日曜学校 月報集

2013年度の月報です。2013年度より、説教教案として『教会学校教案』(福音主義教会連合)を使用しています。

下線の付いたさんびかは「改訂版こどもさんびか」です。

2014年度

4月

主題「創始」

聖書と説教 交読文 さんびか
7創世記 2・4b~9
「 人間の創造 」
167、113、16
14創世記 3・1~10
「 アダムとエバ 」
24、112、16
21創世記 4・1~9
「 カインとアベル 」
1010、123、16
28創世記 6・9~14
「 箱舟を造る 」
33、98、16

今月のみことば

「そして、人の子は三日目に復活する。」

(マタイによる福音書 20章19節)

創世記のはじめ、神さまに造られたアダムとエバは、蛇にそそのかされて神さまとの約束をやぶり、「決して食べてはならない。食べると必ず死んでしまう。」と言われていた木の果実を食べてしまいました。善いことと悪いことが分かるようになったアダムとエバは、神さまから隠れてしまいます。怒った神さまは、二人を楽園から追い出しました。それ以来、人間は悪いことをして神さまから離れてしまうようになりました。これが人間の罪です。

神さまの独り子であるイエスさまは、私たちをこの罪から救うため、私たちの身代わりとなって、十字架にかかられて死なれました。そして約束どおり、三日目に復活されたのです。

5月

主題「族長」

聖書と説教 交読文 さんびか
5創世記 12・1~9
「 アブラムの召命 」
711、44、16
12創世記 15・1~6
「 信仰により義とされる 」
131、119、16
19
ペンテコステ礼拝
ヨエル書 3・1~5
「 聖霊が注がれる 」
128、93、16
26創世記 19・15~26
「 ソドムの滅び 」
32、118、16

今月のみことば

「父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。この方は、真理の霊である。」

(ヨハネによる福音書 14章16~17節)

ご復活されたイエスさまが天に昇られた後、五旬祭の日の朝に、神さまは、神さまの霊である聖霊を私たちのところに遣わしてくださいました。

「一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いてくるような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が別れ別れに現れ、一人一人の上にとどまった。」(使徒言行録2章1~3節)

聖霊に満たされた使徒たちは、神さまの御業を自分の国の言葉で話し始めました。そして、イエスさまを信じた人々は、洗礼を受け、集まって一緒に食事をし、神さまを賛美して礼拝をするようになりました。これが教会の始まりです。

6月

主題「族長」

聖書と説教 交読文 さんびか
2創世記 22・1~14
「 イサク奉献 」
172、43、16
9創世記 24・62~67
「 イサクの結婚 」
15、130、16
16創世記 25・27~34
「 長子の特権 」
119、105、16
23創世記 28・10~19
「 天使のはしご 」
58、45、16
30創世記 32・23~31
「 ヤボクの渡し 」
106、121、16

今月のみことば

「わたしは、あなたとの間に、また後に続く子孫との間に契約を立て、それを永遠の契約とする。そして、あなたとあなたの子孫の神となる。」

(創世記 17章7節)

神さまはアブラハム(アブラム)と永遠の約束を結ばれました。

「『天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみるがよい。』そして言われた。『あなたの子孫はこのようになる。』アブラムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。」(創世記15章5~6節)

神さまを信じたアブラハムは、神さまに正しい人とされ、「多くの国民の父」となりました。これは、子孫である私たちとの約束でもあります。神さまを信じて従う人は皆、神さまから豊かな祝福を与えられるのです。

7月

主題「族長」

聖書と説教 交読文 さんびか
7創世記 37・23~33
「 エジプトに売られる 」
914、129、16
14創世記 41・37~46
「 エジプトで大臣になる 」
1512、56、16
21創世記 45・1~8
「 兄たちをゆるす 」
84、97、16
28出エジプト記 3・1~10
「 モーセの召命 」
67、46、16

今月のみことば

「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ。」

(マタイによる福音書 4章10節)

ヤコブ(後のイスラエル)の11番目の子であるヨセフは、ある日、兄たちが自分にひれ伏す夢を見て、それを家族に話しました。兄たちは、ヨセフを殺そうとして穴に放り込みますが、そこへミディアン人の商人たちが通りかかり、ヨセフをエジプトに連れて行って奴隷として売ってしまいました。

しかし、神さまが共にいてくださったので、ヨセフはエジプトでもうまく事を運ぶことができました。やがて、エジプトの王であるファラオの夢の謎を解き、七年の豊作と七年の飢饉を言い当てたヨセフは、カナンの地に住んでいた父と兄たち、それに多くの人々を救います。

神さまは、神さまのみこころに素直に聞き従ったヨセフを用いて、大きなわざを行われました。

8月

主題「出エジプト」

聖書と説教 交読文 さんびか
4出エジプト記 7・1~7
「 アロンの役割 」
71、122、16
11出エジプト記 14・21~31
「 葦の海の奇跡 」
23、114、16
18出エジプト記 16・1~5
「 マナの奇跡 」
311、137、16
25民数記 22・22~31
「 バラムとろば 」
410、120、16

今月のみことば

「あなたはいかなる像も造ってはならない。」

(出エジプト記 20章4節)

神さまに召し出されてイスラエルの民をエジプトから導いたモーセは、シナイ山で神さまから十の戒め(十戒)を授かりました。そして、神さまから与えられたさまざまな律法を民に伝え、神さまに献げものをするための祭壇と幕屋を建てました。

ところが、イスラエルの民は何度もこの約束を破ります。金の子牛の像を造ったり異教の神々を礼拝したりしました。神さまは、神さまに聞き従わなかった民をうたれました。

その後、神さまはイスラエルの民に荒れ野を40年間さまよわせ、異教の民を退けながら、約束の地カナンへと導かれました。

9月

主題「士師・王国」

聖書と説教 交読文 さんびか
1ヨシュア記 1・1~9
「 モーセの後継者 」
108、58、16
8士師記 7・1~7
「 戦士の選び 」
112、134、16
15士師記 16・23~31
「 ダゴン神殿の戦い 」
176、59、16
22ルツ記 1・11~19a
「 ナオミと共に行く 」
185、61、16
29サムエル記上 1・9~20
「 サムエルの誕生 」
59、126、16

今月のみことば

「義に飢え渇く人々は、幸いである、その人たちは満たされる。」

(マタイによる福音書 5章6節)

イスラエルの民がカナンの地に到着する時、神さまは、モーセの次に民を導く人として、ヨシュアを選ばれました。「義」とは「神さまの正しさ」という意味です。ヨシュアは、いつも神さまのみこころに従う正しい人でした。

この時代、イスラエルの民にはまだ王さまがいません。神さまは、このように正しい人を用いられ、人々が神さまから離れてしまうことのないように、イスラエルの民を治める士師を選ばれました。

士師たちは、神さまのみ言葉によって、どんなに強く大勢の敵に対しても打ち勝つ知恵と力を授けられました。

10月

主題「王国」

聖書と説教 交読文 さんびか
6サムエル記上 3・1~10
「 少年サムエル 」
14、47、16
13サムエル記上 10・17~24
「 サウル、王となる 」
1514、49、16
20サムエル記上 17・41~50
「 ゴリアトとの戦い 」
1212、48、16
27サムエル記下 5・1~5
「 ダビデ、王となる 」
117、82、16

今月のみことば

「イエスは「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう。」と言われた。」

(マタイによる福音書 1章17節)

士師の時代のおわりに、指導者として民を治めたサムエルは、イスラエルの民の求めによって、民の上に王を立てました。サムエルは、サウルの頭に油を注いで王にします。

「油注がれた者」とは、神さまによって選ばれ、神さまのための役目をする「預言者・祭司・王」のことです。神さまは、民を導く最初の王としてサウルを選び、次にダビデを選ばれました。

そして新約の時代、神さまは、御子であるイエスさまを真の「預言者・祭司・王」として、私たちのためにくださり、私たちを導いてくださるのです。

11月

主題「王国」

聖書と説教 交読文 さんびか
3サムエル記下 7・8~16
「 ナタンの預言 」
910、43、16
10列王記上 3・4~14
「 ソロモンの知恵 」
73、54、16
17
子どもと大人の合同礼拝
列王記上 8・10~13
「 神殿の完成 」
詩編 127・1~5讃美歌21
29、459、544、
507、27
24列王記上 18・30~40
「 バアルの祭司との戦い 」
21、64、16

※17日 子どもと大人の合同礼拝 分級 9:00~、礼拝 10:30~

今月のみことば

「死の陰の谷を行くときも、わたしは災いを恐れない。あなたがわたしと共にいてくださる。」

(詩編 23編4節)

詩編23編はダビデ王の詠んだ詩です。この1節に「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。」と書かれているように、ダビデは、すべてを与えてくださる神さまを信頼し、どんなに苦しいときでも、神さまがいつも共にいて導いてくださったことを忘れませんでした。

ダビデの子で王となったソロモンは、その信仰のゆえに世界一の富と知恵を神さまから授かり、約束されていた主なる神さまの神殿をエルサレムに建てます。しかし、年老いたソロモンは、外国からきた妻たちに心を迷わされて神さまから離れてしまいます。主の戒めを守らなくなったイスラエルの王国は、北イスラエル王国と南ユダ王国に分かれていきました。

12月

主題「降誕」

聖書と説教 交読文 さんびか
1ルカ 1・26~38
「 受胎告知 」
618、65、16
8ルカ 1・57~66
「 ヨハネの誕生 」
1026、76、16
15マタイ 1・18~25
「 天使の御告げ 」
927、75、16
22
クリスマス礼拝
ルカ 2・1~7
「 御降誕 」
1320、72、16
29ルカ 2・8~20
「 羊飼いへの御告げ 」
1725、68、16

22日 クリスマス礼拝 9:00~、クリスマス祝会 15:30~

今月のみことば

「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。」

(ルカによる福音書 1章46~47節)

神さまは、天使ガブリエルをナザレという町に住むおとめ、マリアのところに遣わされ、男の子が産まれることをお告げになりました。それは、私たちの救い主イエスさまの誕生の予告でした。

「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」(28節)

マリアは、天使の言葉を素直に受け入れ、神さまを賛美しました。

1月

主題「降誕・王国」

聖書と説教 交読文 さんびか
5マタイ 2・1~11
「 宝をささげる 」
1521、69、16
12列王記下 4・1~7
「 油の奇跡 」
42、38、16
19列王記下 5・8~14
「 ナアマンのいやし 」
169、58、16
26列王記下 20・1~11
「 ヒゼキヤの病気 」
15、114、16

今月のみことば

「神は天を創造して、これを広げ、地とそこに生ずるものを繰り広げ、その上に住む人々に息を与え、そこを歩く者に霊を与えられる。」

(イザヤ書 42章5節)

天と地と人間を創造された神さまは、その造られたものを見て、良しとされました。神さまはいつも、お造りになった私たちを導いてくださいます。旧約の時代、主なる神さまは、預言者を通して御言葉を語られました。その神さまの教えに、人間は聞き従わず、偶像を拝んで神さまから離れてばかりいました。

それでも、私たち人間を愛される神さまは、預言者エリシャを訪ねてきた人たちのように、御言葉を求めて従う人には奇跡を起こして大きな恵みを与えられるのです。

2月

主題「捕囚後・預言者」

聖書と説教 交読文 さんびか
2ネヘミヤ記 8・1~12
「 エズラとネヘミヤ 」
187、43、16
9ヨブ記 1・13~22
「 ヨブ 」
34、129、16
16イザヤ書 6・1~8
「 イザヤの召命 」
58、121、16
23エレミヤ書 1・1~10
「 エレミヤの召命 」
1211、122、16

今月のみことば

「わたしを信じる者が、だれも暗闇の中にとどまることのないように、わたしは光として世に来た。」

(ヨハネによる福音書 12章46節)

旧約聖書の時代の預言者たちは、神さまに召しだされ、預言する時、いつも悩みの中にいました。それは、預言の言葉が私たち人間を救うことだけではなく、ある時には滅びも伝えなければならないからです。

しかし、神さまの御言葉を素直に聴き、信じてそれに従うとき、神さまは、私たちに本当の喜びを与えてくださるのです。

3月

主題「預言者」

聖書と説教 交読文 さんびか
2エゼキエル書 3・1~11
「 エゼキエルの召命 」
97、119、16
9ダニエル書 3・16~30
「 燃えさかる炉 」
114、131、16
16ダニエル書 6・19~28
「 ライオンの洞窟 」
178、130、16
23ホセア書 11・1~9
「 神の愛 」
211、40、16
30ヨナ書 2・1~11
「 魚にのみ込まれる 」
1311、135、16

今月のみことば

「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です。」「見なさい。あなたの母です。」

(ヨハネによる福音書 19章26、27節)

これは、十字架の上のイエスさまが、十字架のすぐそばにいたイエスさまの母マリアと愛弟子(ヨハネ)に語られた御言葉です。地上に残された弟子たちは、こうして、イエスさまによって、一つの家族とされました。

教会に集められた私たちは、イエスさまの御言葉によって、お互いに兄弟姉妹と呼び合う一つの家族とされます。そこには、親子の間にあるように、いつも神さまの愛があります。