●出版 小学館
●定価 2700円(税別)
●乳シズム ★★★
●撮影 西田幸樹

『Squall』 小向美奈子写真集


 

 
REVIEW

 2001年、小池栄子とともにブレイク中の小向美奈子。
 その彼女の、3rd写真集です。
 内容は、3部構成。
 1部・ホノルル編。
 2部・小樽編。
 3部・ホーチミン(ベトナム)編。
 構成比は、1:1:2。
 即ち、ホーチミン編が最も多いわけで、実にページの半数を占めます。2001年度では一番の注目株だけに期待したのですが……。
 あら?
 ちょっと、空振り。
 被写体自体は悪くないです。小向美奈子そのものはかわいくてよろしい。
 しかし。
 小樽編なんか、風景の中に彼女を置いてみよう、なんかしてないかい? フェティシズムはどこへ行った?
 最もビキニが期待できるホノルル編でも、いいのは馬とのカットのみ。
 あとは……凡庸に乳に対してシャッターを切っていないかい?
 ……少々失望であります。
 それでも、萌えるカットはある。
 ホーチミン編、黒いトップスを着て寝転がっているカットは、「う〜ん、美奈子ちゃんっておっきい!」と思えるいい乳っぷりであります。
 廃墟でのビキニも、その場とのコントラストがなかなか萌えますが、それにしても、スコールの中での彼女、とか、ベトナムの民族衣装・アオザイを着てみた彼女、なんかを撮りすぎているきらいがある。
 今回のテーマは、きっと様々な場所での「小向美奈子」だったのでしょう。
 決して噴飯物でもありませんし、卓袱台返しをしたくなる内容ではありませんが、乳シズムを求める者には、肩すかしになりそうです。
 

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