アポロの北海道・珍道中日記(4)
2001年12月8日〜9日

 次の朝、いつもなら日曜日の朝は「ガオレンジャー」「仮面ライダーアギト」を観るために朝早く起きれる
のですが(笑)この日ばかりは身体が言うことを聞いてくれず、8時半まで爆睡してしまいました。T氏に起
こされると、再び北海道に自分がいることを確認し(笑)、朝食をとりに行きました。朝食はバイキング形式
だったのですが、普段なにかしら仕事をしながらおにぎりをかじるボクにとって(←しかし毎日ヒサンな朝
御飯だなあ(苦笑))、座って食べる朝飯になると胃袋は際限を知りません。とにかく「これどこに入ったの
?」というくらい食べてしまいました。
 
 食べてから「はっ!」としたのですが、「北海道=ラーメン」だったボクらにとって、今日は「北海道ラーメン
ツアー」を決行することになっていたのをすっかり忘れていました(笑)。←そのネーミング、どうかなあ?(笑)
こうなったら歩いて少しでも消化するしかない!と思い、ロビーに出てみたら・・・猛吹雪!まさに真横に降っ
てます。
 
 まいったなあ、こんなシチュエーションは想定してなかったよ(←貴様ら、どこへ来てると思ってんねん!
(笑))。とにかくこんなに雪が降っていてはラチがあかない!と、とりあえずホテル内の喫茶店に入り、
スポーツ新聞を読み、知識を蓄えました(←何の意味があんだ!(笑))。しばらくしてから、こうしていても
しょうがないから、とりあえず外に出てみよう!と吹雪の中ではありましたが、ホテルをチェックアウトして
出ました。
 
 さすがは用意のいいT氏&S氏!折り畳み傘持参とは!ちなみにボクはうっすいカバンにほとんどモノを
入れず、300円分のおやつが少々(←アホ(笑))。まあでも北海道の雪を頭からかぶるのも滅多にないこと。
3人でいざホテルの外に出てみることにしました。しかし市街は視界が見えず歯科医が1軒(←アホ(笑))。
 
 あれだけ案内ガイドを見て来たのですけど、こんな吹雪の中じゃそんなとこへは行けません。しょうがない
ので、まずは昨日の興奮を忘れないためにカラオケへ(←北海道来てほかにすることないんかい!(笑))。
こ1時間ほど歌った後、やっぱり「北海道へ来たら海の幸だな!」ということで(ラーメンじゃないんかい!)
うちのほうにもチェーン店のある、とある回転寿司へはいりました(←回転ってとこが悲しい!(笑))。
 
 しかし出てくるネタ出てくるネタ、すごく安いし、美味い!きっと海原雄山も絶賛することでしょう!(笑)
いやあやっぱり北海道は海の幸です!(←しかし手のひら返し過ぎだぞ(笑))そして相変わらず外は
真白な世界が広がっています。そしてモーレツな吹雪きが!
 
 その時思ったのですけど、北海道の人たちって、こんな吹雪きの中にもかかわらず、傘さしてる人、ひとり
もいないんです。最初、「さすが北海道!人々はみんなきっと身体中に「どさん子コーティングしてるんだ!」
・・・と勝手に思ったりもしました(笑)。でも北海道の雪って、関東で降る雪と違って、頭の上に積もっても
ぜんぜん溶けないんです。それにいちいち雪だからって傘さすのもメンドくさかったりして(笑)。
 
 こう行動範囲が狭まってしまっては、せっかくここまで来たのにもったいない!ということで、とりあえず
タクシーを拾って、時計台へと向かったのでありました。でも思い描いていたものとちょっと違ったなあ。
とにかくオフィスビル街の真ん中にあるので、なんだかちょい淋しかったなあ。
 
 その後、今度は元道庁跡へ行ってみました。ここ、実は心霊写真が撮れることで有名なんですよね。
でも外観からはそんなこと微塵も感じさせず、ホント歴史を感じました。その建物に!そしてその建物の
入り口まで来た時、一気に雪雲が立ち去り、一気に晴天になりました!ホント一瞬のうちに!この現象には
すごく驚きました。・・・と思ったらすぐまた暗雲が・・・まるで剛のご機嫌の変わりようみたいだ!(苦笑)
 
 ここを後にし、だんだん時間もなくなってきたので、とにかく札幌駅に向かうことにしました。豪雪の中。
もう五感という五感が役に立たなくなってきました。ええい!もうどうにでもなれい!(←アポロ様ご乱心(笑))
このままじゃきっと「北海道後遺症」が残り、その後の生活にもさしつかえかねないので(←北海道の寒さを
ナメた、あんたが悪いんや(笑))、たまらず地下道へ潜り込みました!まるで逃げるように!(笑)
 
 しかし地下街は地上とは打って変わって、大盛況!いったいどこにこんなに人々が隠れていたんだ!
(←だからここだって(笑))そして我々は残り少なくなった時間を考え、「やっぱ北海道へ来たらラーメンだ!」
(←元どおり〜(笑))と大声で叫び(←ハズかしい連中だ(笑))、いざそこでは有名な「青龍ラーメン」という
小さいけど、こギレイなお店へと入りました。ボクが頼んだ「北海道ラーメン」にはコーン、ほうれん草を
はじめ、男爵いも(北海道産と思われる)やバター(北海道産と思われる)や分厚いチャーシュー(北海道産
と思・・・←もういいって(笑))がのっており、ニセ山岡士郎も絶賛です(←ボクです(笑))。
 
 食べ終わると、もうほとんど電車までの時間がない!さすが無計画トリオと呼ばれるだけの事はある!
ボクらは「太陽にほえろ」の追跡シーンのように駅構内を駆けずり回り(笑)、少し土産を買ったりして
(窮地なのにこの余裕!(笑))、ホームへと出たのです!しかしここでまた問題が!
 
 飛行機に間に合う電車がない!まずい!とにかく来た列車に飛びこもうとしたのですが、T氏がおそる
おそる乗客に聴いてみると、なんと空港駅とは正反対方向へ行く列車だったのです!アブネー!
「北の旅人」が、すんでのところで「北の住人」になっちまうところだった!(笑)
 
 コロボックルになりかねない危機をくぐり抜け(笑)、ボクらは駅員さんに聞くと、なんと向かいのホームに
間に合う電車が入ってくることの事!ボクらは8マン並のスピードで(←たとえが古い!)そのホームまで
駆け上がり、無事列車に乗ることが出来ました。行きと違って、帰りは満員状態。北海道の情緒を味わう
どころか、都会のラッシュアワーを感じた車内なのでありました!
 

日記の続きを見る   前のページへもどる