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〜う

2698 「裏」 吉岡秀隆 08/03/07
A「裏」(02/7/24)
 アコースティックギター一本で歌われた、とてつもなくシリアスな楽曲。きっとこれは「俳優」という特
殊な仕事に就いている彼の心の奥底にある叫びなんだろうなあ。人からよく羨ましがられるけどた
だ気持ちを売っているに過ぎない。そこには孤独と想像と、いつも自分じゃない誰かに扮している
自分しかいない。考えれば考えるほどに深みにはまってしまう、彼の性格が出た哀しい曲ですね。
2971 「うらみます」 中島みゆき 09/02/06
A「生きていてもいいですか」(80/4/5)
 彼女の長いキャリア中最も重いアルバムの導入部にして史上最暗曲と呼び声の高い、涙しな
がら歌っているとしか思えない絶唱曲。男にふられた後、優しくしてくれた別の男にさらに騙される
という不幸この上ない主人公を歌い上げています。「うらみます あんたのこと死ぬまで」と歌われて
いますが、それは「忘れられないほどあなたのことを想っていた」という思いの裏返しなのでしょうね。
1047 「浦安の黒ちゃん」 長渕剛 03/05/16
A「JEEP」(90/8/25)
 すごくプライベートな内容を歌ってる歌だと思うんですけど、彼の性格というか、人柄がヒジョーに
よく出た一曲だと思います。「黒ちゃん」とは『とんぼ』や『オルゴール』を手がけた黒土三男監督な
んですけど、彼と長渕さんの男ふたりの大阪珍道中を描いた作品(笑)。田舎の学生たちに思い
を馳せたり、屋台でうどんをすすったり、何かいい!(笑)メロディーも彼らしくてすごく好きだなあ。
2247 「狼(ウルフ)」 徳永英明 06/10/31
A「MY LIFE」(04/9/29)
 白々と明けてきた夜明けの荒野にたたずむ男の姿が目に浮かんでくる楽曲。常に誰かに見ら
れている意識っていうのは、実は大切なのことなのかもしれない。人の目を気にしながら生きるっ
て意味じゃなくて、自分自身をもうひとりの自分が見たら、その自分を許せるか?ってことなんだ
ろうな。夜は必ず明ける。そしてまた朝が来る。そのたび自分自身への挑戦はまた始まるんだ。
4324 「浮ついた気持ち」 back number 13/10/21
A「あとのまつり」(10/6/2)
 僕はあの時、間違いを犯した前の彼女を責めた。そして今度は同じ間違いを犯した僕に鉄
槌がくだされようとしている。僕だけを見てくれている今の彼女の眼差しが綺麗で、そして痛くて
まともに向かい合うことすらできない。どうしても許せなかった前の彼女に言ったあの時の僕の言
葉が今度は僕に向けられようとしてる。君はこんな僕をこれからどんな風に見つめるのだろうか。
3395 「うん」 槇原敬之 10/04/05
A「UNDERWEAR」(96/10/25)
 言葉ってできるだけたくさん並べれば相手に伝わるかといえば決してそうじゃなく、この曲のよう
に「うん」の二文字でほぼすべてが伝わってしまう場合だってあるんですよね。出逢った頃の僕ら
は二人の繋がりをとにかく何かの形にしなければ不安で不安でしょうがなかった。でも今は・・・こ
の「うん」って短い返事が何百、何千文字と並べられた恋文よりも濃く伝わるってなんかいいな。
4008 「うんこ」 森山直太朗 12/12/09
A「レア・トラックス Vol.1」(10/12/15)
 お食事中の方、失礼します(笑)。身体の中にいる時は何とも思われていないのに、いざ外に
出てきた瞬間に嫌われてしまう彼。こんな身近にこんな深遠なテーマが広がっていたのか、と流
麗なストリングスがひたすら美しく短いこの曲を聴くまで気づかなかった。美味しいものを食べてめ
でたく終わり!なほど世の中は甘くない。その象徴ともいえる彼の存在を今一度考えてみよう。
4736 「ゥンチャカ」 槇原敬之 14/12/07
A「LIFE IN DOWNTOWN」(06/2/22)
 たとえば誰が見ても笑顔になる花火と、すべてのものを吹き飛ばす爆弾は似たような部品でで
きている。いいことをしようとするにも悪いことをしようとするにも、同じような力が要る。要はその人
の考え方ひとつなんだよね。もちろんそこには生きてきてここに来るまでのさまざまな出来事が影響
してはくるんだろうけど。どうせ同じ量の力を使うなら皆が笑顔になるような使い方をしたいよね。
3153 「運命」 河島英五 09/08/07
A「運命」(76/5/25)
 明け方の白い建物の中で、ある部屋ではひとつの生命が終わりを告げ、ある部屋ではひとつの
生命が始まりの産声をあげる。すべてが最初から「運命」として決まっているとタカをくくってしまえば
それまでだけど、でもそんな既定路線にくくられたくない、という自分もいる。遠くを見つめる主人公
の視線の先には何が?こういう魂のこもった歌声の人、最近ホントに減ってしまった気がします。
256 「運命の人」 スピッツ 01/02/26
A「フェイクファー」(98/3/25)
 運命の人。人生のうちでそういう人にいったいどれだけ出会えるのだろうか。それは恋人であっ
たり、友人であったり、人生の師であったり、もちろん結婚相手であったり。このただっぴろい地球
の上で、せっかく出会えた「運命の人」たちを大事にしていきたい。この曲はそんな想いを感じさ
せてくれるんです。この曲を聴いてると、どこまでも広がる地平線の光景が浮かんでくるんだよな。
4644 「運命論」 GLAY 14/09/06
S(12/12/5)
 「おはよう」「おやすみ」「ありがとう」「ごめんね」毎日使うのがごく当たり前だと思っているこれらの
言葉。すべて相手を気遣う素晴らしい言葉たちですよね。これらの言葉を使えているうちはまだ
幸せの中にいるのかもしれない。当たり前の毎日などどこにもない。同じことの繰り返しに思える
毎日も実はそうではなく、自分次第で今日明日に崩れてもおかしくはない砂上の楼閣なのだ。
515 「雲路の果て」 Cocco 01/11/13
A「ラプンツェル」(99/10/14)
 「不運」。あんなことさえなければ。あの人に会いさえしなければ。いくつかの偶然が重なって人
は人と出会う。そしてその関係がたとえ破局を迎えたとしても、その人のその後の人生にとって少
なからず影響を与えていくんじゃないだろうか。だから「不運」とはけしてすべてが悪い意味じゃなく
その人の人生観を作ってゆくプロセス、と考えられると思うのだが(←あれ?曲紹介は?(笑))。

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