなど出来ない。あいつの分もあいつの分もと 生きる思いは解るまい」だから今の
若者たちにとって当たり前の「生きる」ことに対してこの年代の方たちは特にひたむきなんでしょうね。
1917 「全力少年」 スキマスイッチ 05/12/05
A「空創クリップ」(05/7/20)
 世間の常識など何も知らなかった頃は、逆に自分の思うように動くことができた。でも世間の荒波
にどっぷりと浸かってしまった今では一歩足を踏み出すことにさえ躊躇してしまう自分がいる・・・でも
そんな自分などぶっ壊して頭をまっさらにして自分の世界を切り開いていこうよ!そんなメッセージを
感じる、元気が出るポップチューン。現実には、なかなかそううまくは割り切れないんだけどね(笑)。
2172 「線路の外の風景」 中島みゆき 06/08/17
A「転生」(05/11/16)
 とにかくレールの上を歩くような人生は送りたくない。みんな決められたようにぬるい人生を生きてい
るけど私はそんな同じような生き方はしない。そんな生き方を綴ったアッパーな曲。でもある時彼女は
自分が歩くことはないと思っていたそのレールの中にこそ、自分の目指していた道があることに気づき
はじめる。が、今はそのレールを眺めていることしかできない自分に彼女は・・・メロディも彼女らしい。

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