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〜く

3802 「黒い青春」 B'z 12/05/17
A「ACTION」(07/12/5)
 ダークネスなイントロに歌詞。B'zに似つかわしくない雰囲気の中始まる曲ですが、だからこそリア
ルな表情が見えてくる。明るいばかりが若さじゃない。行きたい場所がわからない。自分に点数を
つけない人が好き。暗くうつむくことを「若者らしくない」と批判する向きもあるけど、若さゆえに迷い
迷って後ろ向きになるのです。混沌とした世相が影を生む。そのせいばかりじゃないですけどね。
4018 「黒いブーツ」 SOPHIA 12/12/19
S(98/11/16)
 誰からも疎まれているような人と妙に気が合うことがある。どちらかといえば世渡り上手で八方美
人な人ほど友達がたくさんいる。でもはたして一体その中の何人を「本当の友」と呼べるだろうか。
本当の友達って自分が浮かれている状態の時よりもどん底まで落ちた時に初めてわかるような気
がする。彼らの作品ってこの曲しか知らないのだけど妙に強烈に心の奥底に残ってるんですよね。
973 「closed」 辛島美登里 03/03/03
A「melting」(02/3/6)
 「目を閉じるとあなたがいて 目を開けたらひとりぼっち そんな朝を繰り返すなら ずっとずっと眠
り続けたい」こんなフレーズで始まる、恋を失ってしまったばかりの女性の心情を歌にした楽曲。比
較的明るい曲調の中に彼女の哀しみがジワ〜っと染み渡っているような、そんな感覚に陥ります。
やはり彼女のメロディーと歌声って、弱いは弱いんだけどそこから何かを訴えてくるなって思えるな。
569 「Close to the night」 大賀埜々 02/01/14
S(96/9/18)
 確かTBC(東京ビューティーセンター)のCMソングとして深夜に大量オンエアしてた。とにかく曲調
がドラマティック!小室哲哉・木根尚登の共同プロデュースともなればそれもうなずける。特にサビ
部分の盛りあがり方がいい!あの角を曲ったら偶然好きな人にばったり会わないかな、とそうは簡
単に問屋は卸しませんが(←って問屋が言ってる(笑))。冗談はともかく名曲だと思いますね〜。
1499 「Close To You」 佐藤厚 04/08/13
A「夢がラジオを鳴らした夏」(93/8/1)
 僕はこんなにも彼女のことを愛しているのに彼女はまだこの恋にどこか不安を感じている。そんな
彼女を安らかにさせてあげるには僕はどうしたらいいだろう?という男の切ない気持ちが全編に散
りばめられています。愛の言葉をたくさん囁くよりも男はただ彼女を抱きしめるだけ。それが自分の
想いが彼女に伝わる唯一の方法と信じてるのです。たとえそれが正確に伝わらないのだとしても。
564 「Close my love」 Favorite Blue 02/01/09
A「solitude」(99/6/16)
 この二人組のこのアルバムは本当に好きで今までも何曲かここに出てきてるんです。別れに直面
した主人公が、れでも希望だけは持ちつづけていこうと前へ進むという楽曲。デジタルなサウンドが
苦手という方にもぜひ聴いていただきたい曲です。誰もがみんな希望という灯りを持って、暗い道を
照らしながら、歩いているんだ。どんな時代になったとしてもこれが人間の生きる姿勢なのかもね。
2170 「CLOSE YOUR EYES」 長渕剛 06/08/15
S(05/8/24))
 瞳を閉じるっていうことはもしかしたらこの世で最強なことなのかもしれない。だって一瞬にして目
の前からすべてのものを消し去ってしまうことができるんだから。そして自分の思い描いたもの、思念
として強く残っている人を目の前に呼び返すことができるんだから。このバラード曲を聴くたびに、たと
え個人ひとりひとりは弱くとも、人は心の結びつきの強さによって生きていけるんだという気がします。
980 「GLORY DAYS」 リンドバーグ 03/03/10
A「LINDBERG W」(91/4/19)
 誰もがいつまでもそこにしがみついているわけにはいかない。変化に自分から飛びこんで、そこから
前に進んでいかなければならない。この楽曲は卒業と同時に自分の夢を追うために大好きな人と
別れてゆく女の子の気持ちを綴ったジーンと来る曲。「失うものがあるから 手に入れるものがある」
このフレーズがいつまでも頭の中に残っています。元には戻れないけど、いつまでもきっと忘れない。
1735 「CROSS ROAD」 Mr.Children 05/06/06
A「Atomic Heart」(94/9/1)
 「人生の交差点」はどの人にも必ずあり、しかもそれは無数にある。「あの時ああしておけば」そん
な後悔を積み重ねながら人々は毎日を生きている。この曲は交差するある地点から別々の道へ
歩いてゆくことになってしまった愛しい人を求める男の歌。この男は迷いながらも、新たなるぬくもりを
手にすることはできたのだろうか?そして、そこから新しい道へと進んでいくことができたのだろうか?
4067 「Clock」 フジファブリック 13/02/06
A「CHRONICLE」(09/5/20)
 今日も眠れずに時計の針の音だけを数えてる。明日になればきっと・・・そんな風に思えていたの
もいつまでだっただろうか?誰かに会ってこの孤独感をなくしたい。そしてその誰かと何かを共有した
い。本当はあれこれ考えるより行動に出た方が手っ取り早いってことは頭ではわかっているんだけど
なかなかね。閉鎖と解放が交差するサビ部分の伸び上がるボーカル、民生さん意識してるのかな。
4044 「クロニクル」 フジファブリック 13/01/14
A「CHRONICLE」(09/5/20)
 人生のある一部分をとらえて「ダメだ」と思いながら生きている。でも生まれてから今までのトータ
ルな部分で考えるとその不遇がけっこう今では役に立ってると思えることもある。そりゃ人生を俯瞰
して「今は人生のここいら辺で、その後こうなるから今はこうでも大丈夫」なんてわかったら楽は楽
だけどつまんないって言えばつまんない。ただ起こったすべてはかけがえのない財産なのであります。
3716 「黒塗りのセダン」 斉藤和義 12/02/21
S「ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー」カップリング曲(09/5/6)
 野良猫が厳しい世界を生き抜くのと、人間が厳しい世の中を生き抜くのに何の相違があるだろう
か?さまざまな誘惑が目の前に現れ、その先には輝く未来しか広がっていないかのような希望的観
測。人生、どこで落とし穴に落とされるかわからない。そんな人生の縮図が描かれている気がする。
ゴミ箱をあさる「野良猫のビリー」は、ぬるま湯が嫌になり飛び出した明日の自分の姿かもしれない。
4095 「クロノス」 馬場俊英 13/03/06
A「HEARTBEAT RUSH」(11/4/13)
 未来は今の延長線上なのかもしれないけど、全く同じということはない。今が過去と全く同じではな
いように。この先とてつもないプレッシャーを感じる未来がやって来るとしても、今の自分だって過去の
自分からはとてつもないプレッシャーを感じていると思えたに違いない。今を壊すことは確かに恐い。で
も今を壊していくことでしか人は前に進んでゆけないのもまた事実。さあ、最初の一歩を踏み出そう。
273 「グロリアス」 GLAY 01/03/15
A「BEATout」(96/2/7)
 「恋に恋焦がれ恋に泣く〜」・・・まさにこの曲が大ブレイクし一躍スターダムにのし上がったGLAY。
この曲は事あるごとにカラオケで歌った記憶があるなあ。このバンドの人気の秘密のひとつに、詞の成
熟さというか、若さの割にとにかく詞がしっかりしているという点が挙げられる。だからこそ結構共感する
詞が多いんだよな。輝くまでにはいろんな苦しいことをくぐりぬけてきたんだよって詞にも共感しちゃう。
3537 「グングルパーニャ」 森山直太朗 11/08/26
A「あらゆるものの真ん中で」(10/6/9)
 「グングルパーニャの国」それはいったいどこにあるのでしょう?そこは自分の理想とするすべてのもの
を兼ね備えた理想郷。きっとそこは特別な場所にあるのではなく、誰もの心の中に隠れてる場所だ
と思うんです。未熟でどうしようもない自分を認知しつつも、そんな「自分という強固な殻」から脱皮
できた時、辿り着ける場所なんじゃないかな。要はその人その人の心意気ひとつなんじゃないかな。
2906 「群衆」 村下孝蔵 08/12/03
A「新日本紀行」(91/4/25)
 当たり前のことなんだけど、街ゆく人たちをよくよく見ると実にいろんな人がいるなあって改めて思い
知らされます。それぞれの人にそれぞれのドラマがあって、それぞれ自分の正義を信じて生きている。
そして決して教科書どおりにはいかない人生を、なんとかそれに近づけようと日々歩いている。どん
なに明るく振舞っている人にもきっと影の部分はあり、誰もがどこかで淋しさを抱えているんだろうな。
4 「群衆の中の猫」 尾崎 豊 00/04/22
A「回帰線」(85/03/21)
 尾崎豊の曲の中での知名度は低いかもしれませんが「I LOVE YOU」「OH MY LITTLE GIRL」以
上の名曲であるとボクは思っています。自分は彼女を一生懸命見つめてるけど、彼女の瞳は僕より
も街のいろいろな魅力に奪われている。なんとけなげなしかももの悲しいシチュエーションなのでしょう。
そしてこの変則的な曲調がまた魅力。それだけに、この曲は彼にしか歌えない歌なのかもしれない。
2078 「群青」 河口恭吾 06/05/15
S「私のすべて」カップリング曲(05/8/24)
 コバルト色の空を見上げながら海でひとりたたずむ女性。今”あなた”という季節を想い出に変えて
ひとり飛び立とうとしている彼女の心情を綴ったバラード曲。忘れ去らなければならない激情を持ちな
ながら海や空を見つめると、それらは何とも残酷なまでに濃い色となって目に飛び込んでくるものなん
ですよね。旅立ちの歌であるにもかかわらず悲しさが充満してる、そんな切ないバラード曲なのです。
4541 「群青 -ultramarine-」 福山雅治 14/05/25
A「残響」(09/6/30)
 この星のすべてが手をつなぐ。それがすべての人の祈りなのだとしたら、どんなに救われるだろう。実
際には殺人兵器を売り渡して食っている人間も、戦争がなくなってしまっては食っていけない人間も
いる。「戦争がなくなればいい」という祈りに「現実的じゃない」と烙印が押されてしまうのはそんな考え
では他国にすぐ占領されてしまうと叫ぶ人々の祈りでもある。でも果たして本当にそうなのだろうか?

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