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るき〜はるん

3021 「春景色」 南野陽子 09/03/28
A「ジェラート」(86/4/21)
 またもや個人的に中学生時代にタ〜イムスリップ!してしまいそう(笑)。そんな印象の強い彼
女の1stアルバム1曲目。留年してしまった彼は私がそのことを怒ってるんじゃないかと不安そうに
私を見つめるけど、そうじゃなくて今までの思い出とこれから新しく始まる景色への思いにふけって
いただけなの。やっぱり男って同い年の女の子には追いつけないって感じがした、あの頃(笑)。
316 「春雨」 村下孝蔵 01/04/27
S(81/1/21))
 もの悲しいイントロの旋律に心をクギづけにされました。都会は人間の価値観を変える。昔の
ままの心でいられればそれにこしたことはないんだけど、人間は変わる。いい感じに変われれば
いいんだけど、残念ながら悪い方に変わってしまう人間もいる。そんな恋人に別れを告げた女
性の切ない想いがこの曲には宿ってる気がします。それにしてもなんて切ない曲なのでしょう。
1703 「春女苑(はるじょおん)」 さだまさし 05/05/05
S(87/2/10)
 花には花の悲しみが、人には人の悲しみがある。この歌は春になると庭じゅうに咲く花にかつ
て愛した人を重ねて思いにふける主人公の気持ちが綴られています。その花ひとつひとつが”あ
なた”のように咲いている。でも実際に考えてみると庭じゅう人の顔だったらうっとおしいかも(笑)
いや!そんな歌ではないのです。安らぎを感じられるのと同時に悲しみもあふれてくる曲です。
732 「ハルジョオン・ヒメジョオン」 松任谷由実 02/06/27
A「紅雀」(78/3/5)
 悲しげなオカリナ(?)の前奏からもうその世界に引き込まれてしまう、大好きな一曲。「ハルジ
ョオン」「ヒメジョオン」というキク科の雑草をモチーフに描かれています。黄昏時にこの曲聴くともう
ボクはダメですね(笑)。好きな人の顔はもうとっくに忘れてしまったのに、その時に燃えあがった愛
だけは忘れられないという切ない歌です。う〜む、これぞまさしく”ユーミン呪縛”といえよう(笑)。
4104 「春告鳥」 さだまさし 13/03/15
A「夢供養」(79/4/106)
 春は心を明るくしてくれるはずなのに、この曲では「悲しい季節」として描かれています。確かに
暗いイメージのある冬が終わり、野の花々が芽吹き生命の温かみを感じることができるのだから
明るいイメージも持てます。しかし雪がとけ今まで隠れていた悲しみを目の当たりにしてしまう春
はやはり悲しい季節なのかもしれない。春告鳥(うぐいす)はその季節の到来を知らせるのです。
3006 「春隣(はるどなり)」 熊木杏里 09/03/13
S(08/5/21)/A「ひとヒナタ」(08/11/5)
 人と人の想いがピッタリと重なり合うはずもなく、そんなことは百も承知なのに、それでも人は自
分と同じ想いを抱くことを相手にも求めてしまう。それはきっと自分と協調してくれる存在を心の
どこかで求めてるからなのかもしれません。たとえそれがどんなに困難でも自分と同じ想いを抱く
存在を求めていくってことは言い換えればいつまでも夢が終わることはないってことなんですよね。
279 「春なのに」 中島みゆき 01/03/21
A「回帰熱」(89/11/15)
 彼女が柏原芳江に提供した楽曲であり、柏原の代表曲ともなった名曲。ただ中島みゆきバ
ージョンでは、それが今起こったものではなく「遠い過去に起こった哀しい出来事を回想している
」ように聴こえてしまうのはボクだけでしょうか。「春なのに お別れですか♪」聴いた者に柔らかな
痛みを残すこのフレーズ。皆の旅立ちの日に彼女の想いだけが置き去りにされた気がしますね。
2012 「春の歌」 スピッツ 06/03/10
A「スーベニア」(05/1/12)
 自分の思い描いた夢への道っていうのは、実は最初から今歩いている道と繋がっているのかも
しれない。だけどその道の途中の障害物や水たまりに出くわすたびに、勝手に自分でその道の
向こう側に行けない理由を作って、歩くのをやめてるだけなのかもしれないな。だからこそ自分か
ら枠を破って歩き始めようっていう、アッパーで賑やかなサウンドで彩られたロックチューンですね。
2690 「春の風」 熊木杏里 08/02/28
S(07/2/21)/A「私は私をあとにして」(07/10/24)
 一度でも持てた夢っていうのは、たとえそれを叶えようとする途中で挫折したとしても、心の中
から無くなることはないものなんですよね。心の奥のほうにしまってあるだけであって、開けようと思
えばいつでも開けられる、そんなもののように感じます。もちろんそれはひとりでは無理なのだけれ
ど。この曲の「あきらめる理由を人は語りたがる」って一節にう〜むと考えさせられてしまいました。
3024 「春の夢」 斉藤和義 09/03/31
A「俺たちのロックンロール」(06/6/21)
 どこからか春の風がやってきては揺れている。そんなイントロが不安な気持ちとドキドキ感を交
錯させる曲。夢が叶った人にはもちろん、夢が破れた人にも夢なんか見ない人にだって春は必
ずやって来る。その春がやってきた時にどう動くか、それでおのずと人生の岐路は決まってくる気
がする。そこで諦めてしまっても性懲りもなく何度も立ち向かっても、たった一度の人生なんだ。
2025 「春は旅立ち」 辛島美登里 06/03/23
A「Good Afternoon」(90/5/23)
 日本の四季の中で”春”はもっとも爽快で心が洗われるような季節なのかもしれない。だから”
春”に別れなければならない曲には、よけいにグっとくるものを感じるのかもしれない。「夢はさよ
ならをつれてくる」そうかもしれないな。夢を目指すには自分も周りの環境も変えていかなくては
ならない。だけど今の自分を変えずに通し続けるというのも立派なひとつの生き方なんだよね。
2356 「春ひばり」 辛島美登里 07/02/17
A「IN YOUR EYES」(95/2/22)
 「私はあなたの笑顔に誘われて、あなたのまわりで鳴いていた小鳥」もう終わってしまった恋へ
の女性の悲しみを綴った曲。厳密に言えば生命はひとりで生まれてきてひとりで死んでゆく。だ
からたとえ愛しい人と別れたとしても、ただ元のひとりに戻っただけなのよと彼女は歌っていますが
ひとりぼっちであることを知っているからこそ、人は誰かと繋がっていたいと願うのかもしれませんね。
614 「春までなんぼ」 中島みゆき 02/02/28
A「はじめまして」(84/10/24)
 ちょっと舌ったらずな歌声で歌われる彼女のこの歌唱法は、この歌の持つ哀しみを十二分に表
現している。ここで歌われている「春」とは四季の春ではなく「夢」であるように思える。「夢」とはた
とえば恋の成就であったり、将来の事であったり。でも悲しいかな、それは努力いかんによって必ず
手に入るものではないとわかってしまうところが、さらにこの歌世界を悲しくさせてる気がしますね。
610 「春よ、来い」 松任谷由実 02/02/24
A「THE DANCING SUN」(94/11/25)
 NHK朝の連続小説の主題歌にもなった、ユーミンの大ヒットシングル。しかし近年の飛び抜けた
ポップさは影を潜め、どちらかというと荒井由実時代や、松任谷姓のなってからの初期の頃を彷
彿とさせるその音楽性がとても好きだったなあ。春が来れば、きっと何かいいことが起こりそうなそん
な予感さえ感じさせてくれる、でも大切なものが置き去りにされたような珠玉のバラード曲ですね。
4473 「春を歌にして」 back number 14/03/19
A「逃した魚」(09/2/18)
 「忘れなければ」と思うほどあなたのことが脳裏に刻み込まれてゆく。それだけあなたへの想いが
深かったということなのだろう。でも本当につらいのはあなたに会えないということよりも、僕に会わ
なくてもあなたが平気でいられるということ。春の風は君のやさしい手のひらのように僕の頬をなで
て消えてゆく。「忘れなければ」はおしまいにしよう。君の記憶を抱えて僕はこれから生きていこう。

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