ちょっとシリアスな表情の彼が印象的な4thアルバム。それは楽曲にもちょっと表れていて今 |
までのアルバムよりもちょっと憂いさを醸し出すアルバムである。「1.UNIT〜」は社会の中の一 |
員として働く男の悲哀を歌った楽曲。「2.OLD〜」はまさに「箱入り娘」を恋人に持つ男の心の内 |
を歌った歌。「3.REGRETS」は2ndに入ってる「ALL
I KNOW」をリメイクした名曲ですが、個人的 |
には「ALL〜」の方が好きなのです。詞・曲ともタイトル通り「後悔」を歌ってる。そしてその悲し |
みは後に発表される「君がいなくなった」という曲に受け継がれる。「4.GO PLAIN」は「単純で行 |
こうよ」という意味。最後のフレーズ「人はおちこんでいれるうちはまだ 悲しみなんかすぐ消え |
るんだもん」が胸を突く。・・・がメロディーは軽い(笑)。「5.君から目がはなせない」はシングル候 |
補にもなったKANの王道ポップサウンド。「6.ALL I〜」はムードあふれる雨の日のバラード。「7. |
FOREIGNER」は「孤独」を歌った曲。まわりの人全てが自分とは別の人種に見えることってボク |
も経験したことある。悩み事が大きければ大きいほど、そんなこと考えるようになっちゃうんだよ |
なあ。「8.REAL REACTION」は彼女に「本当の心をみせておくれ」と思ってる男の物語。「9.A |
MAN〜」はなんか「詞の羅列」のように聴こえる。ディスコ風のアレンジだが内容はシリアスであ |
り欲求不満である。「10.東京ライフ」は彼の存在を知るきっかけになった名曲。東京での暮らし |
の中で感じたことが素直に歌われています。そしてこのアルバムの中で一番好きな曲なのです。 |