彩月庵(宿情報・感想)

2004/05

九州長崎県の北部、平戸にある宿です。平戸大橋を渡り、車で10分ほど上っていくと突然姿を現します。全7室のこじんまりとした宿。フロントでチェックイン時に梅昆布茶とおしぼりが出ます。
<部屋>
部屋は外階段を上がったところで、離れではありませんが一部屋ずつ玄関があります。大浴場はなく、各部屋に温泉付の内風呂や露天が設備されています。今回は和洋室で露天付(内風呂はユニットバス)に宿泊。7畳の和室とベッドルーム、ユニットバスと別に小さい洗面所?そして小さいながらも露天風呂。二部屋とも履きだしサイズの大きな窓で、高台にある宿からは平戸大橋・平戸城ととてもよい眺め。窓を開けると鶯の声と緑の匂いがして、静か・・・・とても癒されます。内装はちょっと・・・今ひとつ(清潔で新しいのですがセンス的に・・・ね)ですが各部屋にテレビがあり、その他色々な面で設備・機能性も十分です。ただ部屋の中に段差があるのが気がかりなところ。
<風呂>
さて早速露天に。岩風呂で塀に囲まれていて開放感は無いのですが、やわらかいお湯は肌に優しくいい感じ。たまに厨房から揚げ物の臭いがしちゃったりします。二人温まるのにちょうどのサイズですが、シャワー付の洗い場もついてます。これで海が眺められたら最高なんですが。ちなみに内風呂のみの部屋風呂からは大きな窓から海が一望できるようです。
<食事>
夕食は部屋でいただきます。これがすごいボリューム。和洋取り混ぜて色々出るわ出るわ。その中で秀逸なのはやはり刺身。ひらめの活造りは味といいボリュームといい、さすがに平戸という感じ。はるばる着た甲斐があったというもの。料理は一品ずつ運ばれるというより、ある程度まとめて出てくる感じ。食後に「コーヒーはいかがですか?」という嬉しいお尋ねに思わずコクコクと頷きまして・・・ありがたく頂戴しました。
浴衣は1枚ですが、「湯上り着」なるワンピース(検査着っぽい?)が用意されていて、これもありがたいサービス。ライトアップされた平戸大橋と平戸城を眺めながら夕涼み。
朝食はレストランでいただきます。これまた朝からたっぷり。そしてまたまたコーヒーをリクエスト。
<その他>
11時のチェックアウトまでのんびりできます。ほとんど部屋にこもりきりになるので、他のお客さんを気にしなくてよいですし、大型旅館の多い平戸には貴重な存在ではないでしょうか。チェックアウトの精算をして驚いたのはコーヒーがすべてサービスだったこと。これだけのお料理をいただき、よい温泉を楽しみ、2万から2万2千円・・・十分に満足しました。唯一つ残念だったのは、隣のお風呂?の排水音がうるさかったことです。(2004/05)


各部屋の玄関をつなぐ渡り廊下。 「秋桜」の和室 「秋桜」の洋室。和室との間に襖は無く、籐の間仕切りが置かれている。椅子のセット、14インチくらいの液晶テレビもある。 部屋露天。外廊下側に作られているので眺望はなし。
夕食。先付け、お通し(ゴマ豆腐)、地ダコの麹漬け、吸い物、向う付(ヒラマサ・真鯛・・・うまい!)。このほか桜鯛の大和蒸し、海鮮和風グラタン、イカの白子など。一品一品は美味しいですがちょっと多いです。 本日の活き造り。ひらめ!写真は4人前。ぷりっぷりで超美味!伊豆あたりで食べられるものとはちょっと違ってました。 平戸牛のサイコロステーキ。ガーリックが効いていて・・・がしかし、すでにお腹イッパイ。 ちょっとぴんぼけですいません。カジキマグロのづけをピリカラサラダにしたもの。
揚げ物、鯵のすり身のオオバ巻きや、湯葉・ししとうなどをトマトソースで・・・いやいやホントにお腹イッパイで入りません。個人的には塩の方が食べやすかったかも。
このあと山菜御飯・香の物・味噌汁、そしてイチゴ・アイスクリーム・ヨーグルトケーキ?のデザート。はぁ〜苦しい・・・・。
朝食。焼き魚・玉子焼き・和え物・茄子の揚げ煮・茶碗蒸し・イカ刺し(美味)・のりの佃煮・豆腐・イセエビの海鮮味噌汁。これまた朝からすごいボリュームでした。


宿名 彩月庵
住所 長崎県平戸市戸石川町長者原178-1
電話 0950-21-8811
客室数 7
チェックアウト 11:00
食事場所 夕:部屋 朝:レストラン
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