みどりがイッてからも、夢彦はバストを揉みしゃぶっていた。 いくら揉んでも、揉みごたえは変わらなかった。そればかりかますます妖しい色香を放 ちながら張りを増してくるように夢彦には感じられた。 「ンンッ……ああっ……オッパイが気持ちいいっ……」 みどりは夢彦の首に腕をまわし、ぷるんと乳房をゆらした。 「みどりさん、ほんとおっぱい感じやすくなったね」 「鏡君のせいよ……いつもいっぱいもみもみするから」 「じゃあ、今日はやめようか」 「いやいや、いっぱいもみもみして」 夢彦は笑った。 みどりがこんなこどもっぽいだたのこね方をするのははじめてだった。 「じゃあ、もっとオッパイ突き出してごらん」 みどりは言われたとおり、バストを突き出した。 夢彦はじゅうぶんに揉まれ蹂躪されたはずのバストを揉みしだき、夢彦は乳首をしゃぶ り引き伸ばしにかかった。 「オオッ……オオッ……オオッ……」 激しく身体がしなった。 おやっ、と夢彦は思った。 おかしい、いつもと違うぞ。いくら乳房が感じやすくなったといっても、これほど激し く感じてはいなかった。乳首だって、こんなに長くなかった気がする。 「オ――ッ、オ―――ッ、オ―――――ッ!」 みどりは突然激しい叫び声をあげた。夢彦にしがみつき、乳房をこすりつけた。夢彦は たっぷりと乳首をころがし、しゃぶりまわし、ぐるぐると舌を旋回させてやった。みどり は夢彦の背中に激しく爪を食い込ませ、オ―――ッと長い叫びをあげると、二度目の絶頂 を迎えた。 やはり、いつもとは違うようだと夢彦は判断した。 「お願い鏡君……あそこにちょうだい……」 汗まみれの身体を抱きつかせてみどりは懇願してきた。 これもはじめてだった。 いつもなら少しは師範としての冷静さを保っているはずなのに、今日は肉欲の獣と化し ている。まるで欲望そのものだ。 「鏡君……早く……」 みどりはすでにパンティを脱いで、濡れそぼっているものを夢彦に押しつけてきた。 まあ、いい。考えるのはあとにしよう。 夢彦はずぶりと突き立てた。 だが、少し動きだしただけで、オ――ッとみどりは声をあげた。そして、急にしぼんだ ように倒れてしまった。三度目の絶頂を迎えたらしかった。 「今日はみどりさん、ずいぶんイキやすいみたいだね」 「だって、鏡君が」 「ぼくはいつもどおりだよ」 「うそつき」 みどりは夢彦に抱きついてきた。 みどりのなかでかたく強張っていた夢彦のものが、深く呑み込まれた。 夢彦はまた動きだした。 身体を起こして抱き上げ、座位の状態で乳房を揉みしゃぶりながら腰を突き回した。 みどりは激しく乳房をゆらし髪を振り回した。 ぎゅうっとなかがねじれ、壁が迫り夢彦を締めつけた。 来たな、と夢彦は思った。 みどりの持つ特技、ねじりしぼりだ。 ――今度こそその技にひっかかるものか。 夢彦はこらえながら激しく律動を打ち込んだ。 みどりは悲鳴をあげた。 身体の奥から燃え上がる快感に身体をくねらせ、背中をそりかえらせた。 だが、夢彦をしぼりあげる力には変わりはなかった。 それどころかみどりが激しく喘ぎよがるほど、肉は夢彦にまとわりつき、激しく吸いつ きしぼりあげてきた。 夢彦は低い叫び声とともに歓喜の水を解き放った。とともに、みどりも激しく夢彦にし がみついたまま、ぶるぶると身体をふるわせ、頂点へ昇りつめていった。 「舞比べのときも……こうしてね……」 濡れた乳房を押しつけながら、みどりはささやいた。 夢彦はみどりの汗を感じながら、自分を待ち受ける未来のことを思っていた。