当院では随分前から自動体外除細動器を設置している。 心室細動を起こしてしまった心臓に対して、この機械の指示に従って電気ショックを与えることで救命率が数倍高くなるといわれている。最近は交番や大きな店舗などでも置くところが増えて、 AEDは多くの市民に認知されるようになってきたと思う。
一昨年ミラノやパリに行ってきた東叡社の小林氏から旅行中に撮った写真を見せていただいた。その中にミラノの公園に設置されたAEDと思われる設備を撮った写真があった。当院でも設置しているフィリップス製の装置だが一番上の表示には DAEとあり緑の下地に白い心臓の絵が描かれている。その隣には白いプラスのしるしがある。下に日本ではあまり見られない操作方法の図があり使ってほしいという気持ちが伝わってくる。図のわきには赤い心臓マークの上にさらに赤いプラスの印が描かれている。