

XL1200Sとの出逢い
1995年、アメリカに渡ったオレはひとつの夢があった。
1996年春、米国本土でハーレーに乗るというそのワガママな夢は
SHOWAの可変ダンパーとSUNSTARのフローティングディスクを備えた
XL1200Sと出逢うことによってかなえられた。
L.A.より60マイルほど北上した閑静な街ヴェンチュラのディーラーに
’96モデルのXLH883を予約したのが’96年1月のあたま。
2月の初旬の入荷予定日を待ち切れずなんども店に足を運んだ。
そんなある日、あれこれと交換したい部品の見積もりを出してと頼んだら
「お客さん、部品代の合計と車両代あわせたらコレ買えちゃいますよ。」
と店員が指さした先に展示してあったモデルがこのXL1200Sだった。
『オット。確かにそうだゼ。』と思ったオレはその場で速攻契約。
数日後の納車の日、担当マイク君にキーを手渡され
"Congratulations! From now on, you are
the owner of Harley. Enjoy!"
と言われたその時よりオレの感動的ハーレーと共に暮らす生活が幕をあげた。