◆自衛隊機墜落 99.11.23



 
自衛隊機が墜落した。

 乗っていたのは飛行時間5000時間以上のベテラン空佐2人。コクピットに煙が発生した、という通信内容からしてマシントラブルだろう。民家の多い場所を避けて入間基地へ戻る途中の事故だった。

 最後の通信は《緊急脱出する》

 だが、二人は遺体で見つかった。


 有楽町線・東武東上線は午後2時20分まで停電。

 川越は午後5時まで停電。

 80万世帯が停電するという、史上2番目の事件だった。


 今回の自衛隊機墜落事件は悲しい事件である。

 第一に、二人の殉職者を出したということ。

 第二に、事故回避に努めたにもかかわらず、大事故を引き起こしてしまったこと。大停電は、二人の本意ではなかったはずだ

 だが、マスコミの報道調子はなんなんだ。

 「事故現場から民家までわずか100メートルです」。

 おれが自衛隊擁護論者からなんかもしれんが、わざわざそのようなディテールを発表して反・自衛隊論に加担しているように聞こえる。
 
 《自衛隊は邪魔だ》
 《日本に軍隊はいらない。迷惑なだけ》

 そういうマスコミの声が聞こえてくるような気がする。そんなに自衛隊に悪者イメージをつけへんでええやん。おれは悔しいよ。

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