アポロの北海道・珍道中日記(1)
2001年12月8日〜9日

 2001年宇宙の旅・・・ではなく、2001年・冬の北海道へ旅してまいりました。
しかし、この旅には事前の思わぬアクシデントにより、一時は旅行を取りやめか?
という場面もありましたが、そして1泊2日というスーパーハードスケジュールの中では
ありましたが(←だいたい1泊2日で北海道へ行く方が間違ってると思う(笑))
本当に行ってよかったなあと思っています。それではまあ、たいした日記でもございませんが
どうぞご観覧ください・・・。
 
 時は2001年も暮れの押し迫った12月8日のことじゃった・・・(←まんが日本昔話か!(笑))。
仕事上の都合で一時はこの「北海道・長渕剛ライブ観戦ツアー」をあきらめかけたこのボクが、
友人T氏、S氏、それにこのHPに訪れてくださる心温かな方たちの励ましによって
ついに生まれて初めて上陸する(←ゴジラか!(笑))北海道へ向けての第一歩を踏み出しました。
まずは自宅のドアの外へ・・・(←そんなとこから書くの?(笑))。
 
 実は最初、飛行機のチケットを羽田2:00発で買ってあったんですけど(超割引で)、仕事の都合上
そのチケットをキャンセルし、夕方4:00発のを買ったのです。
(この時点でキャンセル料として5,000円取られ、新たなチケットを買ったので、15,500円余計に
かかってます。ああ・・・お金に羽が生えて飛んでゆくのが見えました・・・←超常現象だ!(笑))
 
 ボクの街には「京浜急行」という、まるで消防車のようなカラーリングの(笑)電車が走ってるのですが
それで直接羽田までゆけるのです。昔はわざわざ浜松町まで行ってからモノレールに乗りかえるという
超遠まわりなルートを辿ったんですけど、今は便利になりましたなあ。なにせ昔このあたりは・・・
(↑まるで戦前戦後を生き抜いてきたようなこの語りっぷり!(笑))。
 
 わずか30分で羽田空港に着いたボクは、先に道内に潜入している(笑)友人T氏に電話をかけました。
なんと現在北海道は気温-5℃。とにかく寒いらしい!しかし東京はとても暖かい冬晴れ。
毎日冷蔵庫や冷凍庫を体験してるボクは「ちょろい、ちょろい」とタカをくくっていました。この時点では(笑)。
 
 そしてまずボクの前に問題が立ちはだかりました。「搭乗手続」です。
以前、福岡に飛行機で行った時はカウンターのお姉さんに渡して事を得ていたのに、今はすべて機械が
やってくれるというのだからさあ大変。いざその機械の前に立ち、チケットの挿入口とおぼしき場所に
チケットを入れるのですが、入っていきません。「も、もしかしてこのチケット、偽造では?」と脳裏をかすめ、
このままでは、まるでプレイステーションを目の前に差し出され「俺にどうせいっちゅーの?」とぼやくおじい
さんのようにになってしまう!と思った瞬間、係員の方が「機械の前に数秒立つと画面が変わりますから、
そしたら入れてくださいね。フッ」
 
 またである。最後の「フッ」というさりげない蔑視の笑みに、「水洗トイレか!この機械!」とは思わず(笑)、
「ああ、そうなんですかあ。今の機械ってすごいですね!」とのたまう始末(笑)。
さあ、そしてついに飛行機に乗るのだ!わ〜い、わ〜い(←かなり気分はハイ(笑))。
 
 いざ席を確保すると、窓際ではあるのですが、通路側だった。ボクは幼少の頃から、乗り物に乗って外の
風景を見るのが好きだった。4つの時に亡くなったおじいちゃんに連れられて、よく電車を見に行っていた
ことを、今でも鮮明に覚えてるほどである。だ〜か〜ら!このままもし窓側に座るお客さんが来なかったら
ボクは天下統一を成し遂げたも同然だったのだが・・・甘かった。
 
 窓側に座ったのは、いかにも中年ぶとりしたオジさんで、その年齢とは反比例するかのような態度で
窓にへばりついたまま、一向に動こうとしない。「オレにも見せてくれよぅ!」的な視線を向けたが(笑)、
彼はずっと窓の外を見たまんまだった。そのうち仕事の疲れからか、ボクはいつのまにか眠りについて
しまったのでした・・・。
 
 眠ってるうちに新千歳国際空港に着陸!え?もう北海道?あまりのあっけなさに「眠るんじゃなかった!」
と思っていたら、横のおっさんは窓にへばりついたまま眠っていた(笑)。よほどボクに景色を見せたくは
なかったのでしょう(笑)。1時間20分で着くはずが、出発時間が遅れてたこともあり、もう一刻の猶予も
許されない時間になってました・・・。
 
 新千歳空港駅から札幌駅まで約40分。ボクはせめて北海道へ来たのだからと、電車の窓側を確保し
(っていうかガラガラだったんすけど(笑))真っ暗闇の中、必死に風景を堪能しながら時間を過ごしました。
なんとか札幌駅に着いたのがもう6時30分。開演時間と同時刻です。でも彼には開演時間を遅らせるという
前例もあり(4年前に行った福岡ではなんと30分も遅れ、しかも1曲まるまる削られた(笑))、それを願ってた
のですが、タクシーで「北海道厚生年金会館」に到着したのは6時40分。(←なんか西村京太郎みたい(笑))
 
 札幌の街は雪で彩られ、まさにボクの頭の中で描いていた「冬の北海道」そのものでした。
 
 あわてて「釣りはいらないです!」とキッチリ料金通り支払った後(笑)、そそくさと会館入り口に行くと
外でたむろしてるダフ屋さんご一行が「はい券あるよ〜」とダミ声で近づいてきました。「持ってます!」と
そそくさと駆け抜けようとすると、入り口がわからなくなってしまった。「あんちゃん、ここだよ」とそのダフ屋
さんは親切にも教えてくれたのです。北の国の人たちって温かいなあと思った瞬間でした(何か違くない?)
 
 そして場内に入ると、もう彼の歌声と歓声が響き渡ってました!ボクはあわててチケットを取り出すと、
スタッフのお兄さん(と言ってもどうみても年下(笑))に「あの〜、この券、半券ないんですけど〜」と言われ
「しまった〜!なぜか神奈川県民ホールのチケット持ってきてしまった〜!」
ここまで来てライブが見れないとなれば、末代までの恥だ!なんとか探すと、ようやくチケットが見つかった。
 
 いそいそと荷物チェックもすませ、その大きな扉を開いた瞬間、場内狭しと暴れまわる歓声が、ボクの
三半規管から鼓膜を通って、脳に響いてきたのだった!
 
ここからライブレポには入ります。
これからライブに行かれる方、曲目を見たくない方、中に黒いブツブツが入っていることがありますが、
それはおせんべいのこげたものですので、安心してお召し上がりくださ・・・←いい加減にしろ!(笑)
 
・・・は、下のどちらかに進んでくださいね!
 
長渕剛 LIVE2001 SORA 12月8日 北海道厚生年金会館 ライブレポへ
 
ライブレポすっ飛ばして日記の先へ!
 
この文面に食傷気味なので日記トップへ帰る(笑)