◆2000年のメルクマール 2001.8.06
   
 メルクマールとは、指標のこと(多分)。
 今回は、ただの列記です。
 これは2000年を象徴するものだ、と思えるものを恣意的に並べてみました。
 2000年は、女性がオリンピックで活躍するも、ゲームバブルが後退し、政治というオジサン社会に怒り、呆然とした年でした。中年のロマンティシズムと、だら〜っと享楽的雰囲気が加速した年であったようにも思います。
●<政治>小渕首相死亡
 経世会政治、終了。
●<政治>森政権「神の国」発言、最悪の支持率
 誰もが森さんに呆れた。
●<報道>マスコミVS官邸、大戦争
 新人番記者との低次元の闘争。
●<金融>二千円札、流通せず
 昭和40年代から続いてきた政府主導型の経済政策も、限界?
●<事件>そごう倒産
 第一波・山一証券倒産、第二波・日産大規模リストラに続く不況第三波。
●<事件>17才少年バスジャック
 17才がキーワードに。マスコミが騒ぎ立てたが、コメントを求められた心理学者は、しごくつまらない共同体的な回答を提供。いつだって、真相=深層は、マスメディアの網からすり抜ける。
●<事件>コンコルド墜落
 スポーツでは強かったフランスも、ご自慢の国民的飛行機は失墜
●<スポーツ>オリンピックにて、高橋が日本女子マラソン初の金メダル
 35キロから独走を続ける彼女の姿に、思わずうるうる来た人も。
●<スポーツ>オリンピックにて、柔ちゃんが初の金メダル
 三度目の挑戦で、ようやく金。
●<スポーツ>柔道100キロ超級、篠原大誤審で銀メダル
 わたしは、これでオーストラリアが嫌いになりました。
●<スポーツ>佐々木、メジャーへ
●<服>フリース、大流行
 だぼっと着られるルーズな感覚が受けた?
●<靴>ミュールがOLに流行
 突っかけ感覚、女性を足元から微小解放か? 
●<言葉>「おっはー」流行語に
 これまたダラダラ感覚?
●<映画>『バトルロワイアル』、国会で問題に
 少年犯罪に社会が過剰反応。
●<歌>サザンオールスターズ「TUNAMI」289万枚セールス
 メモリアルイヤーには、べたなラブソングが似合う? わたしは結構好きです。柄谷行人が言うように、極限状況(たとえば20世紀最後の年)というのはロマンティックなものなのです。
●<ダンス>「パラパラ」流行
 少女的享楽。その裏に、アイデンティティの空洞?
●<遊び>エキサイトスタジアム発売
 単にわたしがはまっただけです。
●<ゲーム>プレステ2、発売
 ハード暴走。売れはしたが、誰もついて来る者はなかった……。
●<ゲーム>DOA2発売
 乳揺れゲーム、メジャー化。と同時に乳揺れ度縮小。まるで売れてきたグラビアアイドルのような転身。
●<ゲーム>ドラゴンクエスト7発売も、バグ発生
 ゲームバブル後退を暗示?
●<エロゲー>『Air』発売、10万本突破
 エロゲーソフトは、めちゃ売れるか、全然売れないかの二極化へ。
●<グラビア>酒井若菜、川村亜紀ブレイク
 読みどおり。愛らしい顔と巨乳は、女性が猛々しくなって異性ストレスを感じている現代の男性には、癒しとなるのでありましょうか。
 少女的なるものと、肉体的成熟とをともに求める社会とは、何でありましょうか。
●<グラビア>乙葉、小向美奈子登場
 巨乳幻想は、さらに低年齢化。
●<グラビア>青木裕子引退
 90年代的ロマンティシズムとともに、永遠の爆乳アイドル引退。
●<声優>塩沢兼人、急逝
 バオーさん、わたしはあなたを忘れはしない。
 壺の名台詞を残した名優、不慮の突然死。もっと声を聞きたかった……。こうやってまた非実力的声優の割合が多くなっていく……。
   
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