『 巨乳学園 』



 しばらくの間、夢彦はベッドに仰向けになったまま心臓の鼓動を聞いていた。

 なんて凄いんだろう、と夢彦は思った。

 いままで部屋でこっそりとマスタベーションしたことはあったが、何回してもこれほど

気持ちいい思いを味わったことはなかった。

「気持ちよかった?」

 ふいに額にやわらかい唇が触れた。

 真紀先生だった。

 口をすすいで戻ってきた真紀先生が夢彦の顔を覗き込んでいたのだった。

「とってもおいしかったわよ。鏡君のって多いのね。さすが色道の家元のお孫さんだけあ

るわ」

「呑んじゃったの?」

「そうよ。はじめてだからびっくりした?」

「ううん、本で読んで知ってたから」

「そう。でも、女の人の体はまだでしょう?」

 真紀先生はいたずらっぽく笑った。

「ちょっと待っててね。いま見せてあげるわ」

  真紀先生はベッドに腰を下ろすと、白衣のボタンに手をかけた。

 夢彦はどきりとした。

 真紀先生はひとつひとつボタンを外していくと、白衣を脱いだ。

 黒いシャツが下から現れた。

 白衣の上から見たときはゆるやかな曲線だったのが、豊満な急カーブになっている。

 胸のふくらみ方も激しい。

 夢彦はごくりと唾を呑み込んだ。

 黒いシャツの下に、あの憧れていたまるいふくよかなふくらみが双つ、ぶらさがってい

るのだ。

「ちょっと待っててね」

 真紀先生は背中を向いてシャツの裾に手をかけた。

 次の瞬間、真っ白な背中が露になった。

 肩から腰にかけてすらりと下りた体のラインは腰元できゅっとくびれ、豊満な曲線を形

作っている。

 そして、その真ん中より上あたりに、白い紐が真横に走っていた。

 ブラだった。

 夢彦は無意識のうちに真紀先生の後ろに忍び寄った。

 もう憧れの乳房を覆うものは薄いブラ一枚しかないのだ。

 さわりたい。

 夢彦は強くそう思った。

 あの胸をさわりたい。

 あの神聖なふくらみを揉みしだき、甘美なやわらかさを感じたい。

 夢彦は手を伸ばそうとした。

 そのとき、真紀先生は後ろの留めがねに手をかけた。

 夢彦ははっと息を呑んだ。

 ストッパーが外れ、ブラがすり落ちた。

 背中は完全に剥き出しになった。

 夢彦は一段と大きく唾を呑み込んだ。

 憧れの乳房を覆うものは、もはやなにもない。

 手を伸ばせば、すぐそこに、あの甘美なふくらみが待ち受けている。

 夢彦の欲望を邪魔するものはなにもないのだ。

 腰の奥をちょろちょろとうろついていた蛇は、欲望の龍となって一気に立ち昇った。

 夢彦は真紀先生に飛びかかった。

 気がついたときには、夢彦は後ろから真紀先生の乳房にむしゃぶりついていた。

 両手に憧れの豊満なふくらみを抱きしめ、双球を鷲掴みにしていた。

「アンッ」

 真紀先生が声を上げた。

「だめよ、鏡君。待っててって言ったでしょう?」

 だが、その声は夢彦の耳に届いていなかった。

 はじめて手にする乳房の、やわらかい、なんとも言えないまろやかな甘美な味わいに、

夢彦は感動しきっていたのだ。

 なんて気持ちがいいんだろう、と夢彦は思った。

 すべすべしていてやわらかくて、まるでクリームみたいだ。しかも、しっとりとして手

のひらに吸いついてくる。それでいて豊かな弾力があって、握ってもすぐに手のひらをは

じき返してくる。一度手にすると、もう永遠に離せそうにない。一揉みすれば、また一揉

みしたくなってくる。もう、たまらない。

 夢彦は二度三度、つづけざまに真紀先生のおっぱいをもみもみした。

「鏡君っ」

 真紀先生は少し恐い声音を出してみせた。

 だが、夢彦にとっては、欲望を起爆させるもの以外のなにものでもなかった。

 夢彦は指をはじき返してくる乳房のやわらかい弾力にたまらなくなって、ますます乳房

を揉みしだいた。

 もみっ、もみっ。

 もみっ、もみっ。

 夢彦は五本の指を豊満な双球に食い込ませてくる。

 そのたびに真紀先生のおっぱいはぎゅうっと強く握られる。

「鏡君ったら、そんなに揉んだらおかしくなっちゃうわ」

 真紀先生は軽い笑い声を上げた。

「もっとやさしくして」

 だが、夢彦はやさしくするどころか、ますます強く揉みたてる。

 グイッ、グイッ。

 グイッ、グイッ。

 まるでバストの奥底までえぐり出すような荒々しい揉み方だ。

「ちょっと鏡君、そんなに揉んだら痛いわ」

 真紀先生は思わず夢彦の腕をつかんだ。

 そのとき、夢彦はピンと立った突起を探り当てた。

 夢彦ははっとした。

 さっき自分をくすぐっていたあの気持ちのいいものだ。

 それが真紀先生の乳首だとわかるのに時間はかからなかった。

 ごく自然に本能的に、夢彦は一気に真紀先生の双つの乳首をつまんだ。

「アンッ」

 思わず真紀先生は声を上げた。十分おっぱいを揉まれたあとで−−いささか乱暴な揉み

方ではあったが――乳房のなかでは最も敏感な性感センターの乳首をつままれたのだ。

 さちに夢彦は、指で乳首を弄びはじめた。

 軽くつねってみたり、指の腹で撫でたり、回してみたり、様々な技巧をこらして乳首を

攻めたててくる。

 ――この子ったら、はじめてのはずなのに、どうしてこんなに上手に乳首をいじってく

るのかしら。おっぱいのときはあれほど乱暴にさわってきたのに。

 真紀先生は夢彦の愛撫に小刻みに体をふるわせながら、ふと思った。

 ――まさか、これが色道家元の血だというの?

 そのとき、夢彦はクリクリと乳首を転がしだした。真紀先生は思わず声をもらした。

「アンッ、鏡君ったら、アン、ンハンッ」

 夢彦はびくりとふるえた。

 先生が声をもらしている。喉をあげ、体を小刻みにふるわせている。

 真紀先生は感じているのだ。

 夢彦は勇気を得てますます乳首を転がした。

 クリッ、クリッ。

 クリッ、クリッ。

 夢彦の執拗な愛撫に真紀先生の乳首は充血してピンとそそり立った。花びらからも愛液

が滲みだし、パンティを濡らしはじめた。

「アンッ、鏡君ったら、そんなことすると、先生だっておしおきしちゃうわよ」

 真紀先生は夢彦のものを握った。

 夢彦はビクッとふるえあがった。

 すっかりビンビンになっていたものをつかまれたのだ。

 しかも、それだけではない。

 真紀先生は夢彦のものを指でしごきはじめた。

「アッ、ウウッ」

 夢彦はすぐに声を上げはじめた。

 真紀先生は男の感じるところを知り尽くしているかのように、巧みな指遣いで男のもの

をしごきたててくる。

「アアッ、先生っ」

 夢彦はたまらず声をあげ、乳首をむちゃくちゃにいじった。

 真紀先生の乳首を、グリグリとひねりまわしたのだ。

「アアンッ、アハンッ、イヤアアッ!」

 真紀先生は思わず体を反らせ、声を上げた。

 いままでそんなに激しく乳首を攻められたことはなかったのだ。

 全身から炎のように快感が飛び散った。

 愛液が吹き出し、パンティを濡らした。

 たまらず真紀先生は激しく髪を振り乱した。

 だが、夢彦は激しく乳首を攻めたててくる。

 グリッ、グリグリッ。

 グリグリグリッ……。

 真紀先生は叫び声を上げ首を振り回しながら必死に夢彦のものをつかんだ。

 最後の力を振り絞ってめちゃくちゃにしごいた。

 グイッ、グイッ。

 グイッ、グイッ……。

 精液を押し出すかのように夢彦のものをつかんだ。

「アッ、ウアアアッ、先生っ」

 絶妙な指遣いに、夢彦は激しく首を振った。

 真紀先生はさらに激しく夢彦のものをしごいた。

 夢彦は声を上げた。

 声を上げながら真紀先生の乳房をつかみ、めちゃくちゃに揉みしだいた。

「アアン、ンヤンッ、イヤアアアッ!」

 真紀先生が愛らしい悲鳴をあげた。

 だが、夢彦の粘りもそこまでだった。

 ウッと低い声をもらすと、夢彦はぶるぶると腰をふるわせ、真っ白な液を飛び散らせた。

その直後、真紀先生も声を上げた。全身をふるわせ激しく反り返ると、ふいに夢彦にもた

れかかった。

(以下、つづく)


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