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〜せ

3925 「世田谷午前三時六分」 フラワーカンパニーズ 12/09/17
A「世田谷夜明け前」(04/11/25)
 生きてる限り「人間」という縛りから逃れることはできない。どんな大きな罪を犯そうがどんな大き
な過ちを繰り返そうが「お前は人間じゃない」と言われようが、「人間」でいることから逃れることなど
できないのだ。「人間」にはできることとできないことがある。できないことをできるようにする。これが
生きていく意味のようにも思える。「生きているだけで素晴らしい」そんなのただの言い訳だもんね。
2576 「説教と楓」 熊木杏里 07/09/25
A「無から出た錆」(05/2/23)
 「自意識」っていうのは誰かと想いを共有したり共感した時に創り上げられるのではなく、誰かに
反発したり、意見を戦わせた時にできあがるってこともありますよね。自分の人生を自慢するかの
ように説教する大人を見て「あんな大人にはなりたくない」と感じた少年は、その時から「自分」と
いう道を意識して歩き始めてるのかもしれない。その人生の結果がどうなるかはともかくとしても。
1143 「接近 〜アプローチ〜」 南野陽子 03/08/22
A「ヴァージナル」(86/11/1)
 まるでユーミンの『まちぶせ』のようなシチュエーションなこの曲ですが、彼女の代表曲に数えられ
る名曲です。喫茶店に「友達の恋の相談」と称して彼を呼び出し、彼の星座や誕生日を当て
てしまう彼女・・・いや、調べていたのだ(笑)。男がやったら気持ち悪いこの行動も(笑)彼女だか
ら許される行為・・・いや、されてみたい行為である(笑)。甘酸っぱい印象の残る作品ですね。
3277 「雪花」 中島みゆき 09/12/09
A「おとぎばなし」(02/10/23)
 もう会っているはずなのにもっと会いたいと願う女。反対にこれ以上どうすればいいんだ?と首を
かしげる男。女の人にはどんなに愛しても愛されてもまだ足りないっていう、男にはわからない独
特の心情が芽生えるのでしょうね。そして不変の意志の強さを持っている。ちょっと度が行き過ぎ
るとストーカーになってしまうけど人の情念って他人には簡単にくくれないもののような気がします。
945 「雪月花」 松任谷由実 03/02/03
A「Wings of Winter, Shades of Summer」(02/11/20)
 この楽曲、21世紀の『卒業写真』であると、またひとりで勝手に思っているわけです(笑)。すご
くジーンとして、何度聴いてもボクの心はおセンチになってしまいます。何年、何十年たっても自
分のことを覚えていてほしい、そして自分がこの世に生きた証をその人に刻み付けてほしいという
切なる思いがこの曲からは痛いほど伝わってきます。ホントに歌って素晴らしいなって思います。
608 「雪幻 -Winter Dust-」 T.M.R-e 02/02/22
S(99/11/17)
 「T.M.R-e」シングル3部作のラストとなる楽曲。それは吹雪く雪に覆われた暗闇の中に一筋の
光がさしこまれるかのような幻影。この3部作は「TMレボリューション」のあのポップな世界とはかけ
離れた、ちょっと崇高さすら感じる楽曲たちだけど、こんな側面をも持ち合わせる彼らの曲がかな
り好きなのであります。イントロからすぐに吹雪きの吹きすさぶ暗黒の世界へと招かれるようです。
2049 「せっせっせ」 さだまさし 06/04/16
A「夢ばかりみていた」(90/2/25)
 日本の古きよき子供の遊びに、途切れた愛を絡めて歌ったアコースティックな楽曲。淋しがり屋
のふたりがいつしか手を取り合って解りあい、そして時が経つにつれすれ違い、やがてふたたびその
手をほどいてゆく。この女性は「あなたが私の次に愛する女性には、私にしたようにはせず指を離
さないであげてね」と気丈につぶやく。けれどその裏側には彼に対する捨てきれぬ想いが、みえる。
4552 「絶対(的)」 稲葉浩志 14/06/06
A「Hadou」(10/8/18)
 誰かと比べることなく僕という存在を無条件に受け入れてくれる君が好きだ。だから君にも好きだ
だと思われたい。君を失うだなんて想像しただけで震えてしまう。そんな男の少々暴走気味な感
情をぶちまけたロックチューン。過去に心の傷を負い、何に対しても臆病風を吹かせるこの男がリア
ルだ。「逆立ちしてもかなわないっていうか 逆立ちできねえ」が笑えた。他人とは思えないぜ(笑)。
4748 「絶頂は今」 高橋優 14/12/19
A「この声」(12/3/14)
 人生において「今が一番の絶頂期だ」と思える場所がどこかにあるのならば、それはいつ訪れて
くれるのでしょう?一週間前だったのかな?それとも昨日がそうだったのか?もしや明日訪れてくれ
るのかな?もしそんな悠長なこと思ってるんだったら今が絶頂期だと思ってみようよ。後になって「あ
の時が絶頂期だったな」なんて思い起こす人生よりも、もっと実のあるものになる。気がする(笑)。
4469 「刹那」 GReeeeN 14/03/15
S(09/3/11)
 僕らは最後の1秒に笑っていたくてその瞬間を迎えるために生きてるといえるのかもしれない。逆
に先にさんざん楽な思いをして最後に思いきり苦しみたくないものね。それに最後に笑みを浮かべ
られる人って、本当の悲しみも知っている人だと思えるもの。「理想の自分」それはいくつもの悲し
みを経験してきてそれらを飲み込んだうえで笑えるような大きな人なんだと、志半ばの今そう思う。
4288 「刹那」 GOING UNDER GROUND 13/09/15
A「Roots & Routes」(12/11/14)
 物事を長期的に考えてゆくから、時々起こる失敗もいつか役に立つと思える。じゃあ「今」だけ
を考えてみる。「今さえよければ」って考え方はあまりいい意味でとられることは少ない。だけど「せ
めて今だけ」って思いも生きてゆくうえでは重要な要素だったりするんだよね。切ないそのアレンジ
とメロディー進行が何度も僕にこの曲を聴かせようとする。と書いてるそばからまた聴きたくなるな。
4475 「セツナ」 森山直太朗 14/03/21
S「小さな恋の夕間暮れ」カップリング曲(05/6/15)
 ふと意識的に立ち止まることがある。普段の自分では決して思い起こすことのない昔のこととか
忘れていたはずの出来事たちが何かの拍子に鮮明によみがえってくることがあります。そんな時は
一気に少年時代の心に戻されてしまう。そして今この場にいることの不思議を感じてしまう。「セ
ツナ」が「刹那」という意味かはわからないけど、人は一瞬の中に生きているということなのだろう。
1898 「切ない愛の歌をきかせて」 小田和正 05/11/16
A「K.ODA」(86/12/3)
 一般的な歌としてよりも、この曲はボクにはどう聴いてもオフコースを脱退した鈴木さんに向けて
歌われているようにしか受け取れないんです。袂を分かってしまったけど君には歌い続けてほしい。
そんな彼のパートナーに対する想いが十二分に伝わってくる楽曲。ま〜た深読みしすぎじゃないの
?(笑)いつかどこかでもう一度、ふたりでオフコースを再結成してほしい。そう素直に感じる楽曲。
1994 「SE・TSU・NA・KU・TE」 中島みゆき 06/02/20
S「旅人のうた」カップリング曲(95/5/19)
 私は今まで恋の相談にのってあげたり励ましたりして、友達から頼られて来た。でもいざ自分に
恋の順番がまわってきた時、今まで友達にアドバイスしてきたことが私にはできないことに気づき、
ふいに切なさがこみ上げてきた。そんな女性の心情を綴った曲。他人の恋とは違って、相手の大
きさがわかるだけにいつまでも彼に追いつけないいつまでも素直になれない女性の悲哀がそこに。
4168 「絶望という名のガム」 斉藤和義 13/05/18
S「破れた傘にくちづけを」カップリング曲(06/10/20)
 街には一度こびりついたらなかなか取れない”絶望という名のガム”がそこらじゅうに落ちている。
みんなそれを踏まないように上手によけながら歩いて生きている。よけられた人だけが幸せを掴み
踏んづけた人だけが不幸を背負い込む。本当にそうだろうか。金も心も満たされる場所を誰もが
望む。でもそこへはこびりつく絶望というガムを踏んだことのある人でなければ行けない気がする。
3937 「背中」 ゆず 12/09/29
A「2 -NI-」(11/2/16)
 歳を重ねなければわからないことがある。年端もいかないからわかることもある。若い頃って確か
に答えがないと苛立ち、白か黒かはっきりさせたいって思ってたな。でも歳を重ねてくると、白とも
黒ともつかない問題にも出会ってしまう。そもそも人間が導き出す答えなんて、後になって「あれ
でよかったんだな」って程度なんだよね。ただはっきり言えるのは「今をしっかり生きること」だよね。
4770 「セピア」 高橋優 15/01/10
A「この声」(12/3/14)
 つらいことが多すぎて時々人の優しさを忘れそうになるけど、君に会うたびにそれを思い出す自
分がいる。君という存在が道から外れそうになる僕をうまく導いてくれているんだ。好きな時に会え
るわけじゃないけど僕の中にはいつでも君がいてくれる。君がいてくれるから僕はまた明日を生きて
みようと歩き出すことができるんだ。安らぎを見つけた青年の優しいピアノが印象的な作品です。
3763 「セピアフィッシュ」 ほたる日和 12/04/08
A「elementary」(10/2/17)
 「美しい」と思えたものに何の感動もおぼえなくなった。忙しない日常に、それまで備わっていた
はずの素直な心まで浸食されてしまったのかな。このままでいていいはずはないとわかってはいる。
自分でどうにかするしか、今の自分から抜け出す方法はないんだよね。今当たり前にあるものが
明日すべて崩れ去ってしまうかもしれない。そう考えれば明日はきっと違うものになる、のかな?
2077 「背広姿のエライ人」 平川地一丁目 06/05/14
A「海風は時を越えて」(05/7/27)
 初志貫徹・・・それを徹底することは難しい。この曲は少年の目から見た今の政治家や大人た
ちへ向けたプロテスト・ソング。ボクも少年時代は玉虫色の答えなどなくて、常に正しいか間違っ
ているかのどちらかだった気がします。今じゃそんなわけにいかないけど。でも様々な要素が自分
にどんな影響を与えようと、年をとってもどれだけ少年の目を持っていられるか?って大事だよね。
1832 「September Moon 〜永遠という一瞬〜」 さだまさし 05/09/11
A「夢百合草」(02/2/27)
 4年前、世界でも有数の大都会の真ん中でハイジャックした旅客機ごと超高層ビルに突っ込む
という残虐行為が全世界の人間の前で堂々と行われた。一方でアジア中東地域では一般市民
が次々と戦渦に巻き込まれてゆく。その中で日本人は何を思い何を訴え続けてゆくべきなのか?
戦禍をなくすことはできないと諦める前に諦めないことを諦めるな。そう後押しをしてくれる曲です。
4094 「セブンスター」 藍坊主 13/03/05
A「藍坊主」(03/2/12)
 あの時君が流した涙を忘れることができない。それはまるで夜が明けたら消えてしまう星たちのよ
うだった。君が僕の前からいなくなり、時が経つほどその想いは強くなってる。それじゃ僕が流した涙
は君にはどんな風に映ったのだろう?君と一緒に過ごした日々を思い返すと、よかったことしか浮
かんでこない。たとえ一緒にいて辛かった日々も今よりは幸せだったと思えるから、余計に悲しい。
1071 「Seventh Heaven」 B'z 03/06/09
A「ELEVEN」(00/12/6)
 人生ってものはどうやってあがこうと、どよ〜んと落ちこんで過ごしたとしても、過ぎてゆくものなん
ですよね。だとしたら暗くふさぎこんで過ごすよりは、明るく前向きに過ごしてゆく方がずっといい!
そんな思いを歌ったロックチューン。心の持ちようってのはその人の気分次第。ならば先立つ心配
をするよりもイマジネーションを働かせて生きていこうぜ!と言うだけは簡単なんですけどね(笑)。
4945 「蝉」 斉藤和義 15/07/04
A「Because」(97/12/26)
 暑い。とにかく蒸し暑い。外では蝉が鳴いている。彼女の姿はない。汗が出る。やらなきゃいけ
ない何かがあるのはわかっているが、その何かが何なのかがわからない。とにかく暑い。このまま溶
けてなくなってしまいそうだ。そんな男の何気ないシーンを切り取った曲。きっと彼女とは夕べ喧嘩
でもしてそのままなのだろう。冒頭から最後まで同じメロディなのが、この男の苛立ちを伝えてくる。
3551 「蝉 semi」 長渕剛 11/09/09
S(09/7/29)/A「FRIENDS」(09/8/12)
 最も彼に心酔していた頃彼が使っていたような単語が並べられたロックチューン。が、並べられ
ただけだ。あの頃は歌のどこかに必ず彼が登場していた。でもこの曲に彼を見つけることはできな
かった。メロディーやアレンジはすごく好きなのになあ。この意識はもうどうすることもできないのか。
僕の中で彼が「長渕剛」ではなく単なる「優れたメロディーメーカー」となってしまった悲しい作品。
4618 「ゼラニウム」 ゆず 14/08/11
A「LAND」(13/5/1)
 あなたが私の前から消えてからいったいどのくらい経っただろう?その残酷すぎる現実にさんざん
泣いたけど最後には必ずあなたの優しい声が私に呼びかけて来る。平和に見えるこの風景。以
前だったら心を和ませてくれた風景も”あなたがいない”というそれだけですべてを憎らしく感じてし
まう。私がそちらに行ったらその時は抱きしめてほしい。その時が来るまで私はここでがんばるから。

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