『 巨乳学園 』



 女性が色道に入門したとき、真っ白なローブを手渡される。

 真っ白のローブを着ている第一段階では、本による学習のみで、ビデオで見ることはあ

っても実際にセックスをするということはない。

 本での学習が済み、第二段階に進むと、今度は桜色のローブを手渡される。

 そこで実際にセックスを行って体で体位やフェラチオを覚えると、一応修了の証として

撫子色のローブを賜ることになる。たいていの人間はここまでしか進まないのだが、セッ

クスの道を究めようとする者は、さらに上の第三段階に進むことになる。

 上位の段階にある者とセックスをして様々な体位や技巧を身に着けさらに心と技を磨い

た者は、紅梅色のローブを手渡される。

 そして、第四段階に進んでセックスの修練に励み、最終的に心においても技においても

体においてもセックスを究めた者は、家元より真紅のローブを手渡され、纏うことを許さ

れるのだった。

 夢彦がいま会っている女は、そのなかでも第三段階にある、紅梅色のローブをつけた女

であった。

 夢彦は驚いて、その紅梅色の女を見ていた。

 一度も会ったこともない女だった。

 黒縁の眼鏡をかけていて、大きな目が覗いていた。

 少し厳しそうな目だった。

 だが、唇はやさしくふっくらとしてきれいだった。

 髪もしなやかに肩ほどまで垂れかかり、黒い艶を放っていた。

 胸元は、体のラインのわかりにくいローブを着ているというのに、豊かに盛り上がり、

大きく迫り出していた。

 夢彦は思わず胸元に目をやった。

 襟元から白い肌が覗いていた。

 その下に、魅惑的な谷間が広がっていた。

「これからしばらくの間、若様のお師匠となっていただく愛川みどり様でございます」

 真田は穏やかに言った。

「若様もご挨拶なさいませ」

 夢彦はうなずき、その場に正座すると、

「鏡夢彦です。よろしくお願いします」

 と両手をつき頭を下げた。紅梅色の女はにっこりと微笑み返した。

 真田は、

「若様、みどり様についてしっかりお勉強なさるように。みどり様、あとはお願いいたし

ます」

 と言って静かに部屋を出ていった。

「さあ、頭のかたい鬼がいなくなったわ」

 真田の姿が消えると、みどり様と呼ばれた女は突然いたずらっぽい笑みを浮かべた。

「写真で見るよりずっとかわいい顔してるのね。こんなかわいい子の先生ができるなんて

、うれしいわ」

 みどりはにっこりと微笑んでみせた。

「わたしのことはみどりさんって呼んでくれていいわよ。真田さんみたいにお師匠様とか

みどり様なんて大袈裟な呼び方をしなくていいから。その代わり、わたしも鏡君って言わ

せてもらうわね。それでいい?」

 夢彦はうなずいた。

「それじゃあ、お勉強のほうをはじめようかしら。そんなふうにすわっていないで、こっ

ちにいらっしゃい」

 夢彦は立ち上がってみどりの隣に腰を下ろした。

 みどりは体を寄せてぴったりとくっついた。

 ローブ越しにむにゅっと豊かなふくらみが押しつけられた。

「おっきいでしょう」

 みどりはやさしい微笑みを浮かべて話しかけた。

「どのくらいあると思う」

「わかんない」

「じゃあ、さわってみる?」

 みどりはあどけない瞳を夢彦に向けた。

 夢彦は手を伸ばし、そっとふくらみに手を当てた。

 やわらかい、豊かな質感が手のひらにじんわりと広がった。

 夢彦はゆっくりと乳房を揉みしだいた。

 みどりの乳房は手のひらからあふれだし、やわらかに夢彦の手を押し返した。

「ンフ、鏡君ったら。服の上からじゃわからないでしょう?」

 みどりはくすくすっと笑った。

 夢彦はごくりと唾を呑み込んだ。

 みどりが誘っている。

 それも、豊かな乳房の待つあのローブのなかへ。

 夢彦は思い切ってローブのなかに手をすべりこませた。

 やんわりと素肌のまま乳房に手を触れた。

 すべすべとしたやわらかい質感が手に広がった。

 夢彦はぐいっと乳房を揉みしだいた。

 みどりの乳房はやわらかく夢彦の手を押し返し、指からあふれだした。

 気持ちいい……。

 夢彦は天にも昇りそうな気持ちになった。

 やわらかくて、まるで手のひらがとろけそうだ。

 夢彦は夢中になっておっぱいを揉みしだいた。

 みどりはうふんと吐息をもらした。

 夢彦はますますおっぱいを揉みたてた。

「どのくらいか、わかった?」

「う、うん……」

「九十・八センチのFカップよ」

 夢彦は欲望ですくみ上がった。

 Fカップ……るり子とおんなじだ。

 それも九十・八だったら、サイズだってほとんど同じじゃないか。

「もっとさわりたい?」

 みどりは夢彦を見た。

 夢彦は無言でうなずいた。

 喉が詰まって声が出なかったのだ。

「少しだけよ」

 みどりは帯をほどいた。

 襟が広がり、豊かな双球が現れた。

 白く豊かに実ったFカップの乳房はむっちりと大きく迫り出していた。

 夢彦は吸い寄せられるように白いふくらみに手を触れた。

 やわらかい質感が手のひらに広がった。

 ゆっくりと揉みしだくと、白いふくらみはむっちりと手のひらを押し返し、おさまりき

らずにあふれだした。

 夢彦は興奮にふるえあがった。

 白く大きくやわらかくて、手のなかがとろけそうだった。

「やさしくかわいがってね」

 みどりは顔を近づけた。

 唇が近づいた。

 やさしい接吻だった。

 みどりはやわらかい唇を押しつけ、夢彦の唇を含んできた。

 そして、ごく自然にすっと口のなかに入ってきた。

 舌先でツンツンと夢彦の舌をつついては逃げていたが、ふいに激しく絡みついてきた。

 ぐるぐるとかき回し、ねっとりと吸いつき、夢彦の舌を貪り吸った。

 痺れるような陶酔が全身を駆けめぐった。

 太腿の間が熱く疼き、夢彦は夢中でFカップの乳房を揉みしだいた。

 もみいっ、もみいっ、

 とやわらかい質感を味わいながらたっぷりとバストを揉みあげた。

 そのたびに、バストは手のなかでふくれあがり、指からあふれだした。

 夢彦はますます指をいっぱいに広げて乳房のふくらみを抱き留め、むにゅむにゅとおっ

ぱいを揉みしだいた。

 たまらなかった。

 やわらかいといっても、るり子の乳房は張りがあって、揉めばすぐに返してくるような

感じだったが、みどりの乳房はどこまでもやわらかく、とろけそうだった。いくら揉んで

もやわらかい豊かな質感は尽きなかった。

 夢彦はみどりの乳首をはさみこみ、強く揉みしだきはじめた。

 ぐいっ、もみっ、

 ぐいっ、もみっ。

 十本の指がFカップの乳房に食い込んでいく。

 と同時に乳首に指がこすれる。

 みどりは、んふうっと声をもらした。

 むにゅっ、むにゅっ、

 もみっ、もみっ、

 ぐいっ、もみいっ、ぐいいっ、もみいいいっ、

 ぐいぐい、もみもみいっ……。

 夢彦は次第に大胆に、強く激しくおっぱいを揉みしだいていく。

 ぎゅうっ、ぎゅうっと何度もおっぱいに指が食い込み、あふれだす。

 と同時に、バストの奥底からじりっじりっと掻痒感が湧き上がってきた。そして、それ

は、夢彦が乳房を揉みしだくごとに強くなり、バスト全体がむずむずしてきた。

 痒いようなくすぐったいような、快感の一歩手前にあるような感覚だった。

 じれったくてたまらず、みどりは体をくねらせた。

 ぐいいっ、ぐいいいっ、

 夢彦は乳をしぼるかのようにおっぱいを揉みしだいた。

 指が激しく食い込み、バストの芯にまでこすりつけられた。

 その瞬間、感じたことのない激しい喜悦が乳房を貫いた。

「ハウンッ!」

 みどりは思わず声をあげた。

 もみいいいっ!

 夢彦はおっぱいを揉みしだいた。

 乳房全体に張り詰めていた掻痒感が一瞬のうちに快感に変わり、みどりはまたもや激し

く声をあげのけぞった。

 もみいいいっ、もみいいいいっ、

 夢彦は指を食い込ませてますますおっぱいを揉みしだいた。

「アアッ……いやっ……ウッ……アアンッ……」

 愛液が太腿の間からあふれだした。

 いままで感じたことのない刺激にみどりはたまらず悶え乱れた。

 おっぱいを揉まれて気持ちいいと感じたことはあっても、おっぱいだけでこんなに感じ

たことはなかったのだ。

  悶えるみどりの乳房をますます揉みしだきながら、夢彦は愛液あふれる下腹部のほうに

手を伸ばした。

 草むらをかきわけ、恥丘を撫でて夢彦は女体という大地の神秘、あの秘密の割れ目に到

達した。

 すでにそこはじゅくじゅくだった。

 夢彦は愛液に指を絡みつかせ、花びらを撫でつまみさすった。

 みどりは顎をあげ、声をもらした。

 夢彦はますます花びらをいじりまわした。

 そうしながらおっぱいにしゃぶりついた。

 乳房を舐め吸いまわし、乳暈をぐるぐると舐め回しながら乳首へと向かっていった。

 じれったさに、みどりは小刻みに体をふるわせた。

 夢彦はクリトリスに指を伸ばし、くりっと皮を剥き、軽くつまんだ。

「アアンッ」

 みどりは大きく喘いだ。

 夢彦はきゅっ、きゅっとクリトリスをつまんだ。

 みどりはまた喘いだ。

 夢彦はクリクリとクリトリスをつまみまわした。と同時に、激しく乳首にしゃぶりつい

た。

 ちゅううっ、ちゅば、ちゅば、

 ちゅばちゅばちゅば、ちゅうううっ、ちゅばっ……。

 みどりは声をあげてのけぞり、みるみるうちにみどりの乳首は大きくなった。

 夢彦はもう片方の乳首も激しく音を立てて吸いあげ、ピンピンに立たせた。

 みどりは太腿をこすりあわせた。

 あいだからはたっぷりと愛液があふれだし、指を揺らしていた。

 みどりの太腿がなかに強いものを求めていた。

 夢彦は膣のなかに指をつっこみ、壁をなぞりかき回した。

「ううっ……んふうっ……ああっ……」

 みどりは身をのけぞらせ、声をあげた。

 夢彦は指を増やし、壁をかき回した。

 みどりは声をあげ、大きく腰を突き出した。

 太腿が自然のうちに広がった。

 夢彦は紅藤色のローブの帯に手をかけた。

(以下、つづく)


次の頁に進む
前の頁に戻る
学園一覧に戻る
トップページに戻る