◆それでも男か! 99.8.1
昨日のカラオケのこと。
池袋のセガカラに、四人組がそろそろとエレベーターを降りて近づいて来た。女1名、男3名。その手の人間らしい。バンダナを頭に巻いているやつもおる。
レジに近づくと、もやしみたいに細い男が女をつついた。女、むっとした表情。
なに?
女に予約させるのか? 野郎が3人もおって。
あとの2人は知らん顔や。全員、うまい具合に距離を置いて面倒なことに関わらんとこうとしている。女は仕方なさそうにレジに寄り、部屋の予約を始めた。
「セガカラのあるところってどう書けばいいんですか?」
女が店員に聞いた。4人でアニメソングを歌いに来たようや。
「何時間にする?」
女が尋ねると、バンダナ男は答えた。
「2時間でいいんじゃないの?」
ブチッ!
おれは切れた。
野郎が3人もいながら、面倒くさいことは女に任せるんか! 女はおまえのママか! おまえら、男やろう! 男やったら予約ぐらいやらんかい! それでもおまえらキン●マついてんのか!
その上「いいんじゃないの?」とはなんだ。まるっきり他人任せの台詞ではないか。その裏にあるのは、おれはなにもしたくない、ただ歌いたいだけ、店員さんと顔を突き合わせて予約用紙に書き込むなんて面倒くさいことをするのはいやだから、きみぼくのママやってよ……。
ふざけるな! バンジージャンプ三十回やってこい!
まあまあ、興奮しなさんな、と人はおっしゃるかもしれん。
はい、すみません、ちと興奮しすぎました。ちょうど目の前に牝馬がおったもんで……ってそういうボケかましとる場合やなくてやな、おれはな、こう言いたいんよ。
女が1人。
男が3人。
その状況で、面倒くさいことを女に任せるのが男か? 女の子はな、男がいやがることをなんでもしてくれる、都合のいいメイドさんとは違うんやで。もっと自立せい。自分から動け。他人に解決してもらおうとするな。それがいやなら、ママといっしょにカラオケ行ってこい!
以上、状況終了。
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