◆カフェラミルの生チョコ 99.11.7



 カフェラミルという
喫茶店がある。

 なんでも、水出し珈琲を日本で初めて出したところだそうな。おれ、ここの「アイリッシュ・コーヒー」がすげえ好きなんだけど、メニューに載ってた3個200円の生チョコってやつを食ってきました。

 知人によると、生チョコとは、別に袋に包んでいず生で出されるから生チョコなのではなくて。

 生クリームが入っているから生チョコというのだそうな。

 それで、あのマイルドな、やわらかな味わいが生まれるらしい。ただ、生クリームなので、日持ちが悪いのだとか。にゃるほど。


 で。生チョコ初体験。

 ――うっ、痛かった。

 なんてのはうそです、大嘘です。

 食った瞬間、頬が緩んでしまったよ。友達が食うの見てても、やっぱいきなりとろ〜んと緩むのね、ほっぺたが。おかしくて仕方ない。それから無口になる。両目もな〜んにも見てない。

 味わっちゃうんですよ。

 そのやわらかなとろける感覚。市販のチョコにありがちな濃いまとわりつくような舌触りとは違って、あくまてもソフト、キャラメルとチョコの中間みたいなほどよいバランスの取れた秀抜な濃さと味わいに、思わず舌をころころと転がし、夢中になっちゃうんですよ。

 いやあ、ほんと、うまかったっす。

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