『 巨乳学園 』



 るり子ちゃんのおっぱい、凄かったなあ……。

 夕暮れの帰り道を歩きながら夢彦は思った。

 あれから弥生と二回、るり子と二回して、あとはおしゃべりをしたりお菓子を食べたり

ゲームをしたりして楽しく遊んですごしたのだが、弥生が遠出をして買ってきたアイスク

リームはもののみごとに溶けていた。

 弥生の部屋を出たときには五時を回っていた。

 夢彦はるり子といっしょに歩きながら、ときどきるり子のおっぱいを盗み見した。

 るり子はそれを知っていて「エッチ」とか「すけべ」とか、「どこを見てるの」と突っ

込みからかっては笑った。

 夢彦は「るり子ちゃんのどこかがおっきいからだよ」と答えたりしながらときどきるり

子のを胸を撫でたりさすったりしていたが、人通りがないのをいいことに、あからさまに

おっぱいを揉みしだきはじめた。るり子ははじめ笑っていたが、そのうち息づかいが荒く

なってきた。

 二人はどうあってもお互いの体を深く感じずにはいられなくなってしまった。

 夢彦は路地裏に入り、るり子のシャツをまくしあげた。

 ブラを押し上げ、Fカップの乳房を揉みしだき舐めまわし、しゃぶりまくった。

 るり子は夢彦の頭を胸に押しつけながら、激しく喘ぎ悶えた。

「はやく……鏡君」

 るり子に誘われて夢彦はるり子のパンティを押し下げ、ずぶりと突き入った。ローリン

グもなにもなかった。るり子は夢彦に深くしがみつき、夢彦はすぐにピストンに入った。

るり子の背中を壁に押しつけ、ヒップをつかんで抱き上げ、夢彦はひたすらに突きあげま

くった。ものの数分もいかないうちに二人とも絶頂に達した。そして−−服を元に戻して

駅前で別れたところなのだった。

 もうじゅうぶんしたはずなのに−−弥生を含めて六回は射精していた−−るり子のこと

を考えると、夢彦はあそこが熱く大きくなるのを感じた。

 るり子ちゃんのおっぱいって、気持ちいいもんなと夢彦は思った。

 おっきくて、やわらかくて、すっごく揉み心地がいいんだもん。

 ああ、またさわりたい……。

 そう思いながら通りを歩いていたとき、突然車が横で止まった。

 クラクションが鳴った。

 なにをしているのだろうと夢彦は思いながら歩きだした。

 またクラクションが鳴った。

 うるさい車だなと夢彦は思った。

 そのとき、ドアがバタンと開き、赤い華やかなボディコンの女の人が現れた。

 サングラスをはめていた。

 だれだ、と一瞬夢彦は身構えた。

 ボディコンがサングラスをとった。

「のぞみ先生……」

 真紀先生だった。

「こんばんは、鏡君。クラクション鳴らしたけど、気づかなかったのね」

「うん……」

「なに考えてたの」

「ちょっと」

「やらしいことでしょう?」

 真紀先生はくすっと笑った。

「家に帰るの」

「うん」

「いいわ、送っていってあげるから。乗って」

 真紀先生はスポーツカーのドアを開けて乗り込んだ。

 ミッドシップ六気筒エンジンを積んだ、ゲンジ・スポーツのアモーレ・ルージュだ。

 女性の腰を思わせるしなやかな流線型のボディが売り物で、「官能的」という言葉がコ

マーシャルでもくりかえされていた。

「結構いい車に乗ってんだね」

「パパに買ってもらったの。就職祝いにね」

 と真紀先生は微笑んでみせた。

「でも、びっくりしたわ」

 とアモーレ・ルージュを走らせながら真紀先生は言った。

「どこかで見た感じがする子が歩いていると思ったら、鏡君なんだもん。いったいどこに

遊びに行ってたの。家は全然違うほうでしょう」

「うん」

「女の子の家?」

「ううん」

「うそばっかり。女の子のところに行ってたんでしょう。女の子の香りがするわよ」

「え?」

 夢彦は袖を鼻にあててかいでみた。真紀先生はくすっと笑った。

「だれのところに行ったの」

「弥生ちゃんのとこ」

「あら、ずいぶんと弥生ちゃん、お熱ねえ。二人きりだったの」

「るり子ちゃんもいっしょだったんだ」

「そういうことね。どうだった、るり子ちゃんは」

「よかったよ」

「そうでしょう。あの子おっぱいおっきいもん。妹のほうがもう少しおっきいけどね」

 夢彦はどきりとした。

 るり子でさえ、あんなにおっきくて気持ちいいのに、ゆり子はもっと大きいというのか

?

「どのくらいなんですか」

「バスト? 内緒よ」

「でも、この前先生見せてくれるって言ったじゃない」

「るり子ちゃんと浮気したからもう取消」

「そんな」

 真紀先生はくすくすと笑った。

「ねえ、少し遅くなってもいいんでしょう? 家に寄ってかない?」

 真紀先生は夢彦のズボンに手を伸ばした。

「いいでしょう?」

 口許が、欲望に笑っていた。

(以下、つづく)


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