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「百物語」

03/05/01
月刊少年ジャンプ(昭和46年7月〜10月号)
 お家騒動に巻きこまれ、公金横流しの罪で切腹を命じられたある藩の勘定方(会計係)・一塁半里は、切腹
の段になって悪魔の娘・スダマに彼の魂と引き換えに助けられた。一塁半里はひょんなことからもう一度人生
をやりなおすチャンスをもらったのだった。ただしスダマに言った3つの願いを叶えた時、再び切腹して自分の
魂をスダマにあげるという約束と引き換えになんだけど。一国一城のアルジになる、世界一の美女を手に入れ
る、満足が行くまで人生をたっぷりと過ごしたい・・・この3つの願いを叶えるためにスダマは一塁半里に自分
の持つ妖力を使って協力してゆくのだが・・・。全体的にオトボケな雰囲気でストーリーは流れてゆくが、ラスト
での一塁半里の潔さに感動。死ぬ間際になってもああやって胸を張っていられる人間ってすごいって思った。

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