2001/09
標高2000メートルの美ヶ原にあります。宿まで車の乗り入れは禁止されていて、途中の駐車場で送迎バスに乗り換えます。ビーナスラインから入るか松本駅方面から入るか2つの方法があり、どちらも宿手前の駐車場に迎えに来てくれます。雲上の1件宿で一見は山小屋風(最初に見たときはこれかい?って思いましたけど)ですが、景色・環境がご馳走です。宿の入り口で靴を脱いで鍵の壊れた下足箱に自分の靴を入れると、宿の方がお部屋まで案内してくれます。部屋は和室のみ、和室+ベッドがあり、改築後ということで部分的に綺麗だったりちょっと古かったりしますが。窓を開けてビックリ・・・こんなに物音がしない空間が存在するのかと思うほど静か。目の前には牧場、遠くにアルプスの山々が望めます。のどかです。 大浴場は同じ景色が望める展望風呂。設備は普通です。露天は別の場所にあります。これがちょっと面白くて、脱衣所と湯船と洗い場が一緒になっていて、家族露天みたいな感じ。不思議な気分でしたがそれなりに気持ちよかったりして。 食事はレストラン。まったく期待していなかった(山の上だし・・・ねえ?)のに、思ったより美味しい料理が出ました。もちろん山の幸が中心ですが鯉のカルパッチョや肉の陶板焼きなど、味付けが美味しい。土瓶蒸しだけはちょっと・・・無理があるかなと。 9月初めに猛暑の東京を出て行ったのにホテルの夜は吐く息が白いくらい。天体観測ツアーをホテル主催で行っていましたが、あまりの寒さに参加する気が失せてしまいました。部屋の外は月明かりだけ。そして目が覚めると一面のすばらしい雲海。まさに雲上の宿です。このホームページの表紙を飾っているのはその時に写したものです。この景色を味わうだけでも十分に価値のある宿。宿の方はは若い方ばかりで(学生風?)テキパキと真面目に働く姿が気持ちよかったです。(2001/9) |
部屋から見た早朝の雲海。朝6:00!晩夏のころに見られるとのこと。手前は牧場、遠くに富士山が顔を出している。 | 王ケ頭ホテルの全景。ホテルというよりは山小屋という感じ。内部は部分的に改装されていて、綺麗・・・なところもある。 | 駐車場とホテルをピストン輸送してくれる送迎バス。道が道なので乗り心地はかなりのもの。妊婦にはお薦めできない。駐車場は携帯電話がぎりぎりで圏内。公衆電話も設置されている。電話で連絡すると迎えに来てくれます。 |
宿名 | 王ケ頭ホテル |
住所 | 長野県松本市入山辺美ヶ原王ヶ頭8964 |
電話 | 0263-31-2751 |
客室数 | 64 |
チェックアウト | 10:00 |
食事場所 | 夕:レストラン 朝:レストラン |
その他 | |
耳寄り | 駐車場から20分くらい山を登ると王ヶ鼻という尾根の突端あり。足元がすくむ |