松本から安房トンネルを抜けて、平湯温泉を通過、最も奥にある新穂高にあります。新穂高ロープーウェイに向かう道に面した建物で、入り口にはお出迎えの係りの方がいらっしゃる。吹き抜けの玄関は「おお飛騨!」という感じで重厚間のある作り。ただし建物は鉄筋で、部屋も特徴の無い普通の和室。部屋からの眺望は今一つで、遠くに北アルプス、眼下に鎌田川(私が行ったときは河川工事中でうるさかった)は見えますが、窓から真下を見下ろすと近隣の家の裏庭が見えてしまったりして。おまけに面している道路に結構車が通るので、しずかな山の宿とはイメージが違います。総檜作りの大浴場は設備も整って気持ちがいいです。大浴場に接する露天は少々狭くて囲いの中という感じで開放感はあまりない。
食事は朝夕とも個室レストランで。飛騨牛のステーキなど地元の味が出ます。なかなか美味。98年建築の新しい宿なので全体に綺麗で気持ちがよいです。特に滝のある池に面したラウンジが和風モダンの落ち着いた雰囲気。隣に囲炉裏の間もあり、落ち着いてコーヒーーを味わえます。このラウンジ以外は可もなく不可もなく、特に印象に残る宿ではなかったです。(2001/8) |
|