日曜学校 月報集

2016年度の月報です。

下線の付いたさんびかは「改訂版こどもさんびか」です。

2017年度

4月

主題「創世」

聖書と説教 交読文 さんびか
3創世記 1・1~31
「神は天地を創造し祝福された」
147、112、16
10創世記 2・1~3
「神は安息日を聖別し祝福された」
114、2、16
17創世記 2・4b~9
「神は人を創造された」
165、115、16
24創世記 3・1~10
「人は罪を犯す」
410、130、16

今月のみことば

人々はイエスを木から降ろし、墓に葬りました。しかし、神はイエスを死者の中から復活させてくださったのです。

(使徒言行録 13章29~30節)

今年度は、創世記からヨハネの黙示録まで、聖書全体を通して、「神さまの救いの歴史」を学びます。

神さまは、ご自分のお造りになった天地とそこに住む生き物など、すべてのものを見て、良しとされました。その中にはもちろん、私たち人間も含まれています。

人間は、創世記のはじめから、神さまに対する罪を犯してしまいました。しかし、神さまは、旧約聖書で預言されたとおり、御子であるイエスさまの死と復活を通して、私たちを罪から救ってくださいました。聖書には、この救いの御業が書かれています。

5月

主題「創世、族長」

聖書と説教 交読文 さんびか
1創世記 4・1~16
「カインとアベル」
71、15、16
8創世記 9・12~17
「ノア」
173、114、16
15
ペンテコステ礼拝
使徒言行録 2・1~11
「ペンテコステ」
128、93、16
22創世記 12・1~9
「アブラハムの召命」
39、44、16
29創世記 15・1~7
「アブラハムの契約」
164、4、16

今月のみことば

神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。

(ローマの信徒への手紙 8章14節)

今年のペンテコステ(聖霊降臨日)は5月15日です。イースター(復活祭、過越祭)から数えて50日目なので、ギリシア語で「50番目の日」を意味するペンテコステと呼ばれます。旧約聖書の教えを守るユダヤ教では、この日をシャブオット(七週祭)といって、春の収穫をお祝いする日です。

このお祝いの日に、イエスさまの弟子たちが集まっているところへ聖霊が降って来られ、「炎のような舌が分かれ分かれに現れて一人一人の上にとどま」りました。(使徒言行録2章1~4節)

この神さまからの霊によって、弟子たちは導かれ、イエスさまの復活と罪からの救いの出来事を、それぞれの国の言葉で世界中に伝えるようにされたのです。

6月

主題「族長」

聖書と説教 交読文 さんびか
5創世記 22・6~14
「イサクを献げよ」
106、20、16
12
子どもと大人の合同礼拝
イザヤ書 35・1~2
ルカによる福音書 10・25~37
「美しい生涯」
詩編
23
讃美歌21
24、6、60、
514、27
19創世記 32・23~31
「ヤボクの渡し」
22、137、16
26創世記 37・23~36
「売られるヨセフ」
811、131、16

今月のみことば

あなたの父と母を敬え。

(出エジプト記 20章12節)

これは、神さまがモーセを通して与えられた十戒の5番目の戒めです。エフェソの信徒への手紙6章1~3節には、次のように書かれています。

「子供たち、主に結ばれている者として両親に従いなさい。それは正しいことです。 『父と母を敬いなさい。』これは約束を伴う最初の掟です。 『そうすれば、あなたは幸福になり、地上で長く生きることができる』という約束です。」

神さまが私たちを愛してくださっているように、お父さんとお母さんも神さまに倣い、私たちを愛して育ててくださいます。お父さんとお母さんを敬い、感謝を表すことによって、私たちも神さまに倣うことができます。

7月

主題「出エジプト」

聖書と説教 交読文 さんびか
3出エジプト記 3・1~12
「モーセの召命」
43、46、16
10出エジプト記 12・21~28
「過越」
155、134、16
17出エジプト記 14・19~25
「紅海を渉る」
1110、43、16
24出エジプト記 20・1~17
「シナイの契約」
57、119、16
31ヨシュア記 24・11~18
「シケムの契約」
112、123、16

今月のみことば

主は憐れみ深く、恵みに富み、忍耐強く、慈しみは大きい。

(詩編 103編8節)

今月は、出エジプト記を学びます。

エジプトには、ヤコブ(イスラエル)とその一族が移り住み、その数が増え、イスラエルの民と呼ばれていました。しかし、それから400年後、その子孫たちはエジプトで奴隷となって苦しめられていました。神さまは、モーセを通して、このイスラエルの民を、故郷であるカナンの地へ導かれます。

イスラエルの民は神さまの言うことを聞かず、何度も神さまとの約束(契約)を破りましたが、神さまが約束を破ったり忘れたりすることは決してありません。神さまは、イスラエルの民にしてくださったように、私たちをいつも見守り、導いてくださいます。

8月

主題「士師」

聖書と説教 交読文 さんびか
7士師記 7・1~7
「ギデオン」
1714、120、16
14士師記 16・23~31
「サムソン」
39、60、16
21ルツ記 1・11~19a
「ルツ」
121、129、16
28サムエル記上 3・1~14
「サムエル」
94、47、16

今月のみことば

平和を実現する人々は、幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる。

(マタイによる福音書 5章8節)

今月は、カナンの地でイスラエルの民を治めた士師たちのお話しです。モーセの後継者であるヨシュアの死後、イスラエルにはまだ王がいませんでした。そこで神さまは、神さまから何度も離れてしまうイスラエルの民を神さまのもとに立ち帰らせ、他の民族の攻撃から救うため、士師と呼ばれる指導者を人々の上に立てられました。

イスラエルの民は、神さまの選ばれた士師たちの導きによって、異教の神々を捨て、エジプトから導かれた本当の神さまに従って、生きることができるようになりました。

そして、預言者サムエルの時代になり、民の求めによって、イスラエルの民の最初の王、サウルが選ばれました。

9月

主題「王国」

聖書と説教 交読文 さんびか
4サムエル記上 10・17~24
「サウル」
182、114、16
11サムエル記上 16・4~13
「ダビデの選び」
611、119、16
18サムエル記下 7・8~17
「ダビデの契約」
136、13、16
25列王記上 8・27~34
「ソロモン」
78、33、16

今月のみことば

そして言われた。「こう書いてある。『私の家は、祈りの家と呼ばれるべきである。』ところが、あなたたちは、それを強盗の巣にしている。」

(マタイによる福音書 21章13節)

今月は、イスラエルの民の中から選ばれた最初の王さまサウルと、それに続くダビデ、ソロモンについてのお話しです。

王さまには、民を正しく治め、守り、導くつとめがあります。王さまが立てられる前は、神さまによって選ばれた士師たちが民を治め、導いていました。さらにその前は、神さまご自身が王の役割を果たしていました。つまり王さまは、神さまの下で、神さまの御心に従って、民を治めなければならないのです。

しかし、ダビデやソロモンのような偉大な王さまであっても、時が経つにつれて、最後まで神さまの御心に正しく従うことはできませんでした。ここに、神さまの救いが必要とされるのです。

10月

主題「王国」

聖書と説教 交読文 さんびか
2列王記上 18・30~40
「エリヤ」
14、16、16
9列王記下 23・1~7
「ヨシヤ王の改革」
1511、123、16
16歴代誌下 36・11~21
「王国の滅亡」
186、122、16
23ネヘミヤ記 8・1~12
「エルサレム帰還」
1210、47、16
30ヨブ記 1・13~22
「ヨブ」
118、130、16

今月のみことば

二人は言った。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます。」

(使徒言行録 16章31節)

神さまは、預言者エリヤを通して不思議な業を行われました。神さまから離れてしまった民の前で、神さまのみ言葉の確かさが示されたのです。

ヨシヤ王の時代には、長く忘れられていたモーセの律法が見つかり、そこに書かれたみ言葉にしたがって、民を神さまに立ち帰らせました。

そして正しい人ヨブは、どんなにひどい目にあっても、神さまを信頼し、最後まで罪を犯すことはありませんでした。

自分にとって良いことだけを神さまに求めるのではなく、まず神さまの求めておられることを、み言葉から聴くことが大切です。

11月

主題「預言者」

聖書と説教 交読文 さんびか
6エレミヤ書 18・30~40
「エレミヤの預言」
57、129、16
13
子どもと大人の合同礼拝
Ⅰコリント 23・1~7
「栄冠をめざして」
(合同礼拝)
20ヨナ書 36・11~21
「ヨナ」
179、103、16
27イザヤ書 1・13~22
「イザヤの預言」
65、64、16

今月のみことば

見よ、神の幕屋が人の間にあって、神が人と共に住み、人は神の民となる。神は自ら人と共にいて、その神となり、彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。

(ヨハネの黙示録 21章3~4節)

旧約聖書の時代、神さまは、その御心を預言者を通してイスラエルの民に告げられ、民と契約を結ばれました。しかし、イスラエルの民は神さまの御言葉を聞かず、何度も神さまを忘れてしまい、その御心に従うことができませんでした。

そこで神さまは、新しい契約を結ぶという約束をされました。神さまの独り子であるイエスさまが来られ、私たちを罪から救ってくださるという約束です。

神さま自らが、私たちのところに来てくださり、一人ひとりの心に、その約束を記してくださったのです。

12月

主題「降誕」

聖書と説教 交読文 さんびか
4ルカ 1・26~38
「マリアへの御告げ」
1023、50、16
11マタイ 1・18~25
「ヨセフへの御告げ」
1830、70、16
18ルカ 2・1~5
「ベツレヘムへの旅」
618、69、16
25
クリスマス礼拝
ルカ 2・6~20
「羊飼いへの御告げ」
927、67、16

25日 クリスマス礼拝 9:00~、クリスマス祝会 15:30~

今月のみことば

わたしの魂は主を待ち望みます。見張りが朝を待つにもまして、見張りが朝を待つにもまして。

(詩編 136編6節)

預言者をとおして告げられ、すべての人が待ち望んでいた救い主、イエスさまのお生まれになったクリスマスがやってきました。

「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」(ルカによる福音書2章11節)

1月

主題「主イエス」

聖書と説教 交読文 さんびか
1マルコ 1・1~8
「洗礼者ヨハネ」
133、79、16
8マタイ 5・1~12
「主の説教」
151、119、16
15ヨハネ 11・38~44
「主の力ある業」
812、91、16
22ルカ 22・14~23
「聖餐を定められる」
1210、23、16
29マルコ 15・33~41
「十字架の死」
72、38、16

今月のみことば

しかし、あなたの上には主が輝き出で、主の栄光があなたの上に現れる。国々はあなたを照らす光に向かい、王たちは射し出でるその輝きに向かって歩む。

(イザヤ書 60章2~3節)

イエスさまが私たちのところに来られたことによって、イエスさまの御言葉を聴き、その業を信じるすべての人が、罪から救われ、喜んで生きることができるようになりました。

今年2017年は、マルチン・ルターによる宗教改革(私たちのプロテスタント教会の始まり)から、ちょうど500年目の記念の年です。

イエスさまが示してくださった救いの業を聖書を通して学び、その救いを私たちにくださった主なる神さまに感謝して過ごしましょう。

2月

主題「主イエス、教会」

聖書と説教 交読文 さんびか
5ヨハネ 20・11~18
「主のご復活」
36、68、16
12マタイ 28・16~20
「主の大伝道命令」
14、45、16
19使徒言行録 2・40~47
「最初の教会」
148、39、16
26使徒言行録 10・23b~35
「サマリア伝道」
511、105、16

今月のみことば

人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである。

(ルカによる福音書 19章10節)

イエスさまは、道に迷って(正しい生き方に)戻れなくなってしまったものを救うために来られました。

このルカによる福音書19章に登場するザアカイは、民から税金を集める仕事をしています。しかし、民からお金をだまし取るなど悪いことをしており、皆から嫌われていました。

ザアカイがイエスさまを見るために木に登っていたとき、このザアカイのところに、イエスさまのほうから近寄って、家に泊まりに来てくださいました。イエスさまを迎え入れたザアカイは、イエスさまの恵みの業によって悔い改め、正しい生き方に戻ることができるようになりました。

3月

主題「教会」

聖書と説教 交読文 さんびか
5使徒言行録 16・6~15
「地の果てへ」
27、123、16
12Ⅰテサロニケ 4・15~18
「主の再臨」
1014、135、16
19マタイ 25・31~40
「最後の審判」
45、120、16
26ヨハネ黙示録 21・1~4
「神の国の到来」
119、119、16

今月のみことば

イエスは、このぶどう酒を受けると、「成し遂げられた」と言い、頭を垂れて息を引き取られた。

(ヨハネによる福音書 19章30節)

イエスさまは、私たちの罪のために十字架の上で死なれました。 そして三日後にご復活され、さらに四十日後に天へと昇られました。これは、私たちを驚かすためではなく、神さまに対する罪と死から私たちを救ってくださることを示すためでした。

このイエスさまを信じることによって、私たちに本当の救いが与えられるのです。

イエスさまが天へと昇って行かれてから再び来られる(再臨)までの間は、「教会の時」と言われています。多くの人がイエスさまを信じて罪から救われるようになるために、教会はイエスさまのことを宣べ伝えています。