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〜ま

1347 「瞬きもせず」 中島みゆき 04/03/14
S(98/10/7)
 「ああ人は獣 牙も毒も棘もなく ただ痛むための涙だけを持って生まれた 裸すぎる獣たち
だ」という一節が胸を打つ。犯罪者を見た時、誰もが彼を非難の目で見るだろう。でも明日
自分が彼のようにはならないと誰が言えるだろうか?この星からすれば人は瞬きの間に一生
を過ごすようなもの。非難するだけではなく、わかろうとする目も持って生きてゆきたいよね。
3484 「真昼の月」 いきものがかり 11/07/04
A「ハジマリノウタ」(09/12/23
 このメロディーと演奏が頭から離れなくなった時期があります。旧態文法が使われ歌詞は
難解なのですが、それもこの曲の持つ「待ち人を待つ」という切なさの一助になっている気が
するな。涙も含めた、生まれてきたものすべてはいずれ消えてゆく・・・この世では決して避
けられないその条理があるからこそ、そのはかなさに人は愛おしさをおぼえるのかもしれない。
3099 「眩しい雨」 斉藤和義 09/06/14
S「虹」カップリング曲(07/9/5)
 君がつけてた香水の匂いを思い出すたびに、君は僕の前に姿を現す。もちろんそれは幻で
しかないんだけど。君と過ごしたあの日々はもう戻らない。もしかしたらあの日々が俺を前に
進ませようとしないのかもしれない。忘れたいけど忘れたくない、そんな複雑な男の心情を綴
った曲。自分を変えたいけど変えられない。その鍵はもうここに残ってはいないんだけど・・・。
1253 「真冬のメモリーズ」 松たか子 03/12/10
S(97/11/21)
 よりによってクリスマスが近づいている同時期に彼にフラれてしまったふたりの女の子の友
情物語。でも彼がいたことでなかなか会えなかったふたりがこうしてお互いの別れの悲しみ
を分かち合うことで、お互いの友情を改めて感じたようですね。導入部では華やかなんだけ
ど聴き終えるとなぜかシンミリするところがいい。松ソングはホント曲がしっかりしてる(笑)。
671 「魔法」 スピッツ 02/04/26
A「オーロラになれなかった人のために」(92/4/25)
 イントロのホーンセッションがまさに始まりの予感を感じさせてくれるダイナミックかつゆったり
とした曲。このアルバム(といっても5曲入)すべてに感じるんだけど、何か「死」のイメージを
感じてしまうんだ。「消えてしまいそうな 老いぼれの星も 最後の祈りに 耳をすませてる」
あたりに。かといって決して暗くないところが彼らの持ち味であり、また魅力でもありますね。
2895 「魔法のコトバ」 スピッツ 08/11/22
S(06/7/12)/A「さざなみCD」(07/10/10)
 これだけ多くの人が生きてる世界で君と僕にしかわからない「魔法のコトバ」。君がどれだ
け遠くに離れていてもすぐ近くにいるような気がするのは「魔法のコトバ」がきっとまた君と僕を
引き寄せてくれるはずと信じてるから・・・美しく流れてゆくメロディーが彼ららしい作品。すべ
てが晴れやかなように思えてしまうけど、その裏側にきっと隠された悲しみがあるんだろうな。
3648 幻」 いきものがかり 11/12/15
A「My song Your song」(08/12/24)
 これ以上傷つきたくないからあなたとの距離を置いた私。だけど傷つきたくないというのは
嘘。あなたの心はもうここにはないことはわかってる。偽りの愛という「幻」をくれるのなら、い
っそのこと思い切り傷ついてしまいたい。そんな女性の悲しい想いを綴ったはかなさが印象
に残る楽曲。山下君の作る作品は人の心の心象風景を掘り下げる、深いものが多いね。
70 「幻」 辛島美登里 00/06/30
A「Birthday」(92/3/4)
 この曲は切なげなピアノ演奏から始まるとてもはかなげな歌である。余談だけど、大学受
験で「全部ダメだろう」と思って専門学校の説明会に行って、帰って来たら、最後に受けた
大学の合格通知が届いていた。その時に買ってきたのが、このアルバムだったということを強
烈に覚えてる(←まったく曲に関係ないね(笑))。しかし何度聴いても悲しい別れの曲だ。
3981 「幻の命」 世界の終わり 12/11/12
A「EARTH」(10/4/7)
 僕らはいつも生きることにつらさを感じてしまう。そんな時生きたくても生きられなかった命を
想像してみよう。ましてやそれが自分の子供の命だったとしたらその悲しみは計り知れない。
早いか遅いか、それだけのことなのかもしれない。でもやはり幼い命が自分より早く失われる
ことには言葉を失う。だから今自分が生きてることには意味があると信じなきゃいけないよね。
4835 「幻の日々」 奥華子 15/03/16
A「君と僕の道」(14/3/19)
 君の笑顔は、その優しさは孤独だった僕の心を満たしてくれた。やっと心を開くことができる
人に出逢えたと思っていたのに。なぜそんな嘘がつけたの?なぜそんな嘘の笑顔ができたの
?明日から僕はみんなの笑い者。どこまで君を憎めば救われるのだろうか。このまま誰も信
じられなくなりそうで怖い。なのに僕は今日も夢の中でその優しい笑顔に会いたがっている。
845 「まほろば」 さだまさし 02/10/24
A「夢供養」(79/4/10)
 ”まほろば”っていうのは”秀でた土地””優れた”って意味なんですけど、そんな”まほろば”
な日本の美しい風景を織り交ぜながら「人の心がわり」をテーマにした楽曲です。どんなに
自分が信じている人でも、いざ明日になったらその人の心はどう変わっているかわからない。
悲しいテーマなのですが人が避けては通れない命題ですよね。さださんの絶唱が胸を打つ。

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