『 巨乳学園 』



 夜だった。

 星の輝く夜が二人だけのコテージに訪れていた。

 たっぷりと泳ぎ――そしてセックスをした二人は肩を寄せあい、部屋の電気を暗くして

街中では味わえない星明りを全身に浴びながら静かに言葉を交わしていた。

「わたしね、中学のときから、セックスって凄く興味があったの。はじめてしたのはずっ

とあとの大学に入ってからのことだったけど、海陵市って中学のうちに初体験すませる子

って結構多いから、そういう子のエッチ話聞きながらいつも興奮していたわ。ひとり濡れ

ちゃって、帰ってからオナニーして慰めたりして。あのときから、わたしってエッチだっ

たのね」

 律子はなつかしむように言った。

「あの頃は顔を真っ赤にしながら色道の本を立ち読みしていたりしたものね」

「それでいまも律子さんエッチなわけだ」

「鏡君がそうしたのよ。おっぱいばかりさわるから」

「律子さんがおっきい胸をしているからだよ」

「中学のときはそんなにおっきくなかったのよ。Bカップだったんだから。わたし、高校

からぐんぐんおっきくなっちゃったの」

「それでGGカップに」

「うん。高校でGカップになって、大学に入ってまた少しおっきくなって」

「そのうちまたおっきくなるんじゃない」

「もうこれ以上いやあよ」

「ぼくはうれしいけど」

「おっきくなったらまたかわいがってくれる?」

「もちろんだよ。おっきいおっぱい大好きだもん」

 律子は頭を夢彦の肩にあずけ、ロングヘアを垂らした。

「こうして見ていると星がきれいだね」

「そうね。あんまり電気を消して夜空を見ることってないもんね」

「でも、律子さんもきれいだよ」

「そういうの、見え透いたお世辞っていうのよ」

「ほんとだよ。おれ、きれいな人とじゃないとこんなところに来ないよ」

 律子は暗がりのなかで瞳を輝かせた。

「鏡君ってときどき大人に見えるのね。ときどき年齢がわからなくなるわ」

「律子さんだってときどきわからなくなるよ。子供に見えたりするもん」

「鏡君に合わせてるのよ」

「そう? でも、そのほうが結構かわいいよ。いまの律子さんも大人っぽくてきれいだけ

ど」

 黒い瞳が近づいた。

 星明かりのもとで、二人は唇を重ね合わせた。

 お互いの身体をぴったりと寄せあい、舌を求めあった。

 強く舌を吸われて、律子は首ねっこに腕をまわし、身体を押しつけてきた。

 バストがシャツ越しに押しつけられた。

 その下はノーブラだった。

 夢彦は手をすべりこませ、双球を揉みしだいた。

 ンフンと律子はバストを押しつけてきた。

「どうして鏡君にお乳もみもみされると気持ちいいのかしら……自分でもわかんないくら

い感じちゃうの」

「律子さんがほんとうは感じやすいからだよ」

「鏡君ってやさしいのね」

「ほんとうのことだよ。感じない子は自分で性感を押し止めているんだ。だれでもほんと

うの自分を受け入れれば感じるようになるよ」

 夢彦は律子を裸にした。

 月明かりを浴びて、豊かな乳房が白く浮き上がった。

「ねえ、この間みたいにしてくれる?」

「この間みたいに?」

「そう、思い切りいじめて。縛ってもなにをしてもいいから。わたし、鏡君にめちゃくち

ゃにされたいの」

「じゃあ、ぼくの奴隷になる?」

「鏡君の奴隷になるわ。その用意もしてきたのよ。ロープだって持ってきたし」

「自分から努力する人って、おれ好きだよ」

 夢彦は律子にキスをしてやった。

(以下、つづく)


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