6thアルバム
「かわいい女」

1991年4月21日発売

1. あんたがいい   7. My Business
2. ふんだりけったり(自業自得)   8. かわいい女
3. 最初の鳴き声が聞きたい   9. 夢を見るには
4. どうなってんだ   10.これまで通りに
5. 強くなりてえ   11.もうしわけない
6. 元気か?   11.信号
 
 前作以上にブルース色が強くなった印象のある6thアルバム。「1.あんたがいい」はのっけからしぼり出すように歌われたブルー
ジーなスローな一曲。変に気を遣われるより、ストレートにモノを言ってくれる人ってある意味大切だよね。「2.ふんだりけったり」
とにかくやることなすこと裏目裏目に出てしまう男を歌った曲。そうそう、イライラしてる時って何をやってもふんだりけったりなんだ
よな(苦笑)。「3.最初の鳴き声が聞きたい」は、忌まわしい今までの自分をすべて洗い流して、最初の最初に戻りたいと願う男の
哀しさを歌い上げたバラード曲。「4.どうなってんだ」はとにもかくにも混沌と葛藤に心が支配された男を歌うかなり怪しい曲(笑)。
このアルバムはとにかく怒号が飛び交う曲が多いな(笑)。「5.強くなりてえ」は、何かに巻き込まれても”自分”を持っていられる、
そんな強い自分になりたいと思う男を歌ったロックチューン。でもそんなこと思うのはこんな時だけ、と自覚もしてる男。う〜ん、調
子がいいヤツ(笑)。「6.元気か?」は、長いつきあいでもなかったけど、あの頃ほんの少しだけ一緒にいた妙に気の合ったあいつ
は今どこで何してるんだろ?っていう友を思う男の歌。ボクもそんな思いがたくさんあるな。「7.My Business」はホテトル嬢を歌った
激しい曲。だけどなぜかその彼女の裏側にある悲しみが伝わってくるようだから不思議。「8.かわいい女」はそのタイトルからは想
像もできないほど破壊的な楽曲。一度一切合切終わっちまった方がいいんじゃねえか?・・・そんなこと思う時も確かにある。「9.夢
を見るには」は、仕事で一緒にいた同僚の旅立ちに向けて歌った曲。対して好きでもなかったヤツなのに、いざ離れるとなると淋し
さを感じるって、わかる気がする。「10.これまで通りに」は、昔と違ってもういい齢なんだから、もう少ししっかりしてもいいんじゃない
?とたしなめる女性に向かって皮肉をこめて歌われた曲。”思いやり”と”余計なお世話”の境界線って難しいよね(苦笑)。「11.もう
しわけない」は、お前というかわいい女がいながらいつも他の女に目がいっちまう俺を許してくれ・・・と、まったく都合のいい男を歌
った曲なんだけど、なんか憎めないんですよね(笑)。「12.信号」は、雪降る街でふと信号に足を止めた男の心情を綴った楽曲。確
かに人生とは黄色信号の連続のようなもの。渡るも渡らぬも自分次第なんだよね。けどそれは良くも悪くも自分に跳ね返ってくる。

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