『 巨乳学園 』



 裸身のまま抱き合いながら夢彦は欲望を感じていた。

 ゆり子の乳房を感じていると、手は自然にバストを包み揉みしだいてしまうのだった。

 いくら揉んでもゆり子の乳房はあきなかった。

 すべすべしていて、揉むたびに指をはねかえし、手のひらに吸いついてくるのだ。

 だが、欲望を感じているのは夢彦だけではなかった。

 ゆり子もそうだった。

 夢彦に乳房を揉まれるたびに、乳首を激しく吸われるたびに肢体の奥底から無限の性感

が湧き上がるのだった。しかも、それは一度やんでもすぐに欲望となってゆり子の体をゆ

り動かし、夢彦の愛撫を求めさせるのだった。

 腰の奥も夢彦のものをくわえこんで離そうとはしなかった。

 じゅぼじゅぼとこすられるたびに熱く燃え狂い、絶頂を迎えるたびに再び白熱の歓喜を

求めて自然に腰は猛り狂うのだった。

「鏡君……」

 ゆり子は欲望となって夢彦に裸身をこすりつけた。

 手のひらに乳房を押しつけ、夢彦の股間に深く腰をうずめた。

「ゆり子ちゃん……」

 夢彦もゆり子の乳房を揉みしだき、奥まで律動を打ち入れた。

 ゆり子は喘ぎ、激しく悶え狂った。

 夢彦も欲望となってゆり子の乳房を揉み、乳首を吸い、欲望を打ち込んだ。

 ゆり子は狂ったような悲鳴をあげ、激しく乳房をこすりつけた。

 夢彦は欲望を律動させながらじゅうぶんに揉まれてもなお形を失わずそれどころか狂お

しく張りつめていく乳房を揉み、しぼりあげ、乳首をしゃぶり、吸いまわした。ゆり子は

全身歓喜にのたうちまわりながら夢彦をしぼりあげ、乳房をゆらせ絶叫した。夢彦は噴き

上げる欲望にうちふるえながら絶頂に張りつめるバストを揉みしだき、狂ったように律動

をくりかえし欲望を打ち込んだ。

 二人がようやく欲望から抜け出たのは、帰宅時刻が近くなってからのことだった。

 たっぷりとキスをして部室を出ると、時計は五時五十分を回っていた。

「すっかり遅くなっちゃったね」

「うん……」

「疲れた?」

「少し」

 とゆり子は答えた。

「おれも、さすがに少し来たみたい」

「だいじょうぶ? 帰ってからまた修行があるんでしょう」

「あるけど、なんとかなるよ」

「ごめんね」

「ううん、いいんだよ。ゆり子ちゃんとだったらおれ、いつでも幸せだもん」

 ゆり子は肩をよせた。

「明日もしてくれる?」

 ゆり子の頬が染まっていた。

 耳が赤くなっていた。

 夢彦は肩を抱きよせた。

「もちろんだよ」

 ゆり子の瞳がぱっと開いた。

 それは悦びの光に輝いていた。

(以下、つづく)


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