ホテル四季彩(宿情報・感想)

2004/06

日光中禅寺湖畔に建つ宿。日光からいろは坂を登り、中禅寺湖を左に見ながら走ると、看板が現れます。少し坂を登ったつきあたり。36室と中規模の宿です。
<部屋>
車を係りの方に預け、チェックイン、ロビーは明るく正面は一面の緑。予約した部屋は増築された「なごみ館」と称されている部屋。どうやらもともとただの廊下だったところに上下階で6室を増築した様子。なので部屋の入り口の前に売店、宴会場への通路・・・みたいな。6室中洋室が2部屋。1階はウッドデッキやおしゃれなビューバスが付いていますが予算の関係上、2階のフツーの洋室。でも広い窓の外は思い切り緑、洗面所・ユニットバスも同じ景色で、明るく気持ちよいです。よく見ると木々に鳥小屋が作られていて、そのせいか色々な鳥たちのさえずりが聞こえてきます・・・静かです。
<風呂>
浴衣に着替え(2枚用意されてます)、タオルを持ってさっそく大浴場へ。ロビーが2階、レストランが1階、風呂は地下1階。エレベーターは見受けられませんでした。お風呂の扉を開けたとたんに、強い硫黄の匂いが!泉質は含硫黄硫酸塩・炭酸水素となって、奥日光湯元温泉から引いているそうな。少し緑がかった乳白色のお湯。カランは7つほどですが、湯船は結構大きいです。湯温もちょうど良く大きな窓に囲まれて気持ちよい。露天は外に出て階段を下りたところにあり、屋根つき。緑に囲まれているので眺望はさほど良くありませんが開放感はあります。こちらの方が少しぬるめ。
この日は16度と少し肌寒いような天気でしたが、温泉で温まった体はいつまでもホカホカ〜っていうか汗が引かない。
2階のロビーまで階段で上がったらまたまた汗・・・ロビーには夜10時までと朝チェックアウトまでの間、男体山の伏流水(う・うまい!)とそれで入れられたコーヒーが常時用意されています(ポイント高し!)。
<食事>
夕朝食はレストラン(なごみ館の和室は部屋食可)。レストランは椅子席と格子で仕切られた畳の部屋のいづれか。食事内容はすんごく美味しいということもありませんでしたが、一品ずつペース配分もよく、熱いもの冷たいものをメリハリつけて出してくれました。メニューを見ると地の物が1/3くらいでした。
夜は宴会場が賑やかでしたが、その後は静かになってほっと安心。
朝風呂はやはり気持ちよくて、風や木々の音、鳥の声を聞きながらゆっくりと湯浴み。またまた汗だくで朝食をいただきました。時間は7時半〜9時まで選べます。ちょうど良いボリューム。なぜかトーストも食べることが出来て(普通の和朝食にプラスして)食パンとトースターが設置されていました・・・?。食後はもちろんコーヒーをいただき、チェックアウトは10時。
<その他>
宿の従業員の方は皆さん若く、てきぱきと働いていました。なごみ館は部屋の場所に少々問題があるものの、洋室タイプでくつろぎたい方にはお勧めです。一般客室より値段は少し高めになりますが、2階なら平日で21000円程。1階はウッドデッキが気持ちよさそうですが、2階の窓から丸見え。少し庇がないとデッキに寝転んだら2階の窓の人と目が合う・・・という状況になってしまうのが気になります。
中禅寺湖から車で10分ほどで戦場ヶ原・田代湿原へ。駐車場に停めてハイブリットバスに乗り換え、ハイキング。ただし混んでます!1時間以上バスを待たねばならなかったので、あきらめてプチハイキング。それでも「ワタスゲ」を楽しみ、山ゼミやカッコウの声を聞きながらの森林浴は最高でした。このエリア、あまりおしゃれな宿がないのですが、純和風でもなく純洋風でもなく、楽に過ごせる宿です。(2004/06)


ホテル四季彩「なごみ館」2階洋室。
ツインベッドにパソコンが置ける感じの作り付けテーブルもあり。
同じく部屋。座り心地のよい椅子は1客。目線の先には一面の緑と空だけ。うたた寝間違いなし! 同じく室内。扉の向うはユニットバスながらも、大きな窓があって、なかなかいい感じ。温泉ではありませんが。バスキャップ、歯ブラシなどのほか、男女の化粧品もある。大浴場はコットン・ブラシなどはあってもバスキャップはないので、部屋から持って行きましょう。 ロビーにあるコーヒー。わかりにくくてすいません。左のコーヒーメーカーで出来たものを右のポットに移してくれている。ちょっと薄めだけど、無料と思えば十分に美味しい。この横に男体山の水もおいてある。
夕食。先付け:山形産米沢牛のカルパッチョ。なぜ山形か・・・はともかくとして、美味しかった。 前菜、吸い物のあとにお造り:マグロ・カンパチ・甘海老など。写真は二人分。甘海老は今ひとつ。 米沢牛の朴葉味噌焼き。なんか信州みたいな感じもする・・・が。お味噌の量がたっぷりで、残しておいて最後にご飯と共にいただいた。 茨城産そば粉の手打ちそば、サーモンのフリカッセ(洋風)、冬瓜の煮物、北海道産蟹天ぷらのあと、日光湯葉ふかひれ餡かけ。豆乳の香りもして日光らしい一品。この後トマトを使った酢の物、ご飯、赤だし、デザート(これだけはあまり美味しくなかった)。全13品でお腹イッパイ!
朝食。バナナ牛乳、鮭、胡麻和え、湯葉、サラダ、ベーコンエッグ[好みで生卵のままでもOK)、煮物、そうめん、と朝からたっぷり。 宿から戦場ヶ原に向かう途中にある「竜頭の滝」そこで滝見をしながらお団子を食べる。1皿400円。味はまあまあといった感じ。一人一皿はちょっと多い。


宿名 ホテル四季彩
住所 栃木県日光市中宮祠2485
電話 0288-55-1010
客室数 36
チェックアウト 10:00
食事場所 朝夕:レストランor食事処
その他 ロビーで冷水とコーヒーのサービス
耳寄り

温泉宿楽