『 巨乳学園 』



 ゆり子から電話がかかってきたのは、試験が終わってはじめての土曜日――ちょうど夢

彦の誕生日の前日のことだった。のことだった。蒸し暑い夜に問題集を開き白紙のノート

を前にしてシャーペンをくわえ遊んでいると、電子音が鳴ったのだ。

 叔父がプールつきの家を持っているのだが、一週間ほど外国に出掛けてくるらしい。そ

の間、自由にプールを使ってもいいと鍵を渡されたというのだった。

 夢彦は二つ返事でOKした。

 六月の半ばごろに二人で泳ごうねと約束していたからだ。

 彦星と織姫が年に一度だけ出会う日、空は気持ちのいいほどよく晴れ上がっていた。

 朝から気温は三十度近くにはね上がり、真夏日となった。

 夢彦とゆり子は地下鉄の駅で待ち合わせをして、南の沙紀市に出掛けた。

 ゆり子の叔父の家がそこにあったのだ。

 白い上品な家だった。

 洋風の塀がめぐらしてあり、白い壁と煉瓦色の屋根が青空に浮き上がっていた。

 二人は中庭に入るとプールサイドに上がり、そこで服を脱いだ。

 ゆり子はビキニを着ていた。

 細いくびれに紐がかかり、水色の薄い三角の布が太腿の間を隠していた。

 そしてもうひとつの水色の覆いは、隠してもはっきりとわかるほど豊かなふくらみを包

んで瑞々しく迫り出していた。

 水色の真ん中には双つ、ぽつりと突起が飛びだしていた。

 乳首だった。

 夢彦にまっすぐ見つめられてゆり子はうつむいた。

「この間、友だちと行って買ったの。どうしようか迷ったんだけど」

「かわいいよ。凄く似合ってる」

 顔をあげたゆり子の唇を夢彦はキスで塞いだ。

 ゆり子はうっとりと夢彦を見つめた。

「いつ買ったの」

「昨日。今日、鏡君の誕生日でしょう。だから、鏡君がよろこぶと思って……」

 夢彦はゆり子に顔を近づけた。

 長い濃厚なキスだった。

「気に入ってくれた?」

「すっごく気に入ったよ。ずっとビキニが似合うだろうなって思ってたんだ。ゆり子ちゃ

ん、どこかがおっきいから」

 ゆり子はくすくすと笑った。

 準備体操をして二人はプールのなかに入った。

 水は冷たく、心地よかった。

 しばらくの間、二人は水しぶきをあげて泳いだ。

 そのうち、ゆり子はふざけて水をかけはじめた。夢彦も負けじと水をかけ返した。ゆり

子はきゃっきゃっとはしゃぎながら逃げた。夢彦は追いかけた。ゆり子はすぐにプールサ

イドに追い詰められた。笑いながらゆり子はまた水をかけた。だが、すぐ両腕をつかまれ

、身動きできなくなってしまった。

「さあ捕まえたぞ」

 夢彦はゆり子に顔を近づけた。

「さんざんいたずらしてくれたから、どうしようかな」

「んふふ、うれしいでしょう?」

「だれが」

「鏡君。いたずらされるの好きでしょう」

「こういうことするのは好きだけど」

 夢彦はビキニの上からバストを揉みさすった。

「アンッ、エッチ」

「おれエッチだもん」

 夢彦はバストをもみもみした。

「あんっ、ああんっ」

「ほんと感じやすいね」

「鏡君が変なことするんだもん」

「でも、おっぱいもみもみされるの嫌いじゃないだろう」

 ゆり子はくすっと笑った。

「大好き」

 夢彦はビキニのなかに手を突っ込んで揉みしだいた。

「アンッ……鏡君っ……」

「なあに」

「ウフン……アハン……気持ちいい……」

「ゆり子ちゃん、少しおっきくなったんじゃない」

「そんなことないもん……」

「たしかめてみようか」

 夢彦はくりくりっと乳首をいじった。

「あはんっ……お豆さんいやっ……」

 ゆり子は首を振っていやいやをした。

「とってもうれしいことしてくれたから、今日は特別サービスしてさわってあげる」

 乳首をつまみ、夢彦はくりくりと揉みまわした。

 ゆり子は声をあげた。

 ツンと乳首が突き立った。

 夢彦はビキニの上から乳首にしゃぶりついた。

 それだけでゆり子は声をあげた。

 ほんとうに感じやすいおっぱいだ。

 おっきくてとってもやわらかくて気持ちいいや。なによりも、ゆり子はかわいいもんな。

 夢彦はビキニを外した。

 ぷるんと染みひとつない美しい乳房が剥き出しになった。

「いつ見てもきれいな胸だね」

 夢彦は乳房にしゃぶりついた。

 ゆり子は体をふるわせた。

 両手で強く揉みしだいてくると、ゆり子の口から喘ぎ声がもれはじめた。

 小刻みに体をふるわせ、上体をそらし、乳房を突き出してきた。

 グイグイと乳房を揉みたてながら、夢彦は交互に乳首を吸いまくった。

 ゆり子は喜悦の声を放った。

 夢彦はさらに激しく乳首を吸い、たっぷりと乳房を揉みまわした。

 ゆり子は声を張り上げ、乳房をゆさぶりいやいやをした。

 だが、それがもっとしてほしいというサインであることは夢彦にはわかりきっていた。

 夢彦はさらに乳首をしゃぶりまわした。

 乳首は口のなかでたちまちそそり立った。

 そしてまたしゃぶりころがされ、ゆり子は悲鳴に近い喘ぎ声をあげた。

 揉まれるごとに豊かな盛り上がりは一段とふくらみを増し、乳首を突き立たせ、妖艶な

色香を放って手のひらに吸いついてきた。

 どのくらい手にしていても、心地のいい乳房であった。

 官能的な色香に満ち満ちて、一度手にすれば時が滅ぶまで決して離すことはないだろう

と思われるほどすばらしい乳房だった。

 甘い芳香に満ちた豊艶なバストを揉みしゃぶっているうちに、夢彦はたまらなくなって

きた。欲望を爆発させたくてしかたなくなってきた。下のビキニのほうはいじっていなか

ったが、濡れているのは明らかだった。

 夢彦はビキニの紐を解き、ずぶりと突き入った。

 あふうっとゆり子は声をもらした。

 ヒップを抱きずぶずぶとさらに奥に突き進んだ。

 アフンアフンとゆり子はヒップをゆらして夢彦のものを深く迎え入れた。

 ずちゃずちゃと夢彦は動きはじめた。

 ゆり子はアフンアフンと鼻声をもらした。

 両手いっぱいに乳房を揉みたて乳首にしゃぶりつくと、それは切ない喘ぎ声に変わった。

 ゆり子は夢彦の首ねっこに腕をまわし乳房を押しつけ、自分からヒップをゆさぶってき

た。

 相当気持ちいいのか、盛んに甘い喘ぎ声を発している。

 夢彦はたっぷりと乳房を揉みしだき、乳首をしゃぶりまわしてやった。

 そのとたん、ゆり子は激しく声をあげ上体をひきつらせると、ひとりオーガズムのなか

に飛び込んでいった。

(以下、つづく)


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