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〜さ

1812 「サラサラ」 SION 05/08/22
A「Strange But True」(89/3/15)
 流れゆくものは美しい。でもそれは時として悲しい。そんな言葉にはしがたい感情を歌にした
ロックチューン。そりゃあ世の中自分の思い通りに事が運べばこれほど楽しい場所はないよな。
だけど自分の求めるもののほとんどは、指と指の間からこぼれ落ちる砂のようにすべり落ちてゆ
く。次こそはと望みをかけた今度の夢さえも、また男の指のすき間から無情にもサラサラと・・・。
4629 「さらさら」 スピッツ 14/08/22
S(13/5/15)/A「小さな生き物」(13/9/11)
 永遠なんてないからその楽しさがいつまでも続くはずがない。だから苦しみもいつまでも続くわ
けじゃなく、その傷も癒えてゆくはず。君がこんな僕と一緒にいてくれている。でもいつかは君も
僕から離れてゆくとわかってる。だから君がまだ隣にいてくれる今は甘えさせてほしい。喜びはそ
れだけで成立するわけじゃなく、悲しみもまたそう。両方揃い初めて成り立つ。あやふやだよね。
3788 「さらば、生かねばならぬ」 野狐禅 12/05/03
A「鈍色の青春」(03/12/3)
 人はどこまでいっても孤独だ。でもそれは誰かがそばにいてくれるからそう思えるのであって本
当に孤独ならその「孤独」すら認識できていないはずだもんね。誰かの優しさを突っぱねる。本
当はその優しさが欲しいはずなのに。でも突っぱねる。それはそこでその優しさを受け取ってし
まったら「自分」という人間がもっとダメになると心のどこかでわかってるからなんだろうな、きっと。
4108 「サラバ青春」 チャットモンチー 13/03/19
A「chatmonchy has come」(05/11/23)
 「この瞬間がいつか高校時代のいい思い出として思い起こされるんだろうな」とは微塵も感じ
ることなどできないのです。思い出は十中八九美化される。でもそれを差し引いてもやっぱり輝
いてるんだよな、十代の頃って。「毎日が記念日だったって今頃気づいたんだ」ってフレーズがあ
りますが、学校という枠から放り出された今だからわかるんだよね。いかに守られていたかって。
1673 「さらばユニヴァース」 スピッツ 05/02/03
A「隼」(00/7/26)
 緊迫したようなものものしさを感じるイントロにのってサイケデリックな演奏の中繰り広げられる
ラブソング(かなあ?(笑))。二人にとって今の状況はとてもうまくいく材料が揃ってるとは言えな
いけど、とにかく半端な言葉でも暗いまなざしでもいいから何でも俺に与えてくれ!そうなりゃど
っかからきっと突破口は見えてくるはず、というまさにライク・ア・ローリングストーンな一曲(笑)。
3740 「さらり」 スネオヘアー 12/03/16
S「逆様ブリッジ」カップリング曲(10/6/23)/A「スネオヘアー」(11/8/24)
 時間の流れって時に無情に感じます。いつまでもここに居座っていたいと思ったって時はそれ
を許してくれるはずもなく、否が応でも前に歩いて行かなくちゃならない。だけど大切なものはど
んなに時が流れようと大切なものなんですよね。曖昧なものがそれを隠すようにまとわりついて
くるけど大切なものを見失わないようにしていかなくちゃね。ラスト付近の歌唱にジワッとくるな。
4905 「サリーマリー」 ゲスの極み乙女。 15/05/25
A「魅力がすごいよ」(14/10/29)
 「これが最後」と思えれば大抵のことはできる気がする。でも「いや、まだまだ続くんだろ?」と
心のどこかでほくそ笑んでいるから重い腰をあげられずにいる。ごく身近にある恐怖にも気づか
ずに日々が過ぎてゆく。どこかの街が燃やされている。そんな現実ですら絵空事のように思え
てしまう。なくせるうちに気づかなければ、僕らはいつの間にかそこから抜け出せなくなるだろう。
4589 「去りゆく人へ」 稲葉浩志 14/07/13
A「Hadou」(10/8/18)
 僕から離れていった君だけど君には幸せになってほしい。これは嫌味でも何でもなくて心か
らそう思うんだ。そりゃ本音言えば一番近くにいて君を幸せにしてあげたかったけど君がそれを
拒んだのだから仕方がない。こういう想い方があっていいんじゃないか?そんな君がどこかで生
きてくれているだけで僕もまたがんばろうという気になれる。そんな風に想っていてもいいよね?
4123 「猿一匹、唄えば侍」 長渕剛 13/04/03
A「SAMURAI」(98/10/14)
 彼が歌で取り上げる「男」とは一般的視点からすればかなり極端な感じがする。でもその極
端な男であろうとする姿は、こちらが恥ずかしさを感じてしまうほど真っ直ぐで同じ真似はできな
さそうで、だからあんなにも心惹かれたのかもしれない。最近の彼の歌をあの頃と同じように受
け入れられないのは、彼が変わってしまったからではなく僕が変わってしまったからなのかもね。
792 「ザ・ルーズ」 B'z 02/08/26
A「LOOSE」(95/11/22)
 ダイナミックなハードロック路線を象徴するかのような演奏による彼らのロックチューン。今時の
若い学生の心の不安定さをうまく表現しています。きっと年配の方々が聴いたら「近頃の若者
は」と思われてしまいそうな歌ですが(笑)この時代にはこの時代なりの若者たちの悩みがあるの
です。ボクも許されるなら、もう少しルーズにやっていたかった(←じゅうぶんやってただろ(笑))。
4383 「The Room」 DEEN 13/12/19
S「Christmas Time」カップリング曲(99/11/25)
 もうすぐクリスマス。いつもこの時期になると君と部屋の飾りつけをしていたね。そんな時間がと
ても好きだった。この部屋にいると君と一緒に過ごしてたあの頃の思い出が次から次へと浮かん
でくる。もう二度と君と過ごせないこの部屋にいつまでもいるのは君との思い出を忘れ去りたくな
いからなのかもしれない。居座るほど悲しくなるこの部屋。でも何ものにも代え難い、この部屋。
63 「サルの歌」 橘いずみ 00/06/23
S(93/11/21)
 タイトルからは一体この歌がどんな曲だか、想像できない(笑)。しかしこの曲のテーマは「自分
らしく生きることとは?」であると思う。自分を通せば、友は離れていってしまう。しかしいつも我を
通す自分自身を誰かに愛されたいという思いも持っている。普遍的なテーマをやさしいギターメロ
ディで綴った名曲。演奏も須藤晃氏とふたりで行われているのも曲のパーソナルさを示している。
1473 「Surrender」 Mr.Children 04/07/18
A「Q」(00/9/27)
 男は彼女に出会うまで愛情なんて幻影さ、と思いながら生きてきた。自分は何も失うものが
ない男だと。実際に彼女と付き合ってる時も男はぼんやり生きてた。だけど彼女がいざ自分の
元から去ってゆくと知った時、男は自分でも不思議なくらい動揺する。大切な人はいなくなって
からその大事さを実感するって言葉を歌にしたような、ちょっとダークな雰囲気漂う一曲です。
702 「さわって・変わって」 スピッツ 02/05/27
S(01/12/12)
 ポップな中にスピッツらしさも十二分に詰め込まれているシングル。「3連敗して 3連勝して街
が光る」ってフレーズがなんか好きだなあ。確かに街ってその日の気分によって暗く見えたり明る
く見えたりするんだよなあ。わかるようなわからないようなその「不思議ことば」を巧みに使う彼ら
に、この曲を聴いた瞬間「またやられた〜」と思いましたね(笑)。心が弾んでくる作品ですね。

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