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〜こ

4157 「575」 Perfume 13/05/07
A「JPN」(11/11/30)
 友達以上恋人未満の彼氏とのやりとりが五・七・五のリズムで綴られてる。内容は今どきのメー
ルの応酬だけどやはりリズムに五・七・五という制約がとられているため、どこか和風を感じます。た
だ確かに、たわいもないことは簡単に文字にできても、本当に伝えたいことって打つ文字を見つけ
られないことあるよね。誤解されないかな?本当に伝わるかな?そんな彼女の心情が伝わる曲。
2731 「51」 さだまさし 08/04/09
A「Mist」(07/9/12)
 米大リーグでのイチローの活躍は周知の通り。彼の活躍に大歓声を上げる観客たち。でも彼の
生まれた国のことを観客たちはどれだけ知っているだろうか。そんなくだりで始まる楽曲。「日本」と
いう漠然としたイメージ。今の日本がどれほど壊れているかが延々と綴られてゆく。「51」は彼の背
番号。そして日本がアメリカにとっての・・・。アーティストがここまで書くのは勇気の要ることだと思う。
1686 「50年後も」 KAN 05/02/16
A「KREMLINMAN」(99/4/21)
 「明日の朝もしもぼくが死んでいたら君はどうする?」という突拍子もない詞で始まるミディアムテ
ンポな楽曲。50年後もこうして君と一緒に笑っていられるのかな?主人公の青年は誰よりも彼女
の存在が自分の勇気の源だと思ってる。だけど彼女はどう思ってるのかな?っていう、生活の中で
誰もが感じるちょっとした不安要素を歌にできるのが、このKANさんの素晴らしいところなのです。
2581 「五色の虹」 アンダーグラフ 07/09/30
A「素晴らしき日常」(06/7/19)
 過ぎた日にはもう戻れない。当然それは「あの日の自分には戻れない」ということ。青年はいつか
彼女が言っていた「五色にしか見えない虹」を思い出す。何をしたとしてもどこか物足りない自分
を感じていたあの頃。そして今の自分はというと、あの頃よりも得たもの以上に失ったものが多いこ
とに気づくのです。それでも前を向き歩いてゆこうとする青年の肖像が浮かんでくるロックチューン。
2625 「秋桜」 さだまさし 07/11/13
A「私花集」(78/3/25)
 嫁ぐ前日の娘と母親のやりとりを、娘側の視点から歌った作品。山口百恵さんが歌わなかった
ら、きっとここまで知名度のある曲にはならなかったでしょうね。娘の幼い頃の思い出ばかりを繰り
返し話す母と、この人がいたからこそ今の私があると改めて思い知る娘。ひとりで育ったと自負して
はみても、結局人は誰もが誰かのおかげで生きているんだ。聴くたびに目頭が熱くなる作品です。
838 「コスモス」 スピッツ 02/10/11
S「日なたの窓に憧れて」カップリング曲(92/11/26)
 ゆったりとしたメロディーで綴られた初期のバラード曲。おそらくこの男は愛する女性と死別した
んでしょうね。二人が出会った場所に自分ひとりで来てみた。あの時と同じようにコスモスは咲い
ているけれど、当然そこには彼女はいない。そしてその時彼は初めて気づくのです。彼女とはもう
永遠に会えないんだと。たとえそれが、幻の姿であったとしても。なんて悲しい歌なのでしょうね。
4353 「秋桜」 DEEN 13/11/19
A「秋桜 more&more」(00/9/13)
 どんなに叫んでもこの想いは君の心に届かない気がしている。きっとそこが僕の弱さなのだろう。
独りでいる夜がその孤独感を加速させている。でもちょっと待てよ?僕は今まで一度でも君の立
場になって考えたことがあるだろうか。自分の想いばかりを押しつけ君がどうなのかなんて考えた
ことなどないんじゃないかと。男は勝手です。淋しくならないと相手の身になれないのです(笑)。
3240 「秋桜 〜届かない手紙〜」 レインブック 09/11/02
S(08/10/22)/A「花水木」(09/3/25)
 あの頃のあなたは私の中でいつも輝いていた。私にはそれが恋心だとはわからなかった。でも大
人になった今ならわかる。あの頃は早く大人になりたかった。大人になれば自分の理想に近づけ
るような気がしたから。だけど今はあの素直だった自分に戻りたい。だから今あなたに手紙を書き
ます。届かないとわかってるこの手紙を書くことでなぜかあの頃の自分に戻れそうな気がするから。
2348 「午前3時の街角で」 SION 07/02/09
A「SION comes」(98/11/28)
 彼の曲に出てくる主人公はいつも心のどこかに影を持っている。月を見上げ「黒い壁にたよりな
くかかってる安っぽい絵みたいだ」とつぶやくくだりが秀逸。でも彼はそう思えてしまう自分を情けな
く感じます。何でも話せたからとはいえ一番大切な人を傷つけ別れて以来、とてつもなく大きな心
の負債を背負ってしまったこの主人公。彼のカラ元気さとポップなメロディが何よりもの救いです。
3472 「五線紙のラブソング」 DEEN 11/06/22
A「LOVERS CONCERTO」(09/12/2)
 いつも音楽に包まれたような生活を送ることができたらどんなに楽しいでしょう。もちろんその裏
には誰にも言えない深い哀しみも隠れているんだろうけど。だけどその哀しみの淵から救い出して
くれるのも、やっぱり音楽のような気がする。同じような困難にぶち当たったとしても要は気の持ち
ようなんだ。音楽を紡ぐように生きていけたら、きっとその先には笑顔が待ってるはず・・・だよね。
397 「5cmの向う岸」 松任谷由実 01/07/18
A「時のないホテル」(80/6/21)
 自分よりも5cmも背の低い男の子と付き合うって、女の子はどう思うんだろう。「関係ない」って
人もきっといるだろうけど、男の立場からしたらやっぱり「女の子よりも背が低い」っていうのは正直
コンプレックスになると思うな。そんなコンプレックスによって別かれてしまった恋人達を描いた楽曲
ですが、メロディーの明るさがそんな哀しみを救っているようでいて逆に深くしているような名曲。
552 「午前零時」 村下孝蔵 01/12/22
A「何処へ」(81/4/21)
 アレンジャーが水谷公生氏、コーラスが町支寛二氏だからなのかもしれないけど、80年代の浜
田省吾を彷彿とさせるロックチューンです。彼の歌にしては珍しくロックしてるなって印象を受けま
すが、歌の内容はやはり(笑)明るくはありません。ただ主人公の暗闇を模索するその様はまさに
午前零時というその特殊な時間を浮き上がらせます。この切迫感がたまらなく好きなんですよ。
2099 「午前0時の向こう側」 長渕剛 06/06/05
A「HEAVY GAUGE」(83/6/21)
 彼女にさよならを告げられた心の傷と、どこかのチンピラと繰り広げたケンカでできた傷を抱えなが
がら、真夜中の地下鉄の階段を歩く男の心情を綴った歌。夜が明けてしまったら、もう二度と”君
”には会えないんだという事実を飲み込まなければならない。だから今日の夜明けを迎えたくないん
だ。逃れられない夜明けを前にした、そんな男の悲しみが刻みこまれたハートブレイクな楽曲です。

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