御宿 かわせみ(宿情報・感想)

宿名 御宿 かわせみ
住所 福島県福島市飯坂町字小川端2-14
電話 024-543-1111
客室数 12
チェックアウト 11:00
食事場所 夕:部屋 朝:部屋
その他 温泉ではありません


飯坂温泉のはずれに位置する高級旅館でございます。玉砂利の入り口は派手な看板などなにもなく、茶室の入り口のような雰囲気。高そうな鯉の泳ぐ池を左に見ながらロビーへ。小錦でもすわれそうな幅のある椅子に腰掛けチェックインの手続きです。お抹茶と和菓子をいただきつつ、おしぼりで顔を・・・拭きませんけど。部屋は二間続きで広縁なし。露天風呂つきのお部屋もあります・・・高いけど。縁側風にベランダのようなものができていて、陶器の椅子が置いてあります。(長く座るとお尻が痛い)眺望は眼下に広くゆったりと流れる川、向こうには町並みと高速道路までちらりと見えてしまいます。大浴場は客室数からしたら十分な広さ。ただし温泉ではないとのこと。まあ、特に感動するという感じのお風呂ではありません。露天は「池タイプ」、少々温度がぬるく屋根なしですが塀に囲まれているので眺望は悪いです。液晶テレビつきの低温サウナ・・・というのに期待していたのですが・・・テレビといっても超小さいので(カーナビくらい?)見難いのと、低温すぎて汗が一適も出てきません。このサウナは露天風呂の横に並んで建っている、見た目は釜のような建物にあります。大浴場を出るときに自分の部屋名が入ったスリッパであることに気が付き、チャックインしたときは何も書いていなかったはず・・・と思ってお聞きしたところ、部屋でスリッパが交換されているそうです。部屋名が入っているとお風呂を出るときに「マイスリッパ」という感じがしてなかなかいいものです。それにいつの間にかスリッパが揃えられている。こういうところは流石です!その後湯上り処・・・というよりもヨーロピアン家具の置かれている洋間へ行くとジュースが置いてあります。風呂上りにはちょと甘すぎる感じのジュースでした。
さて評判高いお食事です。贅沢な素材を使って、一品一品丁寧に作られていて、それはそれは上品な味。地の物を使うよりもその時に手に入る美味しい食材を産地から取り寄せている・・・そんな感じでしょうか。美味しいお酒を飲みながらゆっくりと食事を味わいたいという方にはお薦めですが、早食いの人・大食いの人には全く不向き。朝食ももちろん美味しかったです。食後にはコーヒーまで付いてます!
食後に布団を敷いてくださる時に、居場所がなくてロビーまでお散歩。朝も同じ状態でした。というのも本間に布団を敷くのですが、押入れが次の間にあるので、部屋の隅っこに立っているしかないのです。やっぱり広縁が欲しい・・・。朝食後に「のどが渇いた」と思ってお茶を飲もうと思ったらすべて片付けられていて、それも叶いませんでした。
こういった高級旅館は慣れていないと疲れます。細かい気遣いは沢山あるのに、何故か疲れる・・・おそらくのんびりとくつろぐというタイプの宿ではないのでは、と感じました。(2001/5)

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