13thアルバム
 2年ぶりのニューアルバムに付け加え、ボクをCD屋5軒もハシゴさせてしかも手に入らなかったとい
う(笑)いわくつきの一枚(←全くKANさんには関係ない情報!(笑))。しかしさすがというか何というか
やはり彼のおいしいところが十二分に詰まった名盤である。「1.東京熱帯SQUEEZE」はいきなりのヒッ
ポホップ!彼の少年期から青年期にかけての想い出をうまく韻を踏んで語りかけてるマニアックな一
曲(笑)。シングル「2.Superfaker」は要は妻子もちであることを彼女に隠しつづける大ウソツキのハイ
スピードナンバー。一転「3.カラス」は男の憂いを語った物静かなミディアムナンバー。行き詰まったら
あのカラスのように生きる場所を変えるのも、ひとつの手・・・でも実際はそうもいかないよなあ。その
流れからなだれこむ「4.CLOSE TO ME」は絶品。まるでビートルズの曲のようだ。でも華やかさの中で
ものすごく大切なことを歌ってる気がする。「5.Tiny Song」は短いながらも何か深さを感じるバースデー
ソング。そして今アルバムのハイライトといってもいいであろう「6.猿と犬のサルサ」の登場(笑)。おそ
らくこのハジけ方は今までで一番かもしれない!「チチカタのソフボはアルゼンチン人なのよ♪」(笑)
そしてその騒々しさも覚めやらぬまま(笑)、ジーンと来るバラードナンバー「7.情緒」。「失恋ソング」と
いう一言では片付けられない一曲。すべては夢のままなのか?つづく「8.小羊」は「完璧を求め岸壁に
立ってる」ボクにはうってつけの歌(本当か?(笑))。まあ人間生きてさえいれば何とかなるもんさ♪
そしてボクが「ロック試練の恋U」と密かに呼んでいる(笑)「9.ガラスの30代」・・・光GENJIか!(笑)30
代ならではの悩みがアッケラカンと歌われてる。「想像は妄想を越え 房総さえ越えてったよ♪」って一
節が好きだなあ(笑)。ラストを飾る「10.今年もこうして・・・」は彼が滅多に作らないと宣言してた貴重な
クリスマスソング。静かに幸せを噛み締める男がそこにいる。そんな彼になれるようにボクももっと努
力しないと。そんなラブソングで締められた13作目。中毒になるくらい聴きまくった名作であります!
「Gleam & Squeeze」

2001年9月26日

 
 
 
 
1. 東京熱帯SQUEEZE
2. Superfaker
3. カラス
4. CLOSE TO ME
5. Tiny Song
6. 猿と犬のサルサ
7. 情緒
8. 小羊
9. ガラスの30代
10.今年もこうして二人でクリスマスを祝う
 
 
 
 
 
 

 

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