信州・山田温泉にある老舗旅館。ロビーは山に向かって座るカウンターがありそこでチェックイン。実はチェックインタイムより少し早めに着いてしまいそこでしばし待つことに。3時ちょうどになると音楽が流れて、カウンターに待たされていたお客さんに一斉にお抹茶と和菓子が出されます。異様な感じでしたけど。そしてお部屋への案内が始まります。部屋は和室と月見台、小さな茶室風控えの間付き。正面は山の斜面で眼下は渓谷と開放感あり。部屋に案内してくれた係りの方がお茶を入れてくれ、一通り説明が終わって帰りました。ほっとしてお茶をいただいていると、おもむろにベテラン風の仲居さん登場。「先ほどは失礼しました」と言われ「は？」ってな感じ。「研修中の若いのもがお世話をいたしましたが失礼はありませんでしたか」と。そんなことで何回も入ってくるなよ〜。
大浴場も部屋と同じで渓谷向き。石造りの露天は渓谷にせり出すような感じで開放感たっぷり。ところが脱衣所に洗面所はあるのですがドライヤーがないことに気づき、良く見ると「外の洗面所に設置あり」と書いてある。風呂場を出てから外の洗面所に行ってドライヤーを使用。もちろん椅子も無くなんだか落ち着かないけど・・・。
食事は専用個室です。なかなかリッチな感じで落ち着けます。名物「ポンポン鍋」（串揚げです）や信州の幸が並びます。美味しくいただきました。
こちらの宿に限ったことではありませんが、私はチェックアウトの精算を部屋でしてくれることをありがたいとは思いません。朝食後に出発の準備をしているところへ（今回はなんと着替えているところに「失礼します」といって入って来ました）、お金を出して慌しくするのはどんなもんでしょうか。ゆったりとくつろぐという気分にはなれない御宿でした。（2000/9） |
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