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〜は

172 「早く帰ろう」 SION 00/11/29
A「蛍」(92/9/23)
 この曲を聴くと心が温まる。何気ない日常の中で、仕事場から自分の家に帰るということだけに
歌詞が集約されてるんだけど、彼独特のスーパーハスキーな声とピアノだけの演奏のせいだろうか
ヒジョーに心に染みてくる。疲れた身体を引きずりながら、電車に乗って街中を歩いて帰ってくる場
面を描写した歌。疲れが安らぐというか、心地よくなってくるような、そういう力を持った名曲です。
2806 「囃子唄」 熊木杏里 08/06/23
S「戦いの矛盾」カップリング曲(06/1/25)/A「風の中の行進」(06/9/21)
 ”沖縄”をテーマにしたこの曲で彼女は平和な孤島に暮らす人々とその空を飛んでゆく戦闘機の
矛盾を歌ってる。はたしてその島の状況を心から平和と呼べるのだろうか?この国はいいことも悪い
ことも全部その島に押し付けているんじゃないだろうか?もちろん、簡単に一言でいい悪いと片付け
られないことだけど。”明るい影の中”にいるその島の人々は彼女の目にはどう映ったのでしょうね。
857 「8823」 スピッツ 02/11/05
A「隼」(00/7/26)
 ヒジョーにアップテンポな曲ですが、やはりサビの部分がスピッツです!(笑)狭い部屋の中に閉じ
こもってるような導入部から、一気に放出されたようなサビの部分に行くところにすごく開放感を感
じますね。「君を自由にできるのは 宇宙でただ一人だけ〜」ってフレーズが印象的な、傑作アル
バム「隼」のタイトル曲。言っときますが、決して「海底人8823」ではありません(←古すぎ(笑))。
248 「バラ色の日々」 the yellow monkey 01/02/18
A「8」(00/7/26)
 「バラ色の日々」とはどういうことを意味するのだろう。「追いかけても 追いかけても 逃げてゆく
月のように 指と指の間をすり抜ける バラ色の日々よ〜」この表現がかなり気に入ってるのだけ
ど、結構身近に感じる小さなひとつひとつのことが「バラ色の日々」につながるのではないかと考え
始めているんです。もしかしたら「幸せ」とは失ってから気づくものなのではないのかと思うんだよな。
763 「バラ色の未来」 中島みゆき 02/07/28
A「LOVE OR NOTHING」(94/10/21)
 子供の頃は何かにつけ夢があった。幼ければ幼いほど選択をする時間は多く残されていた。で
も人は年をとるに連れ、ひとつまたひとつと夢の可能性が失なわれてゆく。そして大人になった今
あの頃の夢はもう思い出せない。経験を活かし必要以上に「それは無理だ」と思いこむ。僕はあ
の頃の僕に手紙を出して聞いてみたいです。その頃の君は一体どんな夢を描いていたの?って。
4870 「バラ色の夢に浸る」 SION 15/04/20
A「Kind of Mind」(12/7/25)
 仕事が終わりとてつもなく疲れているはずなのに、なぜにこうも羽が生えたように元気が湧き起こ
ってくるのだろうか。そんなにも仕事に対して精神が縛られていたのだろうか?仕事しない者食うべ
からず。人生は我慢してナンボ。確かにそれもそうだろう。ただ、楽しいと思えるのだって生きている
からこそであって、だからその楽しさを追求できなくて何が人生だ!とも強く感じるのですが(笑)。
714 「薔薇娼婦麗奈」 the yellow monkey 02/06/08
A「jagaur hard pain」(94/3/1)
 この曲をジャンル分けすると「タンゴ」になるのかな?とにかくこの曲には人間の欲望が満ちている。
でも公の場で誰もが目を背けようとするテーマ、人間の欲望、それも「性欲」に視点を置く彼らに魅
力を感じます。そして前奏、間奏のギターソロには圧巻です。コンセプトアルバム「ジャガー・ハード
・ペイン」の中核をなす曲。人は魂の姿となっても性欲からは逃げられないってことなのかな?(笑)
647 「PARADISE」 米米クラブ 02/04/02
S(87/4/22)
 前シングルの曲「Shake Hip!」の腰が浮いてしまうようなポップとは打って変わってすごくカッコイイ
なあっていう感情が、当時高校生だった僕の心をとらえた快作。この主人公は、誰もが誰にも縛ら
れないあの若い学生時代に戻ってみたいと思ってる。これから自分はどうなっていくのだろう?という
ワクワク感とちょっとした不安さを、今だからこそうらやましく感じることができるんだよなあって歌です。
2176 「パラダイム」 アンダーグラフ 06/08/21
S(05/12/14)
 人間は進化しようとして度が過ぎたことをしでかし過ぎてきたんじゃないかって気がしてるんです。
長い間培ってきた基本的なことを、逆にこのほんの数十年間で捨ててきてしまった気もしてます。
幼い子が笑うことに愛おしいと感じる感覚を、はたして子を持つすべての大人が持ってるだろうか?
疾走感あふれるこの曲を聴きながら”新しいパラダイム”=”温故知新”であるべきだと思いました。
522 「PARADOX」 浜田麻里 01/11/21
S(91/10/10)
 彼女の曲で知ってるのは、この曲と「Return to myself」という曲しかないんだけど、どちらもよく
聴いたなあ。特にこの曲はすごく好きで、最初タイトルも誰が歌っているのかも知らなかったんだけ
ど、アポロ音楽情報捜査網で(←なんだそれ?(笑))ようやく知ることのできた曲。一度聴いたら
忘れられないサビのフレーズもグーな作品だ。1990年代の初頭リリースらしい曲でんがな(笑)。
1768 「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク」 さだまさし 05/07/09
A「ほのぼの」(92/11/10)
 彼には父が事業に失敗し一軒家から借家住まいになり、そしてまた一軒家へ戻る家族を歌
った「転宅」という曲があります。その家族を別の面から歌ったと思われるこの曲。当然彼の家族
のことだろうけど、少年だった彼は貧しかったけど決して不幸じゃなかった。それはやはり「家族」
という存在の力なのだろう。お互いを思いやる心。そこから新たな力が生まれてくるんだろうな。
4146 「パラレルワールド」 転校生 13/04/26
A「転校生」(12/5/2)
 今とはどこか違う別世界に行ってしまいたいと思ったことはないだろうか?今自分が抱えている
不安や悩みが一瞬にして消え去り、希望しか広がっていない場所。もちろんそんな場所などどこ
を探しても見つかりはしない。たとえ何かの力を借りたとしても、それは幻で今の現実よりも過酷
な未来へ導かれてゆくしかない。立ち向かうにはあまりに容赦ない現実。でも逃げずにいたいな。
2337 「玻璃草子(はりそうし)」 さだまさし 07/01/29
A「Glass Age」(84/12/12)
 「あえて現代語ではなく文語調にしたのはその方が少ない言葉で沢山の思いがこめられるから
」この曲のライナーノーツで彼はこう語っています。ある意味文語調になるとその歌詞がストレート
には伝わっては来ず、逆にわかりづらくなる場合がほとんど。でもそのわかりづらさが聴く者に様々
な想いを抱かせます。はかなく切ないメロディーにのせてこの曲は人の心のかなしさを歌っている。

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