フェイバリット・ソングスへ  アーティスト検索

つき〜いつん

2107 「一瞬のトワイライト」 馬場俊英 06/06/13
S(06/2/22)
 夕暮れ時信号待ちの車の中でラジオから流れてきた懐かしい曲を聴いた男はふと昔の彼女の
ことを思い出した。絶対に忘れないと誓ったはずの彼女のことを忘れていたのを思い出したんだ。
あの頃は人生を彼女と歩いていくんだとずっと思ってた。でも今彼女とは別の人と幸せに暮らして
いる。だから十年後の僕に聞きたい。今歩いてる道は十年後の君に辿り着く道なのだろうか、と。
3360 「いっしょに帰ろう」 GOING UNDER GROUND 10/03/02
S(09/1/21)/A「LUCKY STAR」(09/3/4)
 あの頃の僕は何の屈託もなく心から笑っていた。でも今の僕の笑顔には、いつも心の裏側に何
かが潜んでる。夢を目指してこの街に来たはずなのに、今じゃその想いも何かに押しつぶされ、あ
の頃持ってた輝きにさえ追いつけないでいる。でも僕はまだあきらめてないんだよ。またあの時の笑
顔を持って君を迎えにいくことを。人生には時には過去に戻らなきゃ進めないこともあるんだよね。
3148 「一心不乱」 B'z 09/08/02
A「ACTION」(07/12/5)
 何をやるにしても中途半端で目移りするばっかりの主人公。「自分はダメだ」って思う前に、じ
ゃあ死ぬ気で何かひとつのことに取り組んだことあんのかい?あきらめるのはそれやってからでも遅
くはないんじゃないの?と稲葉節が炸裂するロックチューン。”想像してる暗い未来のヴィジョンは
思い出の寄せ集め”って一節、あきらめなけりゃ何が起こるか、まだまだわからないんですよね。
4163 「いつだって僕らは」 いきものがかり 13/05/13
S(12/1/18)/A「NEWTRAL」(12/2/29)
 がんばっていればいつか・・・そう思えるのは若いからなのかもしれない。歳をとってくるとできそうに
ないことはできないと妙に物わかりが良くなってしまう。でもそれっていいことなのかな?逆にどんな
に歳をとっても輝いてる目を持っている人もいる。「いい大人のくせに」そう言われたってその人は眼
差しを変えない。「未来は明るい」今はそう思える世の中じゃないけど、そんな未来にしないとね。
1620 「It's a wonderful world」 Mr.Children 04/12/12
A「IT'S A WONDERFUL WORLD」(02/5/10)
 実は「醜い」と「美しい」は表裏一体なんじゃないかなって気がします。美しさの中に醜さがあ
り、醜さの中に美しさがある気がする。どちらにせよボクらは目に見えるこの世界で生きてかなく
ちゃならないんだから、まずできることからやっていこうよってメッセージを感じます。ただ美しいこと
がすべて正しいとは限らない。結局は人それぞれの感じ方に委ねるしかないんですけどね(笑)。
3137 「五才の頃」 中島みゆき 09/07/22
A「みんな去ってしまった」(76/10/25)
 いつの頃からか涙を流さなくなってしまった。本能のままに生きていた五才の頃のことなどほとん
ど思い出せないけど、確かに今よりも人間らしい感情を持っていた気がします。泣くことに限らず
思ったことをそのまま口にすることはなくなってしまった。今がいいとか悪いとかじゃなくて、ただそん
なことを感じる歌。もちろん、いつまでも子供のままでいられるほど世の中は甘くはないんだけど。
4590 「五つの文字」 槇原敬之 14/07/14
A「悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。」(07/11/7)
 同じような毎日を繰り返している。それをいつの間にか「あたりまえ」だと思っていた。でも本当
は同じような日を繰り返しているという”奇跡”を毎日体験しているにすぎないんだよね。だから
明日も今日と同じような日が来るなんて決まってもいないし、いつ崩れたって何の不思議もない
んだよね。だから僕は今、心の中で五つの文字を書き換える。「あたりまえ」から「ありがとう」と。
2820 「It's Raining・・・」 B'z 08/07/07
A「RISKY」(90/11/7)
 カルチャーショックというか、初めて聴いた時の「ヤラれた!感」が20年近く経った今でも残ってる
作品。短い旋律の合間に挿入された電話での彼女との会話がすごくナウでイカしてるなあと思
ったのを(笑)覚えています。心から逢いたい、そして逢いたいと思われたい。愛しい人と話をして
るのに寂しさが漂う男の感情が、切ないギター旋律とともに独特な世界観を醸し出しています。
4673 「いつでも帰っておいで」 槇原敬之 14/10/05
A「LIFE IN DOWNTOWN」(06/2/22)
 自分の子でもない子供を叱れる大人って本当にいなくなった。いなくなったというより今の社会
の風潮がそれを許さないのだろう。できるだけ厄介には巻き込まれたくない。自分の家庭さえ平
和ならあとは知らない。ヘタに首を突っ込んで迷惑を被りたくない。それが本音だろ?と言われれ
ば返す言葉もない。今の自分がそういう人情味あふれる町に育てられたとわかっていながら、ね。
1638 「いつでも微笑みを」 Mr.Children 04/12/30
A「IT'S A WONDERFUL WORLD」(02/5/10)
 人はどんなに心が満たされたとその時は思えても、また別の不満が出てくるものです。そうやって
時間だけが流れていく。なら、どうせ不満を抱えながら生きていくんだったらいつでも微笑みを浮か
べていこうよって、ある意味腹をくくってる曲(笑)。メロディーが優しくポップに感じるのでかなり柔ら
かい印象を受けますが、実はかなり人生の真理に迫ってる楽曲なんじゃないかなって思います。
2585 「一等星」 いしのだなつよ 07/10/04
S(99/4/1)
 彼女の存在を知ったのも深夜ラジオでなんですけど、確かギター一本でいろんな場所で弾き語
りを続けるまだ高校を卒業したぐらいの女の子だったっけ。夢を捨てずにがんばっていけばいつか必
ず1等星になれるって内容の歌だけど、ホント何かをつかむ最低条件って自分ががんばっているか
どうかってところにある気がする。でも女の子が作る少年の歌って何でこんなに響いてくるんだろ?
3128 「一等星」 熊木杏里 09/07/13
A「私は私をあとにして」(07/10/24)
 生まれてからずっと「自分」というものを貫いてゆけるはずもなくて、その途中に出会った人たちに
よって人は誰かを変え、そして誰かに変えられてゆく。だから「明日」という新しい道が拓けてくるん
ですよね。だからといって自分の望む方向へ物事が進んでゆくってことはないけど。だけど見守って
いてくれる人がいるって思えるだけで、なんだか見えない力をもらったような気になるから不思議。
3916 「一等星になれなかった君へ」 チャットモンチー 12/09/08
A「耳鳴り」(06/7/5)
 夢を目指して人は旅立つ。でもやがて夢は今まで見てたものから変化してゆきだんだん自分か
ら遠ざかってゆく。どれほどの人がそうやって夢をあきらめたのだろう。でもこう考えられないだろうか
?夢が変化したのではなく自分が変化しただけなんじゃないのだろうか、と。人は変化してゆくも
の。夢はいつまでも変わらないもの。それに気づいた人だけが、その星をつかめるのかもしれない。
4980 「いつの日も」 阿部真央 15/08/08
S(10/1/13)/A「ポっぷ」(10/1/27)
 私は貴方に出会うためにこの世に生まれてきた。貴方を愛するために。貴方に愛されるために。
だからいつの日も私の横で笑っていてほしい。もしあなたと別れなければならない時が来たとしても
生まれ変わって私はもう一度貴方を捜すでしょう。だから貴方も私を見つけてほしい。そんな女性
の一途な想いがこめられた作品。後半にかけ盛り上がってゆくストリングスが美しく、そして哀しい。
2329 「いつのまにか」 米米クラブ 07/01/21
A「GO FUNK」(88/9/21)
 わずか3分弱のメロディーにこめられたすきま風が部屋へ入り込んでくるようなイメージ漂う楽曲。
アルバム名がさすとおり、あまりにもファンキーな曲が多いこの盤の中で清涼剤というか、休憩所の
ような役割を果たしてるこの曲ですが、彼らの作品の中でかなり好き。人間って「いつのまにか」の
中で生きてるものなんだなって感じてしまう。と言っているそばから、もうあなたも「いつのまにか」。
1294 「一匹の侍」 長渕剛 04/01/21
A「家族」(96/1/1)
 この楽曲がかかると辺りは一瞬にして緊張感に包まれます。自分対世間っていう永遠の命題
を突きつけられた感じがする曲。世間に出ると自分ではどうにもならないことがある。でも自分の
ことは自分自身でいくらでも突き通すことができる。ならば自分というものを強く持って、不言実行
の侍になれ!と檄を飛ばされた気になる力強い歌。これぐらいの気概をもって生きたいものだね。
4550 「一本道」 友部正人 14/06/04
S(72/4/25)
 この先も続く一本道はいったいどこへつながっているのだろう。誰に聞いてもその答えはわからな
い。知っているのは自分の足だけなのだろう。実際にその足で歩いてゆくしかない。そして今まで
歩いてきたその道は僕の背後をいつまでもついてくる。いっそ、なかったことにしてしまいたいことも
たくさんある。僕の歩いてきた、そしてこれから歩いてゆく道は今日も黙ったまま、ただそこにある。
3090 「いつまでたっても」 GOING UNDER GROUND 09/06/05
A「TUTTI」(06/2/22)
 人はいくつもの「孤独」という荒波を乗り越えて人生を渡る船乗りのようなもの。時に何かを強く
信じ、時に自分をごまかしながら何とかここまでたどり着いた。確かに荒波に踏み出したあの頃に
比べ僕は変わってしまったかもしれない。でもあの時から壊れないものもあるよ・・・自分を取り巻
く状況がどんな風になろうと決して壊れないもの、ひとつくらいは心に持っていたいものですよね。
4446 「いつまでも」 GReeeeN 14/02/20
A「塩、コショウ」(09/6/10)
 「幸せ」は何も特別なことじゃない中にあるように思える。同じような日々の積み重ねがそこに
つながってゆく。だから特別な感情が浮かんでくるというシロモノではないんだろうね。言ってみれ
ば毎日が記念日。そんな日が続けられる人は「幸せ」の中にいると言っても過言じゃないだろう。
「幸せ」もしその存在を思い知らされる時が来るのだとしたらその日々が失われた時なのだろう。
1882 「いつも君の味方」 さだまさし 05/10/31
A「すろうらいふすとーりー」(03/10/22)
 人は誰でもひとりぼっちで生まれてくる。だけど人は自分ひとりで生きてゆくわけじゃない。誰か
に支えられて、そして自分自身も誰かを支えて生きている。だからこそ、そこに恋や友情や、そし
て家族が生まれる。僕はいつでも君の味方。人によっては青くさいと感じるのかもしれないけど、
そんな人にだってきっと誰かに守り守られ生きているんだよな。「ありがとう」って言葉、美しいな。
4806 「いつもそう」 奥田民生 15/02/15
A「Fantastic OT9」(08/1/16)
 いつかそうしよう。いつもそう思う。だから今日も前に進めない。だけど今度こそは、次こそは。
なんだか本当に身につまされる思いがしますね(笑)。彼のこういうダウンな雰囲気の曲には考
えさせられるものが多い。あまりにもシンプルな単語だけを使い、いったい何について語られてい
るのかはっきりわからない。わからないけど「そうなんだよね」と思わず相槌を打ってしまうのです。
2006 「いつもと同じ黄昏なのに」 柿島伸次 06/03/04
A「太陽の鼓動」(96/2/21)
 陽はまた昇り、繰り返す。毎日同じようにそれは繰り返されるのに、あの頃の僕と君はここには
いない。季節は決められたように春、夏、秋、冬とめぐり、また春がやってくるのに、二人の気持ち
が同じようにまたもとの場所に戻ってくることはない。そんな別離の悲しみを歌ったバラード曲。こ
の恋人たちのように人はいつも向かうべき場所を違えて誰かと別れてゆく運命にあるのだろうか。
2849 「いつもの通い道」 平川地一丁目 08/10/07
A「海風は時を越えて」(05/7/27)
 船に乗って出かけるって機会ってなかなかないですけど、たまに乗った時には車や電車にはない
感慨深さがあります。人の手で造られた道路やレールの上を走ってゆくわけじゃなく「海」という”生
きもの”の上を走ってゆくわけだから陸路とは違いすべてが計算されたものじゃないんですよね。島
から島へ渡ることって、自分が自然の中にいることを改めて思い知らせてくれる瞬間なんだろうな。
2725 「いつものより道もどり道」 長渕剛 08/04/03
A「風は南から」(79/3/5)
 目の前から黙って姿を消した彼に対する女性のさびしい心情を綴った曲。何度も書いています
が、初期の頃の彼の楽曲ってなぜこうも女性の心情を的確にとらえたようなものが多いんだろう?
って感心してしまうんです。この頃はまだ若いのにね(笑)。たとえ金銭的に恵まれていなくても彼
の夕食の支度をするだけで楽しい・・・なあんて普通の若者だったら書けませんって、普通(笑)。
472 「いつもまじめに君のこと」 KAN 01/10/01
A「弱い男の固い意志」(93/12/10)
 こっちは誠心誠意、お腹の中で思ってること全部包み隠さず言ってるのに、彼女からの反応が
ない。そんな経験って誰にでもありますよね?彼女は恥ずかしがってるのかな?それとも?この楽
曲ではこの恋がどうなるのかは最後までわかりませんけど、きっと未来ではふたりとも笑いあってい
ることを願います。なぜかあまりにもこの僕に似すぎていると思える主人公のためにも、ね!(笑)
2526 「いつも見ていたヒロシマ」 吉田拓郎 07/08/06
A「アジアの片隅で」(80/11/5)
 昭和20年、ヒロシマは焼き尽くされた。でもたくさんの人たちのあきらめない心と努力でこの街は
立ち直った。この街を立ち直らせた大人たちの背中を見ながら育ってきた男は「これからを担う子
供たちに自分は何を残せるのだろう」と自問自答する。焼き尽くされたことに言葉にできないほど
の悲しみが襲う。でもだからこその光をこの街は持っている気がします。何にも負けない力強さを。
1325 「いつわりの日々」 浜田省吾 04/02/21
A「マインドスクリーン」(79/5/21)/A「Sand Castle」(83/12/1)
 普通、冒頭から心が離れてしまった二人を描く歌というのは、歌が進むにつれて二人にとって
何らかの明るいきざしが歌われてゆくものですが、この楽曲は最初から最後まで離れたままなん
ですよね(笑)。ここに浜田省吾というアーティストの作る歌のリアリティがあると思います。愛を育
んだ頃の二人は以前確かにそこにいた。でも今は?といえば、ここにも愛に悩む男の姿がある。

フェイバリット・ソングスへ