桐朋会会員の皆さまへ

CD『カンタータ 大いなる故郷石巻』 
で大震災復興のご支援を!

元桐朋女子中高校長 佐藤晃一先生 寄稿


 去る3月11日に東北3県並びにその近県を襲った大地震。その地震が誘発した大津波。そしてその両者によって崩され壊されて広範囲に放射能を撒き散らすことになった福島第一原子力発電所の事故(否、大事件!)。

 あの日からすでに4カ月以上経た今も、依然として「復旧・復興」に明るい兆しや勢いが見えてこない現実について、今、ここでは触れることをせずに、標題の「ご支援」について、思うことを述べさせていただき、皆さまのご支援を広く強くお願い申し上げることにいたします。

 標記のCD『カンタータ 大いなる故郷石巻』(頒価2千円)は、1973年、宮城県石巻市市制40周年を記念して作詩作曲され、同年11月に石巻市民会館で挙行された記念式典の場で演奏された時のマスターテープを、この度初めてCD化したものです。演奏はコバケンこと小林研一郎指揮の東京交響楽団。ソプラノが伊藤京子、バリトンは友竹正則、詩の朗読が山内明です。

 今ここで皆さまにお願いする訳は、この作品がいろいろな意味で「桐朋」と深い関係があると思うからです。その訳をここで全部紹介すると(ただでさえ私の話は長いようですので)紙面が尽きてしまいますので簡単に申しますと、まずこの作品の作詩者石島恒夫氏(故人)のご次男石島正博氏は現在桐朋学園大学音楽学部(桐朋音大)作曲科教授。また作曲者小杉太一郎氏(故人)のご長女椎名早苗さんは桐朋女子中高卒業生(旧姓小杉・36期)で、さらに彼女のお嬢さんが、現在、桐朋女子中高に在学中(高三・緑)です。そして、石島氏も小杉氏も石巻のご出身です。

 石巻といえば、わが桐朋女子中高教育の根幹を固めて下さった生江義男先生(故人)をはじめ、(生江先生の石巻中学教員時代の教え子でもあられた)千葉ひろし先生や亀山慶一先生(故人)の故郷です。もちろん先生方は作詩者、作曲者ともご親交厚く、とりわけ作曲者小杉氏のご尊父小杉勇氏(故人・昭和初期に一世を風靡した映画スター)は生江先生ときわめてお親しい間柄で、生江先生の還暦記念に作られた小冊子『ゲホ』に祝辞を寄せられたこともありました。

 この度、東北地方が大震災に遭遇し、目を覆わんばかりの惨状に接した卒業生の椎名さんが中心になり、「復興支援に僅かでもお役に立てれば」の思いで踏み切った行動が「表記の作品のマスターテープをCDに起こして頒布し、その全売上益を復興支援金として被災地に寄付する」ことでした。

 という訳で、桐朋女子中高をご卒業なさった皆さまにおかれましても、ぜひご支援いただきたく、ここにお願い申し上げる次第です。CDの購入は、例えば紀伊国屋やヤマハ等でもできるようですが、確実な方法としては

「伊福部昭(いふくべ・あきら)公式HP
http://ifukube-officelive.com/default.aspx

から「東日本震災復興支援」をクリックする方法をお勧めします。

 もちろん、椎名さんを直接ご存じの方は、彼女にお電話やメールをして頂ければ、彼女のやり方で手配をしてくれるでしょうし、そこでのやりとりそのものが、彼女に元気と勇気を与えることにつながるに違いありません。

 以上、桐朋会役員会のご厚意で、このような駄文を桐朋会HPに掲載していただけることに感謝しつつ、改めて、皆さまのご支援をお願い申し上げる次第です。

どうぞよろしくお願い申し上げます。



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