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いさ〜さ

1891 「最終案内」 さだまさし 05/11/09
A「風見鶏」(77/7/25)
 空港での恋人との別れを淡々と描き上げてゆく楽曲。彼女と楽しく過ごしていた頃「いっそのこと止
まってしまえばいいのに」と思っていた時間を今ではもてあましている。それと同時にふたりの間に吹い
ていた風が確かに今止もうとしている。彼女が大空に飛び去った瞬間、僕との間に吹いていた最後
の風を僕はひとりで受け止める。大らかなメロディーとは裏腹な彼の悲しみがそこに広がってきますね。
3325 「最終電車」 奥華子 10/01/26
A「恋手紙」(08/3/5)
 好きになればなるほど、あなたが私の元から離れてゆくような気がする。そんな女の子の不安な気持
ちを綴った曲。好きになればなるほど、彼の自分に対する反応に物足りなくなるからかもしれないし、そ
れを口にして嫌われたくないっていう思いも絡んでるからかもしれない。家路につく最終電車の中で改
札口で手を振ってた彼の姿を思い出しながら、彼女は今日も根拠のない不安に揺られていくのです。
4851 「最終電車は次の街へ、そしてまた次の街へ」 竹原ピストル 15/04/01
A「SKIP ON THE POEM」(11/4/27)
 日頃「大変だ、大変だ」と言ってる人がいる。好きなこともできずただ毎日を何かに縛られているがん
じがらめの日々。もう何もかも捨てて今の暮らしから逃げ出したい!と、そう思ったことがある人はたくさ
んいるはずだ。かく言う僕もそのひとり。だけどそこで間違えちゃいけないことがある。働きたくないのなら
生きがいだけで生きたいのなら、絶対に怠けちゃいけないんだってこと。そっちの方がよっぽどキツいよ。
4675 「最終列車」 くるり 14/10/07
A「TOWER OF MUSIC LOVER 2」(11/6/29)
 最終列車にはいろんなドラマが隠されている。一度走り出したらもうそこへ戻っては来れない悲しい
列車。もう一度繰り返すことができないからそこにドラマを感じるのだろう。そしてその列車に乗り遅れた
人々の絶望感も。なのに、この軽快感は何なのだ(笑)。空が明々と彩りをつける頃また列車は走り
出す。でもそこに最終列車が放っていた独特の雰囲気はもうない。そこにいたはずの人々も、いない。
2541 「最短距離で」 小松未歩 07/08/21
S(99/5/8)
 駆け引きも何も無しで、最短距離で相手に気持ちを伝えたい。そんな直球勝負の女の子の気持
ちが綴られたポップチューン。彼と出会ってから”これが恋なんだ”って想いを初めて知った彼女。だけど
彼女の想いはいつも一方通行。だからいつまでも出会った瞬間のトキメキが続くっていうのも、なんだか
複雑ですよね(苦笑)。想いを果たして恋する気持ちが薄れていってしまうのとどちらがいいのでしょう?
4424 「最低気温」 フラワーカンパニーズ 14/01/29
A「チェスト!チェスト!チェスト!」(10/11/3)
 ある程度まで年齢を重ねてくると若い頃にはどうでもよかったことに関心がいくことがある。明日の天
気や最低気温がその最たる例だろうな。晴れていようが雨だろうが寒かろうが、若い頃はどうでもよか
った気がするもんね。その日の天候で明日起こるであろうことをある程度予測しておきたい。う〜む、お
年寄りの考え方だ(笑)。時にそれは役に立ち、邪魔をする。軽快な作品だけど考えさせられるね。
874 「サイドシートの影」 浜田省吾 02/11/23
A「誰がために鐘は鳴る」(90/6/21)
 愛する人を失った虚ろさを綴った彼のバラード曲。同アルバムの名曲『青の時間』の主人公と同一
人物だとボクは勝手に思ってます(笑)。車ものだと同タイプの曲に『SILENCE』という曲がありますが、
目的を見失いながら走り続けている『SILENCE』に比べ、この楽曲は確実に「別れてしまった愛しい
人」を求めて彷徨っています。その求めるものには永遠にたどりつくことはないと知っていながらも・・・。
2018 「SIDE BY SIDE」 YOSHII LOVINSON 06/03/16
A「at the BLACK HOLE」(04/2/11)
 彼は時にはスピッツ以上に難解な”詩”を書く。そしてこの歌もご多聞に漏れず意味がわからない。
ただ言葉にはできかねるんだけど頭では何となくわかる気がする(笑)。そんな詩がハードな演奏にの
っけて歌われたロックバラード。高音域の声がよく出てるよな。縫う。とにかく何でもかんでも破れたとこ
ろを俺が縫ってやる。破れた心までも。だから無理に笑うのよせ。それが彼流の「優しさ」なのかもね。
583 「SILENCE」 浜田省吾 02/01/28
A「Down by the Mainstreet」(84/10/21)
 誰かと恋に落ち、やっとの想いで結ばれた男と女。でもゴールだと思っていたその場所も男にとっては
望むべきゴールではなかった。男はやっとの想いで手に入れたその場所を捨て、また次の場所を目指
して真夜中の道を走り出す。難しいですよねえ、男心って(←あんたも男だろ!(笑))。結局生きて
ゆく上でのゴールとは生きてる限り辿り着くことのない場所かもしれない。それでも男はそこを目指す。
194 「サイレント・イヴ」  辛島美登里 00/12/22
S(90/11/7)
 彼女がその名を全国にとどろかせたTVドラマ「クリスマス・イヴ」の主題歌。確か吉田栄作と仙道敦
子が主演だったと思うけど、毎週見ていた気がする。この曲も彼女のはかなげな雰囲気が伝わってく
る。「さようならを決めたことは けっしてあなたのせいじゃない」悲しい曲だけど、でも前に進んでいこう
とする意志を感じる曲。X'masソングというには悲しすぎるけど、この主人公の前向きさが救いだな。
736 「Silent Jealousy」 X(エックス) 02/07/01
A「Jealousy」(91/7/1)
 1stアルバム発表から2年ぶりに活動を再開したX(エックス)のシングル曲。悲しげなピアノ・イントロ
から激しいロックサウンドに変わるあの変調ぶりが爽快さすら思わせる。歌われていることは、やはり
狂気(笑)。でもその狂気をさらけだし美しいメロディーに乗せる彼らの作品をこよなく愛してしまって
いる自分がいます。美しさの中には必ず悲しみの要素がある。ホントあの頃は彼らをよく聴いたな。
2180 「Sign」 Mr.Children 06/08/25
S(04/5/26)
 人生の残された時間はたくさん残されているようでいて実はだんだん少なくなっていってるんですよ
ね。何気ない時間を過ごしていても、しあわせあふれる時間を過ごしていても、どんな風に過ごして
いたとしても時は無表情で過ぎ去っていってしまう。それならばふとした瞬間にしあわせを感じられる
”サイン”を暮らしの中で見逃さず生きていこうと歌われた彼ららしい傑作。何度聴いても飽きない。
2677 「さえないブルー」 GOING UNDER GROUND 08/02/15
A「ハートビート」03/10/22)
 苦しみや悲しみなんかない道を歩いていけたらいいのにな。もちろんそんなに簡単に歩いていける
ほど人生甘くはありませんが、でも理想を描くってたとえそれが絵空事だとしてもすごく大切な気がす
るんですよ。「こうなりたい」とか「ああはなりたくない」とか、そう考えることで自分の未来っておぼろげ
ながらでも見えてくるような気がします。もちろん、それはあくまで予定は未定なんですけどね(笑)。

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