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かれな〜わ

433 「別れの情景(1)」 オフコース 01/08/23
A「この道をゆけば」(74/5/5)
 小田和正によるオフコース初期の傑作と言ってもいいでしょう。楽曲自体はとても短いものなの
ですけど、今まさに恋人たちの別れる瞬間が描かれています。メロディー、歌詞ともムダが一切なく
名曲中の名曲だと思います。「はじめからできるならあああ〜あ〜」「思い出せないいいい〜い〜」
の部分は芸術すら感じます(笑)。こういう他のグループにはない旋律こそ彼らの魅力なんだよな。
464 「別れの情景(2)〜もう歌は作れない」 オフコース 01/09/23
A「この道をゆけば」(74/5/5)
 いつも先のことばかりを考えていた彼。そしてそれを見て自分のもとから彼がだんだん遠く感じるよ
うになっていった彼女。この作品は彼らの名曲「別れの情景(1)」のその後を描いている。ひとりにな
ってしまった彼は、彼女のことを思い出しながら後悔の念で胸がいっぱいになります。やっぱり大切
なものって失って初めてその価値がわかるものなのですね(死後の画家の作品みたいなもんかな)。
523 「別れの街」 鈴木雅之 01/11/22
S(89/9/1)
 小田和正作詞・作曲による、鈴木雅之の大ヒット曲である。小田さんのメロディーと鈴木さんの
ボーカルがこんなに相性がいいなんて、誰もが思わなかったことだろう。しかもこの曲にはコーラスで
小田さんも参加している。付き合っていた時は別れることなんて考えもしなかった男の、いざその
状況に陥った時の心情が切々と歌われている名曲。一度聴いたら忘れられないメロディーだな。
2533 「わかれ道」 かぐや姫 07/08/13
A「かぐや姫・今日」(78/4/25)
 愛する人との別れの分岐点を思い返す男の悲しみが、伊勢さんの切ないボーカルと共に描かれ
ている佳曲。君という存在が僕にとってどれほど大切なものだったか。その念が今になってまた僕を
悲しませ、そして苦しめる。今自分がどの道を歩いているのかをその時点で知ることはできない。後
々になって「ああ、あの時のあの場面が二人にとっての別れ道だったか」とわかることがあるとしても。
2058 「理由(わけ)」 尾崎豊 06/04/25
A「街路樹」(88/9/1)
 美しいストリングスが流れる中、街の灯を見ながら”君”との暮らしに悲しみをおとす曲。自分以
外の誰かと生きるわけだから、当然自分の思い通りに事が進むはずもない。ある意味自分をごま
かすことでうまくいく事もある。ただ彼はそうする”君”も”僕”もきっと許せなかったんでしょうね。”僕
は君を守るのに僕は君の理由を奪う”彼が「生きることは罪」だと思い始めた最初の曲だと思う。
466 「忘れてた歌が今」 柿島伸次 01/09/25
A「夜明け前」(94/3/2)
 「初心忘れるべからず」って言葉でいうのは簡単だけど、実際はとてもむずかしい。人間とは何か
をひとつ成功させると、そのたんびに逆に走り始めた時の気持ちを少しずつ忘れてゆく生き物なの
だということを痛感する。「おいおい、仕事を始めた時の君は、そんな雑な接客をしてはいなかった
ろう?」と、時々天の声が聞こえてくる。しかも忘れるのは初心だけではなく商品の発注も(笑)。
404 「忘れな草をもう一度」 中島みゆき 01/07/25
S「横恋慕」カップリング曲(82/9/21)
 「隠れた名曲」とはまさにこのような曲のことを言うのではないのだろうか、と思ってしまうほどこの
曲には惹かれるものがあります。自分の好きだった遠く離れた人を思う少年の心を描いた楽曲な
のですけど、「遠距離恋愛」という言葉が安っぽく聞こえてくるほど、この曲の世界は荒涼としてい
て、どこまでも淋しさを感じる。実は「忘れな草」というキーワードに弱い僕なのであります(笑)。
3955 「忘れもの」 フラワーカンパニーズ 12/10/17
A「世田谷夜明け前」(04/11/25)
 「自分らしく生きる」とはどういうことだろう?そもそも「自分らしさ」すらどんなものかわかっていな
いのだからタチが悪い(笑)。思いのまま振る舞うこととも違う気がする。それはおそらく他力による
ものじゃなく、心の奥底から出てきた望みの通りに生きられるかどうかってことなのだろう。普通に
生きてちゃ到達しないこと。人生の途中でほとんどの人があきらめてしまうようなことなんだろうな。
2954 「ワスレモノ」 森山直太朗 09/01/20
S(01/11/10)
 自分を弱いと思えるかどうかで人生って変わってくるような気がします。弱いってわかってるから強
い人になりたいとは思うんだけど、どうすれば強い人になれるかなんてわからない。そのうち若き日
にそう思っていたことなんてだんだん忘れていってしまう。そうなってしまった時が「大人」なのだとした
ら人間ってすごく悲しい生きものですよね。「成長」ではなく「諦め」をそこで受け入れるわけだから。
445 「忘れられない人」 PAMELAH 01/09/04
A「SPIRIT」(97/3/26)
 あの人はこの恋よりも自分の夢を選び、そして私はそんな彼を見守る道を選んだ。ラジオから聞
こえてくるラブソングにふっと想いを熱くする彼女。やっぱり「恋してハッピー」ってな歌よりも(笑)心
に相手を想いながらも別れてゆく歌の方が強く印象に残るし「ガーッ!」と胸を揺さぶられるんです
ね。この曲もそんな強い印象を受けた作品。ボーカルの彼女の歌声がすごく切ないんですよね。
2350 「忘れられるものならば」 中島みゆき 07/02/11
A「みんな去ってしまった」(76/10/25)
 忘れてしまいたい思い出を忘れられたらどんなに楽だろう?ふとこんなことを考える時があります。
今までのつらかったり悲しかったりした経験が、これから先の自分の進路を阻もうとするってことも結
構あったりします。でもそういう今までの経験がなければ今の自分もないんだ。いいにしろ悪いにし
ろ経験があるからこそまた歩き出そうとするのかも。そしてこれからの軌跡がまた、経験となってゆく。

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