| 76.「救う」 |
| 「自分でも不思議なんだけど、自分自身を救えないと人も救えないんじゃないか |
| って・・・、自分がしっかりしないと・・・、少なくともトラブルがあったりして聞いてる人 |
| たちとコミュニケーションがうまくいかないって状態になったとき、自分の存在自体 |
| が情けなくなる・・・」 |
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| 「GB」(1985/10月号) |
19歳 |
04/06/02 |
| 時折ステージで彼はこんな風にすごく不安感にかられることがあったようです。 |
| つまり自分の世界に自分を追いこんでいた彼がフッと我に返ってしまう瞬間なん |
| ですよね、きっと。これは彼のマジメさからきてしまうものなんでしょうけど、それく |
| らい人前で歌うことへの使命感っていうものがのしかかっていたんでしょう。観客 |
| からの「救ってほしい」っていう波が逆に彼を苦しめてしまった・・・もう少し彼に余 |
| 裕があれば・・・でもそんな彼だからこんなにも皆から愛されたんでしょうけど・・・。 |
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| 69.「Scrambling Rock'n'
Roll」 |
| 「あれもほとんど詞と曲が同時にできたんだけど、ある部分で曲のほうが先に出 |
| てきたっていうか、そういう作り方をした曲なんです。いつも曲を作るときに思うの |
| は、今自分はどういう音楽を本当に求めているかということで、そういう欲求さえあ |
| れば、曲は出てくると思うんですね。だから僕の歌はある意味鼻歌みたいなもの |
| で・・・もちろんお風呂で軽く歌うような歌とは違うんだけれども・・・音楽的に練り上 |
| げて作るとかいうんじゃなくて、そのときにフッと出てくるような、鼻歌に近いものが |
| 原型になってます」 |
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| 「GB」(1985/4月号) |
19歳 |
04/05/26 |
| ライブに追われ、なかなか自問自答できる時間がなくなってきた彼が歌を作る |
| 手法として出てきたこの”鼻歌”(笑)。確かに音楽的に練りに練られた歌っていう |
| ものもいいんですけど、こういう、フッと鼻歌のように出てくるメロディーっていうの |
| はすごく人の心に響くものなんですよね。ギターがどうの、ドラムがどうの、ではな |
| くて、「口ずさむ」・・・これほど単純で、かつ心に響く音楽はないのかもしれない。 |
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