武蔵野別館(宿情報・感想)

宿名 武蔵野別館
住所 神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下425-1
電話 0460-2-4341
客室数 21
チェックアウト 10:00
食事場所 夕:部屋 朝:部屋
その他
耳寄り 湯上り処に薬草茶有り、夜はラーメンコーナーに変身


箱根・宮ノ下から少しあがったところにあります。雑誌などでよく見かけるイメージとはかなり違った宿の外観・・あれ?間違えた?と思うくらい。良く見る写真は改築した大浴場の外観だったと後になって判明。それはともかくちょっと古びた鉄筋の宿で、入り口を入ると・・・まあ普通のロビーです。「こちらでお待ちください」と言われて正面に大きなスクリーンがあるところへ。さあてイップク・・・と思ったら「いつでもお部屋にご案内できますので」と言われ、そのまま横で立っている係りの方。「早くして」という感じがしてしまい、慌てて立ち上がる。館内は全て畳敷き(エレベーターの中まで畳!)。部屋の中は少々古びた感じで開かない窓があったり、お世辞にも綺麗とは言えない。部屋風呂は昔風のタイル張りで古くて寒々しく、入る気持ちになれなかったです。二家族2部屋で宿泊しましたが、食事の部屋はこちらで・・と一方的に決められてしまった。大浴場は増設したせいか階段を上ったり下りたりして到着(ちょっと遠い)。冬だったせいか風呂場の室温が低く、身体を洗っているとやや寒さを感じるくらい。露天は内風呂から外階段(1段壊れていて裸足で暗いので危ないと思った)で。木樽で3人くらい入れる大きさ。お湯があふれて気持ちいい。自家源泉を持つだけに湯量は豊富なようです。眼下に箱根登山鉄道が見えます(向こうからは見えないと思うけど・・・)。湯上りどころは山に向かってカウンターテーブルが設置されていて足を落とせる作り。薬草冷茶を出してくれますがなかなかいい感じ。ビールも注文できます。夜はラーメンコーナーになるそうな。
食事は味・量ともに満足。天ぷらは冷めてましたが、全体には美味しかった。
ただ、ベテランの仲居さんに仕切られっぱなしで、朝食の時間についても「○○時でよろしいですね」と一方的に指定されてしまった。チェックアウトの精算も部屋で行う方式で、食後にバタバタと出入りがあります。昔ながらのしきたりが残っている宿という感じで、こうした習慣を望んでいない方にはあまりお薦めできません。(2002/1)

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