関越道 水上インターから20分ほどの7室の小さなお宿です。
<立地・環境>
利根川のダムに続く道の途中、斜め向かいにスキー場、という立地。残念なことにそれなりに車が通ります。
<部屋>
木造2階建てに露天風呂付き客室が4、通常客室が3.それぞれに部屋の間取りは違うようです。今回は「笹ゆり」という一番広い部屋を予約しました。
セミダブルベッドと民芸調のリビングセット、ヒノキの露天風呂付。部屋はゆったりとしてリビングと寝室が水周りで仕切られており、機能的で快適に過ごせました。露天の湯温が適温で、ヒノキの香りに気分もアップ!露天の横にたたみ一畳ほどの洗い場があります。最新のマッサージチェアがあり、コーヒー、冷水、煎茶・ほうじ茶、お湯はティファールで沸かします。
<風呂>
大浴場はなく、すべて予約なしの貸切。露天2つと内風呂2つ。全体に広くて3~4人くらいで入れる感じです。泉質はアルカリ性単純泉。お肌にやさしい透明な湯です。
<食事> 朝夕とも個室風食事処でいただきます。夕食は山人料理とそれに二品多い囲炉裏料理。食材にこだわって地元の味を・・・という趣向はわかりますが、「料理」という感じが薄く、特段記憶に残る食事ではありませんでした。囲炉裏料理に岩魚の塩焼きが出ますが、せっかく囲炉裏端にさしてあるのに、食べると冷めていたり、釜飯を目の前で炊いているのに食べるときはあつあつで無かったり・・・ちょっと残念な感じです。自家製の味噌、米はおいしかったです。
<その他>
家族経営で上質な民宿という感じですね。3万円超の部屋代は露天付き客室を味わうためと思ったほうがいいです。こだわりを感じる食材ですが、料理内容としてはこの値段とはアンバランス。おいしいものがあるだけに残念。コーヒーメーカーがロビーにあったり、貸切風呂前には奥利根の水、日本酒の利き酒もある。清潔感もあり、宿の方は皆さん一生懸命やっておられる感じが伝わってきます。
残念なのは目の前が道路なこと。露天に入っていると、車の音とスキー場のBGMが聞こえてきます。ほんの少し道から逸れていたら・・・。(2010/03)
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