** 次年度予算編成時期(10月〜12月)に議員・会派・団体は予算要望を市長に提出しています。私は予算提案として下記のものを昨年11月に提出しております。  

  
  多摩市長 渡辺 幸子様

     2003年(平成15年)度 予算提案

                           2002年11月   自治の会 住田 啓子

 小泉首相は「構造改革なくして経済成長なし」と財政ビジョンを打ち出していますが自治体政府においては経済成長を目標にしなくとも、市民が充分に豊かさが実感できる社会の実現は可能だと思います。
 21世紀社会は「持続可能な社会」を目標に民主的地方自治体を確立すること、即ち教育や文化を振興し、市民の自治意識を涵養し市民主体のまちづくりをしっかり計画的にすすめることです。 
 幸い、2000年4月地方分権推進法の施行により、130年間続いた中央集権官僚支配の政治から(地方)自治体政府による市民主体の政治へと制度上の変更の第一歩を踏み出したわけですから、主体的政策・財政の独立を目標に「安心して住み続けることのできるまち・多摩市」を創りあげることだと思います。

予算提案の骨子は昨年同様 

@「地方公共団体意識から脱却し、自治体政府への発想転換、即ち、市民自治、行政職員・議会の意識改革 
A21世紀型への政策転換としました。
1.市民・行政職員が自治能力を培うために               
@自治体法務・財務について専門職員の計画的養成     
A図書館・公民館・博物館(多摩市にはパルテノン多摩)等社会教育機関の専門職員の養成
B基本条例については市民と協働で創る
○自治基本条例
○非核平和条例
○男女共同参画条例
○街づくり条例(要綱行政からの脱皮を)
C教育委員会への市民参画推進教育委員会の準公選も視野にいれて
2.情報公開(個人情報保護)、説明責任のレベルアップ 
@行政資料室の土曜日開室
A分かり易い予算書・決算書の作成
Bバランスシ−トによる連結決算書の作成
C住民基本台帳のネットワ−クシステム参加の見直しを
D生活環境指標の作成(武蔵野方式)
3.自治市民が育つ環境づくり
@中央図書館の建設(図書館を街づくりの目玉とする)
A学校図書館専任司書の全校配置・図書館とのネットワ−ク化
B小学校低学年は少人数学級を
C女性管理職登用
D子育て支援(保育者の人材養成をはかり、近隣商店街に拠点施設をおく)
E公園管理・ゴミ資源化などパブリック スペ−スはNPO等へ委託
F文化行政は市民と協働で(行政は支援 を)
Gスポ−ツ団体。文化団体その他団体の補助金を見直し再構築を
4.健康で活力ある街づくり
@推進プランの指標設定
A環境教育推進
B障がい者・福祉団体へのきめこまかい支援を
C福祉亭のような喫茶拠点を各地に整備する 
    以  上
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