◆モザイクという文化 2004.1.2
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性器にかけるモザイクというのは、恐らく文化あるいは様式である。もしその文化、あるいは様式を知らない人たちが初めて目にすれば、きっと滑稽と感じて笑い転げるだろう。なぜ肝心のところにこんな変なものが掛かっているんだ、と指差して。文化というのはそういうものなのだ。たとえそれが正当な理由を持つものであれ、まったくその文化を共有しない人たちから見ると、滑稽に映ってしまうのである。事実、南太平洋の人たちは、我々が正常位と呼んでいるセックスの体位を見て、「あれじゃ女がつぶれちまうぞ」と笑い転げたという(だから、彼らは、正常位ではなく宣教師スタイルと呼んでいる)。 |