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〜き

4507 「ギザ10」 馬場俊英 14/04/22
A「キャンディー工場」(13/10/9)
 純真だった少年時代。あの頃思ったことにこの世の大切なすべてが詰まっていたんじゃないかって
思える時がある。大人になると、そうしたいと思っているくせにダメだと難癖つけて理屈をこねてあき
らめてしまうことの方が多くなった。いつまでも子供ではいるわけにはいかないけど、でも釈然としな
いよね。これからどんな風に変わっていっても、忘れたくない想いがある。忘れられない想いがある。
2273 「帰愁」 松任谷由実 06/11/26
A「OLIVE」(79/7/20)
 大切な人の存在の大きさは失ってから初めて気づくもの。彼と別れてから彼を忘れようとたくさん
の行きずりの恋をしたけれど、ついに忘れられずに彼女は彼と再会をはたすのですが・・・”ララララ
〜”という唐突なサビフレーズと郷愁を誘うアレンジが胸を打つ楽曲。もう二度と彼は自分の元
は戻ってこないだろうと悟った彼女を待っていたのは、以前よりも深い孤独の哀しみなのでした。
661 「Kiss」 辛島美登里 02/04/16
A「果実」(97/1/16)
 この曲に登場する女性は「愛する彼にできることはKissのほかに何もない」と歌っています。この
アルバムの1曲目にしてバラード曲なのですが、決して表面上だけではなく心から彼への愛を歌っ
ているのです。ところどころにドキっとするような表現を用いながら歌われているこの曲を聴くと、彼
女はもう巨匠の域に達した、とまで思ってしまうのです(笑)。このはかなげさが染みるんですよね。
3236 「傷あとをたどれば」 小松未歩 09/10/29
A「謎」(97/12/3)
 どうしてあなたと出会ってしまったのだろう?あなたを好きになって、苦しんで悲しみぬいて。でも
今思えばその時の思い出が今の自分の優しさを作り出してくれてる気がする。あの時はただそこか
ら抜け出したい、それだけを願っていたのに、その状況が私を強くしてくれた気がする。思ってもみ
ない人との出会いが、思ってもみなかった感情を生み出す。人生って案外そんなものなのかもね。
1392 「キスして欲しい」 ザ・ブルーハーツ 04/04/28
A「YOUNG AND PRETTY」(87/11/21)
 ザ・ブルーハーツの作品は甲本ヒロトと真島昌利によって、だいたい半々の割合で作られていま
す。比較的社会派の詞を書くマーシーに対して、ヒロトの書く詞はホントにストレート。でもそのシン
プルな詞が逆に聴く者の心にもストレートに響いてきます。「生きているのがすばらしすぎる」普段
はあまり感じることのない生きているという実感。とくに恋している時って一番それを感じるよね〜!
712 「傷だらけの欲望」 浜田省吾 02/06/06
A「その永遠の一秒に」(93/9/6)
 アグレッシブな重厚ロックサウンドで彩られたロックチューン。しかも少しエロティックなこの表現がす
ごく生々しいなあとさえ感じてしまう彼の作品にしては珍しい曲。「人間の欲望」って確かに一瞬
にして炎のように燃えあがるものだなあ、とこの曲を聴いて再確認(笑)。それにしても浜田さんの、
かっこよくて「歌いたいなあ」って思う楽曲ってなんでこうもひとりでは歌えないつくりなんだろ?(笑)
1738 「傷ついた鳥」 長渕剛 05/06/09
A「Keep On Fighting」(03/5/14)
 ボクはこの曲を傷ついた鳥をいたわる男の歌だと、ストレートには思えないんです。この”鳥”の部
分をわが国・日本と置き換えて聴いてみると、まさにこの病んだ国を想う男の哀しみが描かれてい
る歌のように思えてくるんです。そしてさらにこの鳥を”ニワトリ”だと思って聴いてみるとあら不思議
!ちょっとコッケいだけどね(笑)。ボクにとってはいろんな表情を見せる不思議な楽曲なのですが。
205 「傷つけた人々へ」  尾崎豊 01/01/05
A「十七歳の地図」(83/12/1)
 誰でも人を傷つけてしまうことはある。傷つけてしまった後、それに気づく人もいればそうでない人
もいる。人はいつも傷つけてしまった後に後悔する生き物であるけれどもそれを予測できれば、別
れなくてもよかった「愛」は世の中に山のようにあると感じている。少し変則的なメロディーだし、歌
詞もうまくメロディーに乗っていない印象を受けるかもしれない。だからこそ伝わってくるものがある。
1064 「Kizuna」 上戸彩 03/06/02
S(02/11/7)
 上戸彩さんのセカンド・シングル。彼女が歌う曲ってとてもサウンドや詞がしっかりしてて好きなん
ですよね。「愛とはきっと求めたり 与えるものではなくて 心の奥でそっと育ててゆくもの」何かの見
返りを待っているうちは愛とは言えない。心の奥で育んだ想いというのは簡単に言葉にできるもの
でもないし、するものでもない。その想いを大きくしてゆくことだけが育んでゆくということなのかも?
3350 「キズナ」 オレンジレンジ 10/02/20
S(05/8/24)
 『絆』とはどれだけ相手を心から信じられるかにかかってる気がする。絆は誰かから与えられるも
のじゃなくて、自分から感じてゆくものなんだよね。その絆がまた明日踏み出す一歩に力を与えて
くれるんだ。たとえこの先どんなにつらいことが待ちかまえていようとも誰もが大変な思いをしながら
明日に向かって進んでゆく。自分だけじゃない。そう思うと少しは足取りも軽くなる・・・かな?(笑)
2722 「絆」 さだまさし(グレープ) 08/03/31
A「せせらぎ」(75/5/25)
 人と人との断つことのできないつながり。「絆」を辞書で調べるとそう出てきます。”僕とあなたをつ
なぎとめるものが そんな小さな言葉だけなんて”と歌われていますが、彼にとってはそんな小さな言
葉だけでは表しきれない想いがあるんでしょうね。どちらかといえば深い暗闇の底を連想させるよう
なメロディーですが、本当の愛というのは暗い谷底にいるような、そんな切ないものなのでしょうね。
1952 「傷まみれの青春」 長渕剛 06/01/09
A「家族」(96/1/1)
 暗闇の中から彼がこっちを見ているような、そんな重たいアルバム『家族』の中にあって、唯一と
もいえる光の差すようなポップな楽曲。彼が送る日常を通して、後悔とまではいかないんだけど
「なんでこうなっちゃったんだろう?」っていう葛藤が伝わってきます。「時代遅れの俺 ボーリング場
へ行く」っていう表現がありますけど、こういう視点って彼独特の作風だよなって感じさせますね。

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