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1407 「野菊よ」 村下孝蔵 04/05/13
A「野菊よ 僕は・・・」(89/11/1)
 悲しみに暮れている彼女を野菊にたとえて歌われた曲。アレンジが重たいせいか、彼のボーカル
もすごく芯に響いてくるようです。ただ一度の恋に破れてすべてを断ち切ってしまっている彼女。そん
な彼女に「僕だけはいつも君を見ているよ」ってメッセージを無言のまま送る彼。どうにもしてあげら
れない彼女を彼はずっと見つめ続けるのだろうか。そんな彼女をいつまでも待つ彼がそこにいます。
840 「残されたもの」 松任谷由実 02/10/19
A「紅雀」(78/3/5)
 ユーミンが「松任谷由実」として発表した最初のアルバム『紅雀』のラストを飾る楽曲。そこには
時代を敏感にとらえる最近のユーミンの姿はなく、自然の淋しげな情景と自分の淋しい気持ちを
重ね合わせて歌いあげるかつての”荒井由実”がいる。「またひとりだけの時が始まった」そこには
”荒井由実”を捨て、一から”松任谷由実”をはじめようとする意志があったのかもしれませんね。
3617 残り風」 いきものがかり 11/11/14
S「帰りたくなったよ」カップリング曲(08/4/16)
 一度失くしてしまった日々はもう二度とは帰ってこない。どんなに後悔なく過ごそうと思っても何か
しらの悔いは残ってしまうものだよね。だって人がすることだもの。だとしたら心を焦がしながら人はい
ったい何のために生きているのだろう?ま、それがわかったら”歌”なんて生まれてはいないんだろうけ
どね。ただ今日という日を過ごした経験が、明日という日を乗り切る手段になっている気は、する。
789 「Nostalgia」 相川七瀬 02/08/23
A「Crimson」(98/7/8)
 どうしてもある夏の恋を忘れることの出来ない女性の心情をハイスピード・ロックサウンドに乗せて
歌われるロックチューン。忘れようにも忘れられないっていうシチュエーションに相変わらずボクは弱い
のです(笑)。自分の中で何かが足りない。足りないものはわかってはいるけど、それはもう二度と戻
っては来ない幻。伸び上がるようなダイナミックなアレンジでありながら、何て繊細な曲なのでしょう。
3034 「nostalgia」 Every Little Thing 09/04/10
S「Untitled 4 Ballads」(02/12/18)
 世の中すべてがダメになってゆくようにできている気がします。そして、それを何とか食い止めようと
するってところに人が生きている意味があるような気がします。そのままじゃ堕ちてゆくばかりの私の
人生を救ってくれたのはあなたの笑顔でした。いつまでも記憶に残る大きな存在がその後の人生
を左右してゆく。自分が心から素直になれる存在を持ってることってすごく恵まれてることですよね。
1109 「ノスタルジア」 中島みゆき 03/07/17
A「Miss M.」(85/11/7)
 ブルージーなピアノイントロではじまるこの楽曲。好きな人を信じ抜いてまたひとりになった。この女
性はきっと人を信じることのできた昔の自分に戻りたいと切に願っているんだろうな。戻るには誰かに
抱きしめてもらわなければならない。でもその誰かだって信用できるかどうかあやしいもの。人の世の
はかなさが脳裏をかすめますね。「人は誰も過ぎた日々に弁護士をつけたがる」って言い得て妙!
4259 「KNOCK」 back number 13/08/17
A「逃した魚」(09/2/18)
 泣きたいのに泣けない。それはきっといつまでも君がここにいてくれると僕が思い込んでいるせいなの
だろう。君は何も言ってくれない。そんな君に僕はどんな言葉をかけていいのかわからない。はっきり
と言ってしまえばそれで事は進んでゆくはずなのにその一歩を踏み出せないでいる恋人たちの哀しみ
があふれる。夜の風が窓をたたき続けている。その風はいったいどんな結末を暗示しているのだろう。
3102 「ノックオンハート」 SION 09/06/17
A「新宿の片隅で」(85/9/21)
 人生は次々と扉を開けてゆくゲームのようなものかもしれない。誰も待ってはくれない。立ち止まっ
てはいられない。立ち止まったらそこでゲームは終わってしまう、そんな疾走感が十二分に伝わってく
るロック・ナンバー。誰もが負けたくない。かといって勝者になったところでそれが果たして望んでいたも
のかどうかだってわからない。ただ言えることは、生きてる限り走り続けるしかないってことなんだよね。
2527 「Not Too Late」 稲葉浩志 07/08/07
S「遠くまで」カップリング曲(98/12/16)
 当たり前の話だけど、世の中自分の思い通り行くことばかりじゃない。そう頭でわかってはいても、
なぜだかわからない苛立ちが心の中に張りめぐらされる。しかも自分じゃどうなれば思い通りになっ
たことになるかもはっきりわかってないわけだから、余計ややこしい(笑)。でもなぜか心の奥底の方
ではわかってるような気もする。人生に遅すぎることなんてない。まだ間に合う。だから走り出せ!
703 「NOT FOUND」 Mr.Children 02/05/28
A「Q」(00/9/27)
 お互いが「愛」というひとつのものに向かっているのに、その感じ方は男と女では違うんですね〜。形
のないものに頼って逃げる男と、形にして示してほしいとごねる女。う〜んボクにはあまりにも難しすぎ
です(笑)。でも男って自分が男だからわかるのかもしれないけど、愛する女性によっていくらでも変わ
れる生き物なんじゃないかな〜とも思います。それにしても、こみ上げてくるアレンジだよな〜サビが。
3323 「野に咲く花のように」 ダ・カーポ 10/01/24
S(83/7/1)
 野に咲く花たちはただそこで咲いているだけで人の心をなごませる。だけど彼らは誰も知らないその
裏で、どんなに雨に降られようがどんなに強風にさらされようが、そこから離れずじっと耐えて過ごして
いるのです。そして他人にはそんなことを微塵も感じさせず笑顔のような咲きっぷりをふりまいてるので
す。そんな人になれたらいいな。個人的には『裸の大将』のイメージも強い曲なんですけどね(笑)。
4166 「野ばら」 奥田民生 13/05/16
A「FAILBOX」(97/6/9)
 軽快だけどどこか哀愁を感じるメロディー加減が絶妙な曲。彼の作品は物事がはっきり描かれず
どちらかといえばあやふやな印象のものが多い。逆にそこがリアルだったりするのです。「君の住んでる
場所の天気予報が下り坂だから、きっと君の機嫌もあまりよくないんだろうな」なんてところが特に。結
局は「君がそばにいなくてさびしい」って歌なんだけど、こんなにもあっけらかんと曲にできるものなのか。
3550 「野ばら」 レインブック 11/09/08
A「花水木」(09/3/25)
 「転校生が来る」って僕らにとって一大イベントだった。「いったいどんな子が来るんだ?」教室の話
題はそれで持ちきりだったな。なかなか声をかけられなかったけど、あの子がひとり音楽室で弾いてい
たピアノが好きだった。いつの日か声をかけて友だちになりたいと思っていた矢先、あの子の家の前に
止まってたトラックの積み荷にあの子のピアノが。去ってゆく方もつらいけど、残る方もつらいんだよね。
3531 「のびたテープ」 スネオヘアー 11/08/20
A「a watercolor」(03/7/24)
 何をやっても充実感がない、うまくいかないと感じるのは、あくまで自分の中の価値観でしかない。
逆にどうなればうまくいったことになるのかさえ自分じゃわからなかったりして。黙って過ごしていればま
るで川のように自然に流れてゆく日々のように見えても、そこで何も事を起こさないでのほほんとして
いるとなんか時間を損してるような、無駄に浪費してるようなそんなあせり、すごくわかるんですよね。

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